エスパルス、国立に帰還 「ここは静岡」の合言葉でサポーターとつかんだ特別な一日
清水エスパルスが、国立競技場で行われた明治安田J1リーグ第18節・ガンバ大阪戦に臨みました。
クラブはこの一戦に向けて「おかえり、国立(ここ)は静岡。」というメッセージを掲げ、国立競技場をオレンジ色に染めるべく、さまざまな取り組みを行いました。
スタジアムイベントやマッチデープログラムの配布に加え、清水サポーターは新幹線を貸し切って現地に向かうなど、クラブとファン・サポーターが一体となって盛り上げた特別な一日となりました。
「おかえり、国立(ここ)は静岡。」に込められた思い
今回の試合で掲げられたキャッチコピーは、「おかえり、国立(ここ)は静岡。」というものです。
これは、国立競技場という特別な舞台を、清水エスパルスとそのサポーターにとっての“ホーム”のような場所にしたい、という願いが込められたメッセージです。
清水エスパルスは、これまでも多くの重要な試合を国立競技場で戦ってきました。
クラブの歴史を振り返れば、国立は節目の試合が行われてきた“記憶のスタジアム”とも言えます。
そうした背景から、クラブはこの試合を単なるアウェーゲームではなく、クラブとサポーターの歴史を共有し、絆を再確認する場として位置づけました。
マッチデープログラムでも、このコンセプトが強く打ち出されました。表紙や特集では、過去の国立での試合や、支えてきたサポーターへの感謝の思いが綴られ、スタジアムに足を運んだファンにとって、試合前から特別な気持ちになれる内容となりました。
マッチデープログラム完成とスタジアムイベント
クラブは、このガンバ大阪戦に向けてマッチデープログラムを制作・配布しました。
プログラムには、次のような内容が盛り込まれました。
- 監督・選手のインタビューや試合への意気込み
- 対戦相手であるガンバ大阪の戦力・注目選手の紹介
- 過去の国立でのエスパルスの試合を振り返る特集
- サポーターのメッセージや応援企画の案内
また、国立競技場の会場内外では、ファン・サポーターが楽しめるイベントも用意されました。
子ども向けの企画や、写真撮影スポット、グッズ販売ブースなどが設けられ、「試合を観るだけではない、一日通して楽しめるスタジアム体験」を目指した運営がなされました。
こうした取り組みにより、初めてスタジアムを訪れる人や、久しぶりにエスパルスの試合を観戦する人にとっても、参加しやすく、雰囲気になじみやすい環境が整えられたと言えます。
清水サポーターが新幹線貸し切り 約1100人がノンストップで東京へ
今回の試合を語るうえで欠かせないのが、清水サポーターによる新幹線貸し切りです。
クラブとサポーターの有志らの呼びかけに応じて、多くのファンが参加し、約1100人が乗車する貸し切り新幹線で東京へ向かいました。
この貸し切り新幹線は、清水エリアから東京までノンストップで運行され、車内は試合前から応援ムード一色となりました。
サポーター同士が交流したり、応援歌を確認したり、国立での応援プランについて語り合ったりするなど、移動時間そのものが“前哨戦”のような盛り上がりを見せました。
さらに、東京から静岡に入るファンの姿もありました。首都圏在住のエスパルスサポーターや、日頃はなかなかアイスタ日本平まで行けないという人たちが、今回の国立開催をきっかけに行動を起こした形です。
これにより、静岡から東京へ向かう人と、東京から静岡を行き来する人が交差するかたちで、エスパルスを軸にした“大移動”が生まれました。
貸し切り新幹線での遠征は、サポーターにとっては費用や時間の面で決して軽い負担ではありません。それでも、約1100人もの人が参加したことは、クラブに対する信頼と期待、そして国立という舞台への特別な思いを物語っています。
アウェー側もオレンジに染めた応援風景
国立競技場では、ホームチームであるガンバ大阪のサポーターに加え、アウェー側にも多くのエスパルスサポーターが集結しました。
貸し切り新幹線組に加え、在京のファンや関東近郊からのサポーターも加わり、アウェーゴール裏やバックスタンドにはオレンジのユニフォームやタオルマフラーが広がりました。
試合前には、大型ビジョンに合わせたコレオグラフィーや、チャントの大合唱が行われ、「ここは静岡」というメッセージそのままに、アウェーとは思えないほどの熱量がスタジアムに満ちました。
こうした雰囲気づくりは、ピッチに立つ選手たちにも大きな後押しとなり、試合への集中力やモチベーションを高める要素となりました。
5/24明治安田J1第18節清水戦 AWAYグッズ情報
ガンバ大阪側は、明治安田J1リーグ第18節・清水戦に向けて、AWAYグッズ情報も発信しました。
対戦クラブのファンが国立競技場に足を運ぶ機会でもあることから、ガンバ大阪のクラブショップやスタジアム売店では、アウェー観戦に適したグッズが準備されました。
アウェーグッズ情報では、主に次のようなアイテムが紹介されました。
- ガンバ大阪のレプリカユニフォームやマフラー
- アウェー観戦向けのタオル、キャップ、バッグ
- 記念となる国立開催デザインのグッズ(缶バッジやキーホルダーなど)
- 応援に便利なフラッグや小物類
これにより、ガンバ大阪サポーターもまた、国立という特別な会場での清水戦を、記念として残せるような形になりました。
スタジアム全体では、ホームの青とアウェーのオレンジが対照的に映え、両クラブのカラーが織りなす鮮やかな光景が広がりました。
国立競技場がつなぐクラブと地域、そしてサポーター
今回の清水エスパルスとガンバ大阪の一戦は、単なるリーグ第18節の試合にとどまらず、「国立競技場」という場所が持つ意味を改めて感じさせる機会となりました。
清水エスパルス側から見れば、「おかえり、国立(ここ)は静岡。」という言葉に象徴されるように、クラブの歴史とサポーターの記憶を呼び起こす一日でした。
新幹線を貸し切ってまで駆けつけた約1100人のサポーターは、その気持ちを行動で示した存在です。
一方、ガンバ大阪にとっても、首都圏での公式戦はファン層の広がりや、普段スタジアムに来られない関東在住のサポーターとの接点を増やす貴重な機会となりました。
クラブの取り組みや両チームのグッズ展開、そして何より大勢のサポーターの移動と応援が折り重なり、国立競技場は一日限りの“特別なホーム”のような空気に包まれました。
サッカーの試合は90分間で終わりますが、その前後の移動や準備、スタジアムで過ごす時間、そこで交わされる言葉や景色が、クラブと地域への愛着を育てていくことを改めて感じさせる出来事だったと言えるでしょう。
この日の経験は、清水エスパルスとガンバ大阪の両クラブにとって、そしてスタジアムを埋めた多くのサポーターにとって、きっと忘れがたい記憶として刻まれていきます。


