佐野史郎も魅了された?ドラマ『時すでにおスシ!?』、“鮨アカデミー”セットのこだわりとキャストの化学反応
TBS系で放送中のドラマ『時すでにおスシ!?』が、ユニークなタイトルと温かい人間ドラマでじわじわと話題を集めています。中でも、物語の舞台となる“鮨アカデミー”のセットは、作品の世界観を支える重要な存在として、視聴者と業界関係者の双方から注目を浴びています。本記事では、美術スタッフが語るセット制作の裏側や、益田プロデューサーによる見どころ、さらに5年ぶりのTBSドラマ出演となる丸山隆平さん、そしてベテラン俳優・佐野史郎さんらキャスト陣の魅力をやさしく解説していきます。
“鮨アカデミー”セットに込められた「温かみ」と「白衣装が映える工夫」
『時すでにおスシ!?』の物語の中心となるのが、寿司職人を目指す人々が集う架空の学校“鮨アカデミー”です。このセットづくりに携わった美術スタッフは、「温かみがあって白衣装が映える空間であることが大切だった」と語っています。寿司という題材は、一歩間違えると専門性が高すぎて敷居が高く見えてしまいますが、本作ではあえて“学校”という形にすることで、視聴者が感情移入しやすい場をつくり上げています。
美術スタッフによると、セットのデザインには以下のようなポイントが意識されています。
- 木の質感を活かした内装:カウンターやテーブル、壁材などに木目を多く取り入れることで、教室でありながら「街の寿司店」のような安心感やぬくもりを表現。
- 柔らかい色味の照明:寿司ネタの美しさはもちろん、登場人物の表情や白衣装が優しく浮かび上がるように、暖色系のライティングを採用。
- 実際に使える調理設備:まな板や包丁、ネタケースなどは飾りではなく、演技の中で本当に扱える仕様に。これにより、俳優の所作にリアリティが生まれています。
- 白衣装が映える背景色:壁面や床材には、真っ白ではなく少しトーンを落とした色や木の色を配置し、コントラストで白衣が際立つように工夫。
このようなセットの作り込みにより、画面に映る“鮨アカデミー”は、視聴者にとっても「ちょっと覗いてみたい」「ここで学んでみたい」と感じさせる空間になっています。俳優陣が白衣姿で立ったときのバランスも計算されており、人物と背景が調和しながらも、きちんとキャラクターの存在感が引き立つ画づくりが実現しているのです。
プロデューサー・益田氏が語る『時すでにおスシ!?』の狙いと“丸山隆平登場”の意味
本作のプロデューサーを務める益田氏は、インタビューの中で『時すでにおスシ!?』に込めた思いや、今後の展開の鍵をいくつか明かしています。その中でも注目されるのが、「丸山隆平さんの登場」を意味深に予告したコメントです。
益田氏によれば、『時すでにおスシ!?』は、寿司づくりの技術や職人の世界を描きながらも、根底にあるテーマは“再出発”や“自分の居場所を見つけること”だといいます。年齢や経歴、これまでの失敗にとらわれずに、新しい一歩を踏み出す人たちを描くことで、多くの視聴者が今の自分と重ね合わせられるようなドラマを目指しているそうです。
その中で、丸山隆平さんの登場は、物語に大きな転機をもたらす存在として位置づけられています。益田氏は、「彼が出てくることで、登場人物たちの関係性が一気に動き出す」といった趣旨のコメントを寄せており、単なるゲスト出演ではなく、ストーリー全体を揺さぶる“キーパーソン”としての役割を担っていることがうかがえます。
丸山隆平、5年ぶりのTBSドラマで物語のキーパーソンに
今回大きな話題になっているのが、関ジャニ∞としても知られる俳優・丸山隆平さんが、約5年ぶりにTBSドラマに出演するというニュースです。『時すでにおスシ!?』では、作品のキーパーソンとして登場し、物語の流れを決定づける重要な役どころを任されています。
丸山さんはこれまでも、コメディからシリアスまで幅広い役を演じてきましたが、今回のキャラクターは「一見チャーミングで親しみやすいが、どこか掴みどころのない人物」という設定で、視聴者にとっても“正体が気になる存在”として描かれています。彼が“鮨アカデミー”にどう関わってくるのか、主人公たちの人生にどんな影響を与えるのかが大きな見どころとなっています。
5年ぶりのTBSドラマということもあり、ファンの間では放送前から期待の声が高まっていました。丸山さん自身も、取材で「久しぶりにTBSドラマの現場に戻ってこられてうれしい」といった前向きなコメントを寄せており、作品に対する意気込みが伝わってきます。コミカルな掛け合いの中にも、ふとした瞬間の表情や台詞に深みを感じさせる演技は、ドラマ全体の温度を一段引き上げていると言えるでしょう。
ベテラン俳優・佐野史郎が支える“鮨アカデミー”の説得力
ドラマの話題を語るうえで欠かせないのが、豊かなキャリアを持つ佐野史郎さんの存在です。長年にわたり多様な役柄を演じてきた佐野さんは、本作でも作品世界に重みと説得力を与える重要な立ち位置を担っています。
佐野さんが演じるのは、“鮨アカデミー”という少し風変わりな場を、現実味のある場所として成立させるための要となる人物です。若い受講生たちや、迷いを抱えた大人たちが往来するこの空間で、落ち着いた佇まいと、時に厳しくも温かい眼差しを向ける佐野さんの姿は、視聴者にとっても安心して物語を見守ることのできる“軸”になっています。
また、丸山隆平さんのような中堅世代、そして若手キャストたちとの共演によって、現場には世代を超えた化学反応が生まれています。ベテランが醸し出す余裕と存在感が、まわりの俳優たちの芝居を自然と引き上げている印象で、特に“鮨アカデミー”のカウンターを挟んだ会話シーンでは、静かな緊張感とやさしさが画面越しにも伝わってきます。
佐野さんの出演によって、「ただのグルメドラマ」や「お仕事ドラマ」を超えた、人生ドラマとしての深みが加わっている点も見逃せません。視聴者は、登場人物の成長や葛藤を、どこか自分自身の経験と重ね合わせながら見つめることができるでしょう。
セット×キャスト×物語が生む、“居心地のいいドラマ空間”
『時すでにおスシ!?』が視聴者から支持される背景には、細部まで作り込まれた“鮨アカデミー”のセットと、そこに立つキャスト、そして彼らが紡ぐ物語のバランスの良さがあります。温かみのある空間で白衣装が映え、職人の手元や真剣な表情が丁寧に切り取られることで、視聴者はまるで教室の隅からそっとクラスメイトたちを見守っているような感覚でドラマの世界に入り込むことができます。
丸山隆平さんというキーパーソンの登場により、物語は今後さらに大きく動き出すことが予告されています。そして、その動きをしっかりと受け止め、支える存在として、佐野史郎さんをはじめとした実力派キャストが控えています。コミカルなタイトルとは裏腹に、笑いの奥に静かな余韻を残してくれるのが『時すでにおスシ!?』という作品の魅力と言えるでしょう。
寿司という、いつの時代も愛される食べ物を題材にしながら、「今からでも遅くない」「ここからやり直せる」というメッセージを届けてくれる本作。忙しい日々の中で、ふとテレビをつけたときに、“鮨アカデミー”のあたたかな光景と、白衣に身を包んだ登場人物たちが映し出されると、少しだけ肩の力を抜いてくれるような時間が流れます。これからの展開とともに、セットの使われ方やキャスト同士の掛け合いにも注目していきたいところです。



