インテル・ミラノ対リバプール、チャンピオンズリーグで激突!注目の一戦に世界中の視線
ヨーロッパサッカーの頂点を決める舞台、UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第6節。2025年12月10日、イタリア・ミラノのサン・シーロ(スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ)で、インテル・ミラノとリバプールFCが激突します。この一戦は、両チームのグループステージ突破・順位決定に大きな影響を与える、まさに“命運をかけた対決”です。
インテル、好調を維持してチャンピオンズリーグに臨む
インテル・ミラノは、今シーズンのセリエAで非常に好調なパフォーマンスを見せています。直近のリーグ戦では、ホームでコモを4-0で下し、ヴェネツィアには5-1、ピサには2-0で勝利。攻撃陣の調子は絶好調で、14試合で32ゴールを挙げており、これはリーグで最も優れた成績です。
一方で、トレ・ヴィソーリやACミランとの試合では惜しくも敗れており、完全無欠の状態とは言えません。それでも、ホームでの強さは際立っており、チャンピオンズリーグでも安定した結果を残しています。サン・シーロでの戦いでは、チーム全体の連携と攻撃の厚みが武器となっています。
フォーメーションは3-5-2を基本としており、ヤン・ゾマーがゴールを守り、フチェコ・チェビ、マーティン・シュクリニャール、アッサネ・ディオプが3バックを形成。中盤ではフランチェスコ・カマラ、ハキム・ジヤーチ、ニコロ・バレラらが攻守のバランスを担います。前線にはマルコ・アーノルドとラウタロ・マルティネスのツートップが、リバプールの守備を崩す鍵を握ります。
リバプール、低迷の中での“正念場”
一方のリバプールは、今シーズン序盤から苦戦を強いられています。プレミアリーグではリーズ・ユナイテッドと3-3で引き分け、サンダーランドとも1-1のドロー。ウェストハムには2-0で勝利しましたが、V・アントウェルペンには1-4、ノッティンガム・フォレストには0-3で敗れるなど、安定感に欠ける試合が続いています。
チャンピオンズリーグでも、グループステージの成績は芳しくなく、このインテル戦はまさに“正念場”。勝ち点を重ねてグループ上位を確保し、決勝トーナメント進出を確実にするためには、サン・シーロでの勝利が不可欠です。
フォーメーションは4-4-2を採用。アリソン・ベッカーがゴールを守り、アンドリュー・ロベルトソン、ヴァージル・ファン・ダイク、イブラヒマ・コナテ、アレクサンダー・アーノルドが4バックを構成。中盤はアーノルド、ドゥクル、アレクシス・マカレレ、ドミニク・ソボスライがラインを形成。前線にはディオゴ・ジョタとダービー・ニューカッスルが予想されています。
サラーの招集外、チーム内に波紋
この一戦で注目されているのは、リバプールのエース、モハメド・サラーの存在です。サラーは、チャンピオンズリーグのインテル戦の招集外となりました。チームメートのGKは「彼がしたことの単なる結果」と語っており、サラーの行動や発言がチーム内に影響を与えていることがうかがえます。
特に、リーズ戦後のサラーの衝撃的な発言が波紋を広げており、「不平を言っている時間はそれほどない」という声もチーム内から上がっています。昨シーズン、29ゴール18アシストという驚異的な成績を残し、チームをタイトル争いに導いたサラーだけに、彼の不在は大きな痛手です。
サラーの招集外は、アーネ・スロット監督の決断でもあり、チームの規律と団結を重視する姿勢の表れでもあります。しかし、攻撃面での決定力に不安が残る中で、ジョタやニューカッスルらがどれだけ得点を奪えるかが、試合の行方を左右するでしょう。
インテル対リバプール、過去の対戦史
インテルとリバプールの対戦歴は、21世紀に入ってから4試合が行われています。そのうち、リバプールが3勝、インテルが1勝と、イングランドの“レッズ”がやや優勢です。
直近の対戦は2022年のチャンピオンズリーグ、ラウンド16。リバプールがミラノで2-0で快勝し、ホームではインテルが1-0で勝利しましたが、アウェーでの敗戦が響き、リバプールが準々決勝に進出しています。
