オランダ代表、W杯メンバー26人を発表 日本代表と同組で激突へ
サッカーのオランダ代表が、ワールドカップに臨む26人の代表メンバーを発表しました。主将のフィルジル・ファン・ダイク、中盤の要であるフレンキー・デ・ヨングら、おなじみの主力が順当に選出されています。また、一次リーグ(グループステージ)では日本代表と同組となっており、欧州屈指の強豪と日本がどのような試合を見せるのか、大きな注目が集まっています。
一方で、オランダの有力紙ADは、エース格のメンフィス・デパイ、新鋭MFウィッファー、アタッカーのクルーイフェルト、DFステファン・デ・フライ、DFティンバーに関する「重大ニュース」を報じており、代表メンバーやチームの戦い方に影響を与える可能性が指摘されています。
さらに、戦術面では「オランダ代表は日本代表を崩し切れないのではないか」という見方も紹介されています。日本が得意とするローブロック(自陣深くに構える守備ブロック)と、オランダの高いボール保持率のスタイルがぶつかったとき、どちらに軍配が上がるのかが大きな焦点です。
オランダ代表26人発表の概要
今回のオランダ代表発表のポイントは、まず主力級がしっかり顔をそろえたという点にあります。守備のリーダーであるファン・ダイクは、チームのキャプテンとして当然の選出。中盤では、バルセロナなどで活躍するデ・ヨングが攻守の要として期待されています。
また、近年のオランダ代表は、ベテランと若手がバランスよく共存するチーム構成が特徴です。経験豊富な選手が守備やゲームコントロールを担いながら、前線にはスピードとテクニックを兼ね備えた選手が多く、攻撃のバリエーションが豊富です。
- 守備陣:ファン・ダイクを中心に、空中戦・対人守備に強いセンターバックがそろう
- 中盤:デ・ヨングのようなビルドアップ能力の高い選手がゲームを組み立てる
- 攻撃陣:個の打開力とスピードを持つアタッカーが多く、カウンターも得意
このように、オランダは「守れて、つなげて、速く攻める」ことのできる、非常にバランスの取れた代表チームと言えます。
AD紙が報じた「重大ニュース」 メンフィス・デパイら5選手の動向
オランダの有力紙ADは、今回の代表発表と同じタイミングで、5人の選手に関する「重大ニュース」を報じました。取り上げられたのは、以下の選手たちです。
- メンフィス・デパイ
- ウィッファー
- クルーイフェルト
- ステファン・デ・フライ
- ティンバー
詳細な内容については記事ごとに異なりますが、一般的にこうした報道は、
- ケガの状態やコンディション
- 代表での序列やポジション争い
- クラブでの状況が代表に与える影響
といったテーマが中心になります。これら5人はいずれも、オランダ代表にとって重要な役割を担うことが期待されている選手です。そのため、状態次第では、チーム全体の戦い方が変わってくる可能性があります。
鍵を握るメンフィス・デパイの存在
なかでも特に大きな注目を集めているのがメンフィス・デパイです。デパイは、
- 前線でボールを引き出し、タメ(時間)を作れる
- 強烈なシュートとセットプレーを持つ
- 1人で局面を打開できるドリブル・テクニックがある
といった特徴を持ち、オランダの攻撃をけん引してきたエース格の選手です。もしコンディション不良やケガなどで万全でない場合、オランダは前線での「決め手」を欠くことになり、ボールを持っても最後の局面で崩し切れない場面が増える可能性があります。
逆に、デパイが好調であれば、
- 個人技で日本の守備ブロックをこじ開ける
- 遠目からのミドルシュートでゴールを狙う
- ファウルを誘って、危険な位置でのFKを得る
といったプレーが期待され、日本代表にとっては非常に厄介な存在となるでしょう。
デ・フライ、ティンバーら守備陣への注目
DFのデ・フライ、そしてティンバーも重要なピースです。オランダは伝統的に、
- 後ろからしっかりパスをつないでビルドアップする
- ラインを高く保ち、コンパクトに守る
というスタイルを好みます。そのため、センターバックやサイドバックには「守るだけでなく、ボールを運び出す力」も求められます。
もしこのポジションに主力の離脱やコンディション不良が出ると、
- ビルドアップの精度が落ちる
- 日本のカウンターに対して、後ろのスペースをケアしきれない
といったリスクも生まれます。日本としては、オランダ守備陣のメンバー構成や調子をしっかり見極め、カウンターの狙いどころを探る必要があります。
オランダの「ボール保持」と日本の「ローブロック」
戦術的な大きなテーマとして語られているのが、「オランダ代表は日本代表を崩し切れないのではないか」という視点です。ここでは、オランダと日本のサッカースタイルの違いを、かんたんに整理してみます。
オランダ代表の特徴:高いボール保持とポジショナルプレー
オランダ代表は、
- ボールを長い時間キープする
- ポジションチェンジをしながら、相手の守備を動かす
- サイド攻撃や中央の崩しを使い分ける
といったポジショナルプレーをベースに戦います。中盤から後ろにかけてパスがつながり、相手を押し込みながらゴール前に迫っていくのが基本的な形です。
このスタイルは、
- ボールを持つ時間が長く、試合をコントロールしやすい
- 相手の体力を削り、終盤にチャンスを多く作れる
といったメリットがありますが、一方で
- 相手が自陣深くにしっかり引いて守ると、スペースがなくなる
- 最後の一押し(ゴール前の崩し)が難しくなる
という弱点もあります。そのため、「ローブロック」を敷くチームとの相性がポイントになります。
