日産『ムラーノ』、米国から日本上陸 グローバル本社ギャラリー展示と、日本導入のポイントをやさしく解説
日産自動車の米国製SUV「ムラーノ(MURANO)」が、日本市場に正式導入され、横浜の日産グローバル本社ギャラリーで期間限定展示が行われています。2.0リッターVCターボエンジン搭載車が日本初登場となるほか、価格は796万4000円と発表され、大きな話題となっています。
米国製SUV「ムラーノ」とは?その特徴をおさらい
ムラーノは、日産が米国で生産しているミドルサイズSUVで、堂々としたボディと流麗なデザインが特徴のモデルです。
アメリカ市場を主なターゲットとして開発されているため、車格や存在感、装備内容なども「アメリカンSUVらしさ」を色濃く備えています。
今回日本に導入されるムラーノは、米国テネシー州・スマーナ工場で生産されるモデルで、日本仕様としては4WDの「SV」グレードのみが用意されています。
上級志向のSUVらしく、内外装とも質感の高い仕立てとなっており、日常の移動からロングドライブまで、ゆとりある走りと快適性を重視したモデルです。
日産グローバル本社ギャラリーでの展示概要
今回のムラーノ日本導入に合わせて、横浜・みなとみらいにある日産グローバル本社ギャラリーでは、期間限定の特別展示が行われています。
展示は2回に分けて実施されるのがポイントです。
- 第1弾展示:2026年6月4日(木)~6月9日(火)
- 第2弾展示:2026年6月24日(水)~展示終了日程未定
第1弾は、発表直後のタイミングで行われる短期展示で、最新モデルをいち早く見たい人に向けたお披露目の場となっています。
第2弾は、終了日が未定とされており、ある程度長い期間にわたって展示される見込みです。
都合により、展示日程や展示状態は予告なく変更される場合があると案内されていますので、訪問前に最新情報を確認しておくと安心です。
また、ムラーノの展示は横浜だけでなく、日産大阪販売 ららぽーと門真店でも行われます。こちらは2026年6月11日~6月22日の予定となっており、関西エリアのユーザーにとっても実車を確認する貴重な機会となります。
日本導入を実現した新制度「米国製乗用車の認定制度」とは
今回のムラーノ日本導入は、2026年2月に国土交通省が創設した「米国製乗用車の認定制度」を活用することで実現したと説明されています。
この制度により、米国規格で生産された乗用車を、日本の基準に適合させた形で導入しやすくなり、輸入にかかわる手続きや認証のハードルが下がったことが背景にあります。
ムラーノはまさにその制度を活かした第1弾的な存在
グレード構成と価格:4WD「SV」グレードのみ、796万4000円
日本市場に導入されるムラーノは、4WDの「SV」グレード1本に絞られており、価格は796万4000円と発表されています。
ミドルサイズSUVとしては高めの価格帯ですが、装備内容や車格、米国生産の輸入モデルであることを考えると、プレミアム寄りのポジションを狙った設定といえます。
なお、ムラーノは米国生産モデルであり、輸送や生産枠の関係から、納車までに時間を要する点も案内されています。
現時点では、「7月までに注文した場合、2027年2月ごろの納車」とされており、ある程度長期の納車待ちを前提とした購入検討が必要です。
日本初導入の2.0リッター「VCターボ」エンジン
今回のムラーノで大きな注目を集めているのが、2.0リッター「VCターボ」エンジンの搭載です。
このエンジンは、可変圧縮比機構を備えた日産独自の技術を採用しており、効率とパワーを両立させることを狙った最新ユニット
これまで日本市場では、同じVCターボがインフィニティブランドなどを中心に海外向けで先行展開されてきましたが、2.0リッターVCターボを搭載したSUVが日本で正式に販売されるのは今回が初という位置づけになっています。
ターボチャージャーにより力強いトルクを発揮しながら、走行状況に応じて圧縮比を変化させることで燃費効率の最適化を図る仕組みが特徴です。
SUVとしてのボディサイズや重量をしっかりと受け止めつつ、日常域でも高速走行でも扱いやすいパワー特性が期待されており、「快適さ」と「ゆとりある走り」を両立したいユーザーにとって魅力的なパワートレーンと言えるでしょう。
内外装の魅力:アメリカ生まれの存在感あるスタイル
ムラーノの外観は、日産らしいVモーションフロントグリルを取り入れながらも、クーペライクなルーフラインや抑揚のあるボディサイドなど、流れるようなシルエットが印象的なデザインとなっています。
米国市場を意識したモデルらしく、ワイドでどっしりとしたスタンスと、上質感のあるディテールを併せ持っています。
インテリアは、ゆとりある室内空間と、上級SUVらしい素材使いがポイントです。
シートやインパネまわりには落ち着いたトーンの仕上げが採用され、長距離ドライブでも疲れにくい快適性重視の設計
展示でチェックしたいポイント
グローバル本社ギャラリーや、ららぽーと門真店で実車を見られる機会がある方は、次のようなポイントをチェックしてみると、ムラーノの魅力をより実感しやすくなります。
- ボディサイズ感:駐車場や自宅の車庫に収まるか、日常利用のイメージがわきやすくなります。
- シートの座り心地:前席・後席ともに、クッションの硬さやサポート性、足元のゆとりを確認しておきたいところです。
- 荷室の広さ:日常の買い物やレジャー用途で十分な容量が確保されているか、開口部の高さ/幅などもポイントです。
- 内装の質感:実際に触れてみることで、写真では分かりにくい質感やスイッチ類の操作感がイメージしやすくなります。
- 運転席まわりの視界:着座位置の高さやピラーの太さ、ミラーの見え方など、安全性や運転のしやすさに直結するポイントです。
注文受付と今後の動き
日産は、ムラーノの日本市場導入発表と同時に注文受付を開始納車は2027年2月ごろ
また、展示終了日程が未定となっている第2弾展示では、今後の反響や状況に応じて展示内容が変わる可能性もあり、日産としてもムラーノへの関心やニーズを見極めながら、日本市場におけるポジションを探っていくことになりそうです。
米国で磨かれてきたSUV「ムラーノ」が、日本の道路や生活環境でどのように受け入れられていくのか。
最新のパワートレーンである2.0リッターVCターボと、存在感あるデザイン、高い快適性を武器に、日本のSUV市場に新しい選択肢を提示するモデルとして注目が集まっています。