また、リバプールはヨーロピアンカップ/チャンピオンズリーグで、サン・シーロでインテルを3回破った史上2番目のアウェーチームとなっています。バイエルン・ミュンヘンに次ぐ快挙で、サン・シーロでのインテルの強さを物語る一方で、リバプールも“ネラッズーリ”を倒せる実績を持っているのです。
ケガ人・出場停止の状況
両チームとも、ケガ人や出場停止の選手がいるため、スタメンに変化が出る可能性があります。
インテルでは、デゼ・ドンブレ、ラファエル・ヴァラン、マテオ・ダルミアン、マテオ・コルダスらが出場停止または負傷で欠場。特にドンブレの不在は中盤の守備に影響を与えるでしょう。
リバプールも、ジベン・レーニ、ジェレミー・リンデン、スファ・バチェイッチ、遠藤航、コーディ・ガクポらが負傷でチームから離れており、中盤と攻撃陣の厚みに課題があります。特に遠藤航の不在は、中盤の守備的バランスに影響を与えると見られています。
また、フェデリコ・キエーザとコーディ・ガクポのコンディションについても注目が集まっており、試合直前のフィットネスアップデートが発表される予定です。キエーザが復帰できれば、インテルの攻撃にさらなる選択肢が生まれます。
試合の見どころと注目ポイント
この試合の最大の見どころは、インテルのホームでの攻撃力と、リバプールの不安定な守備のぶつかり合いです。インテルはホームで得点を量産しており、サン・シーロでのチャンピオンズリーグでも高い攻撃力を発揮しています。
一方のリバプールは、最近の試合で守備の崩壊が目立ち、特にセットプレーからの失点やカウンターの対応に課題を抱えています。インテルのサイドからの攻撃や、ラウタロのポストプレー、アーノルドのドリブル突破が、リバプールの守備を試すでしょう。
また、リバプールのアウェーでの勝利経験と、サン・シーロでの強さも見逃せません。アーノルドのクロス、ジョタのスピード、マカレレの守備的貢献が、インテルの守備を試す鍵となります。
放送・配信情報
このインテル対リバプールの試合は、日本時間2025年12月10日(水)午前5時キックオフ。UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第6節として、スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われます。
日本では、WOWOWがUEFAチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグを独占ライブ中継。オンデマンド配信も用意されており、リアルタイムで試合を楽しむことができます。サッカーファンにとっては、見逃せない一戦です。
ファンの期待とチームの覚悟
インテルのファンは、ホームで勝利し、グループステージの上位進出を確実にしたいと考えています。サン・シーロの熱狂的な雰囲気の中、チームはリバプールを相手に勝ち点3を狙います。
一方、リバプールのファンは、低迷からの脱却と、チャンピオンズリーグでの巻き返しを強く望んでいます。サラーの不在という逆境の中でも、チーム一丸となって勝利を掴みたいところです。
両チームとも、ヨーロッパの頂点を争う誇り高きクラブ。インテル対リバプールのこの一戦は、単なるグループステージの試合ではなく、名誉と未来をかけた“戦い”です。
まとめ:ヨーロッパの頂点をかけた“命運の一戦”
インテル・ミラノ対リバプールFCのチャンピオンズリーグ戦は、2025年12月10日、サン・シーロで開催されます。インテルは好調な攻撃とホームの強さを武器に、リバプールはアウェーでの勝利経験とチームの団結力を頼りに、勝ち点3を狙います。
サラーの招集外という波乱もあり、リバプールのチーム内状況も注目されています。ケガ人・出場停止の状況も、試合の展開に大きく影響するでしょう。
ヨーロッパサッカーの歴史に残る名門同士の対決。インテル対リバプールのこの一戦は、サッカーファンにとって忘れられない一夜となること間違いなしです。