日本代表のローブロック:自陣に構えてカウンターを狙う
ローブロックとは、守備ラインを自陣深くに設定し、コンパクトにブロックを作ってゴール前を固める守り方のことです。日本代表は、相手が強豪であればあるほど、
- 無理に前から奪いに行かない
- しっかりと自陣にブロックを作る
- 奪った瞬間に、素早いカウンターを仕掛ける
という戦い方を選ぶことが多くなってきました。
ローブロックの利点は、
- ゴール前のスペースを消せるので、失点しにくい
- 相手が人数をかけて前に出てくるため、奪ったあとに広いスペースでカウンターができる
という点です。オランダのようにボール保持を重視するチームに対しては、特に有効な戦術とされています。
「崩し切れないオランダ」と「チャンスを待つ日本」という構図
「オランダ代表は日本代表を崩し切れないのではないか」と言われる背景には、こうしたスタイルの相性があります。想定される試合展開としては、
- オランダがボールを握り、陣地の多くを支配する
- 日本は自陣にブロックを敷き、中央を固めてシュートコースを消す
- オランダは左右に揺さぶりながら隙をうかがうが、ゴール前で決定的な崩しに苦戦する
- 日本はボールを奪った瞬間、サイドのスペースへ素早く展開し、少ない人数で鋭いカウンターを狙う
というものが考えられます。もちろん、サッカーは多くの要素が影響するので、必ずしもこの通りになるとは限りませんが、戦術的なポイントとしては非常にわかりやすい構図です。
オランダが日本のローブロックを崩すためのポイント
オランダが日本を崩すためには、いくつかの工夫が必要となります。代表チームが実際にどこまでやるかは別として、一般的なポイントとしては、
- テンポの変化:ゆっくりつなぐだけでなく、一気にスピードを上げて縦パスを入れる
- ポジションチェンジ:前線や中盤の選手が入れ替わりながら、守備側のマークを混乱させる
- ミドルシュート:ゴール前にスペースがないなら、少し離れた位置からでも積極的にシュートを打つ
- サイド攻撃:サイドからクロスを入れ、ファン・ダイクら高さのある選手がセットプレーや空中戦で狙う
といった点が挙げられます。特に、ミドルシュートやクロスからの得点は、ローブロックに対して効果的です。日本としては、これらをどれだけ制限できるかが勝負のカギとなります。
日本がオランダからチャンスを作るシナリオ
逆に、日本代表がオランダの守備を脅かすとすれば、
- オランダのビルドアップ時にプレッシャーをかけ、奪ってショートカウンター
- 自陣で奪ってから、サイドのスペースにスルーパスを送り、一気にゴール前まで運ぶ
- セットプレー(CKやFK)での一発
といった形が中心になると考えられます。
オランダはボールをつなぐ意識が強いため、後ろから丁寧にビルドアップしてくることが多いチームです。その分、パスミスやトラップミスが出た時には、
- ボールの失い方が悪く、一気に背後のスペースを使われる
- 守備陣が高い位置を取っているため、裏のスペースが大きく空く
といったリスクもあります。日本の前線の選手がうまくその隙を突ければ、少ないチャンスでも得点につなげることができるかもしれません。
ファン・ダイクと日本攻撃陣のマッチアップ
守備の要であるファン・ダイクと、日本の攻撃陣のマッチアップも楽しみなポイントです。ファン・ダイクは、
- 1対1の強さ
- 空中戦の圧倒的な勝率
- カバーリングの範囲の広さ
など、世界でもトップクラスのディフェンダーとして知られています。そのため、日本の攻撃としては、
- ファン・ダイクと真っ向から1対1を仕掛けるよりも、ポジションをずらして数的優位を作る
- ファン・ダイクのいないゾーン(逆サイドや中盤のギャップ)を狙う
といった工夫が必要になるでしょう。
デ・ヨングが握る試合の主導権
中盤のフレンキー・デ・ヨングは、ボールを受けて前に運ぶ力や、狭いエリアでのパスワークに優れています。彼が試合をコントロールし始めると、
- 日本は守備の時間が長くなり、体力的にも精神的にも消耗する
- オランダがじわじわと押し込み、ゴール前のシーンが増える
といった展開になりやすくなります。
日本としては、
- デ・ヨングに自由を与えないよう、受ける前からマークを意識する
- デ・ヨングが下がってビルドアップに参加した際、パスコースを限定する
といった対策が必要になります。彼をどれだけ「やりにくく」できるかが、守備の重要なポイントのひとつになるはずです。
オランダ代表メンバー発表が意味するもの
今回のオランダ代表26人発表は、日本にとっても大きな意味を持ちます。どの選手が選ばれ、どのポジションにどのようなタイプの選手がいるのかを分析することで、
- オランダが得意とする攻撃パターン
- 守備での弱点となり得るポイント
- 試合の流れの中で狙うべき時間帯やスペース
をあらかじめイメージしやすくなるからです。
また、AD紙が報じたデパイ、ウィッファー、クルーイフェルト、デ・フライ、ティンバーに関するニュースは、「誰がどのコンディションで大会に入ってくるのか」を考えるうえで、重要な情報となります。大会が進むにつれて、これらの選手の状態や起用法にも注目が集まっていくでしょう。
日本としては、相手をリスペクトしつつも過度に恐れず、
- ローブロックをベースにした堅い守備
- 少ないチャンスを生かす鋭いカウンター
という自分たちの強みをしっかり発揮できるかどうかが勝負どころになります。世界トップレベルのオランダ代表との対戦は、日本代表にとっても大きな挑戦であり、同時に大きな成長の機会となるはずです。



