WWEアスカに引退の噂高まる中、元ライバルたちが「最後の一戦」を熱望
WWEで「女帝」の異名を取り、長年女子戦線を牽引してきたアスカ(ASUKA)を巡り、ここ数日で「引退」や「ラストマッチ」をめぐる話題が一気に加速しています。
現在の世界王者でもあり、かつてアスカと名勝負を繰り広げた元ライバルが「アスカと最後にもう一度試合をしたい」と公の場で語ったことに加え、アテナ(Athena)が「いつか必ずアスカともう一試合しないといけない気がしている」と発言。さらに海外メディアの「Rumor Roundup(噂まとめ)」では、アスカの引退をめぐる話題が大きく取り上げられています。
アスカとはどんなレスラー?WWE女子革命を象徴する「女帝」
アスカは、日本では「華名(かな)」のリングネームで約10年間活動した後、2015年にWWEと契約し本格的にアメリカへ進出しました。
NXTでは無敗のまま女子王座を長期保持し、その圧倒的な強さと独特のオーラで「最強の女帝」として一気にスターダムに駆け上がります。
メインロースター昇格後も、ロイヤルランブル制覇、RAW女子王座、スマックダウン女子王座、女子タッグ王座など、主要タイトルを総なめにしてきた女子レスラーの象徴的存在です。
一方で、2024年のPLE「バックラッシュ」で左膝の古傷を悪化させて手術に踏み切り、約13か月間の長期欠場に追い込まれました。2025年6月にWWE「RAW」で復帰し、「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメントにも参戦。しかし、その後も膝のコンディションやスケジュールの調整の影響から、「フルタイム」ではなく「セミリタイア」に近い状態で活動しているのではないかと噂されてきました。
Backlash後からくすぶっていた「セミリタイア」報道
アスカの今後を巡る憶測は、2024年の「Backlash」でのイヨ・スカイ戦から本格的に語られ始めました。試合後にアスカが涙を流しながらイヨをハグしたシーンは多くのファンの心に残りましたが、同時にバックステージでは「別れ」を連想させるような光景もあったと報じられています。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、「アスカはセミリタイアの状態にあるようだ」とコメント。
この「セミリタイア」という表現は具体的な契約状態や出場頻度を指す言葉ではないものの、少なくとも以前のようなフルタイムでのハードなツアーは難しいのではないか、という見方を強める結果となりました。
また、WWEのロースター整理が話題になっていたタイミングでもあったため、「アスカは退団するのか?」という極端な憶測まで飛び交いました。ただし、現時点でアスカの退団が正式に発表された事実はありません。
あくまで、「試合数を絞りつつ、自身のペースで活動しているのではないか」というレベルの情報にとどまっています。
RAWでの和解と「後継者」発言がさらなる憶測を呼ぶ
2026年5月に放送されたRAWでは、アスカとイヨ・スカイの関係性に大きな変化が生まれました。
これまで激しい抗争を繰り広げてきた2人がリング上で和解し、抱擁を交わしたシーンは、日本のファンにも大きく報じられています。
この流れの中で、「アスカがイヨ・スカイを自らの“後継者”とみなしているのではないか」という声が浮上しました。
以前から報道されていたように、アスカはすでに「わしの後継者を探しとったんや」という趣旨のコメントを残していたとされ、日本人女子レスラーとして世界のトップに立つ存在を次の世代に託そうとするニュアンスが感じられます。
イヨ・スカイもまた、WWE女子王座を戴冠し、ハイフライヤーとして世界的な評価を獲得しており、「女帝アスカの系譜を継ぐ存在」として語られることが増えました。
RAWでの和解劇と抱擁は、その象徴的な場面として長く語り継がれるかもしれません。
現在の世界王者が「アスカとのラストマッチ」を要求
そんな中で飛び出したのが、現役の世界王者であり、かつてアスカとタイトルを争った元ライバルによる「アスカへのラストマッチ要求」です。
発言の詳細や日時はメディアによってニュアンスが異なるものの、共通して伝えられているのは次のようなポイントです。
- アスカとの対戦は、自身のキャリアの中でも特別な意味を持っている
- アスカのキャリアが一区切りを迎えるのであれば、その節目の試合を務めたい
- 「ラストマッチ」あるいは「最後の大一番」という位置づけでの対戦を望んでいる
アスカはこれまで、WWEのトップ女子選手の多くと名勝負を重ねてきました。
シャーロット・フレアー、ベッキー・リンチ、サシャ・バンクス、バイアンカ・ブレアなど、アスカと対戦したことがきっかけで評価を高めた選手も少なくありません。
その意味で、「自分のキャリアを語る上でアスカは欠かせない存在」と考える現役王者がいても不思議ではありません。
現時点で、WWEから「アスカのラストマッチ」や「引退ロード」といった公式な発表はありませんが、当事者が公に「最後にもう一度」と語り始めたこと自体が、ファンの間で引退の噂をさらに加速させる結果になっています。
アテナも「アスカともう一度」発言 NXT時代からの因縁
話題をさらに盛り上げているのが、アテナ(Athena)のコメントです。現在は他団体で活躍しているアテナですが、インタビューやポッドキャストなどで「いつか必ずアスカともう一試合しないといけない気がしている」と語りました。
アテナとアスカは、WWEのNXT時代に何度も激しい試合を繰り広げ、女子レスリングのレベルを押し上げた立役者同士として知られています。
とくに、アスカの無敗ストリークを巡って行われた攻防は、NXT黄金期を象徴する名勝負として語り継がれています。
アテナの発言には、次のような思いがにじんでいるとされています。
- アスカとの試合は、自分のレスラー人生のターニングポイントだった
- あの頃から、まだやり残したことがあると感じている
- キャリアのどこかのタイミングで、もう一度真正面からぶつかりたい
このコメントは、ファンの間で「アスカがアメリカや日本の他団体でラストマッチを行う可能性」を想像させる要因にもなっています。ただし、実際に団体間の調整が行われているという確かな情報はなく、現時点ではあくまでアテナ個人の希望・願望として受け止めるべきでしょう。
海外メディアの「Rumor Roundup」がアスカ引退話を拡大
こうした動きを受け、海外のプロレス系メディアでは「Rumor Roundup(噂まとめ)」という形で、アスカの引退や今後の去就を特集する記事が増えてきました。
記事の中では、次のようなポイントがたびたび取り上げられています。
- Backlash後の「セミリタイア」報道
- RAWでのイヨ・スカイとの和解・抱擁シーン
- 現役世界王者やアテナによる「アスカとの最後の試合」発言
- 近年の膝の状態や、長年の過密スケジュールによるダメージ
ただし、これらの「Rumor Roundup」はあくまでも噂や関係者のコメントをまとめたものであり、公式発表ではありません。
アスカ本人も現在のところ、明確な「引退宣言」や「最後の試合」について口にしていません。
そのため、現段階で「アスカが引退を決めた」と断定することはできません。
アスカの功績と、ファンが望む「理想の終着点」
アスカがここまで引退の噂とラストマッチの話題で注目される背景には、彼女が残してきた膨大な功績があります。
- NXT女子王座長期保持&無敗ストリーク
- 女子ロイヤルランブル優勝
- RAW・スマックダウン両ブランドでの女子王座戴冠
- 女子タッグ王座獲得、「カブキ・ウォーリアーズ」としての活躍
- 日本人女子レスラーとしてのWWE女子部門の牽引
アスカは、華麗な打撃と関節技を織り交ぜた攻防、そして独特のキャラクター性で、世界中のファンの心をつかんできました。
日本の女子プロレス出身者が、ここまでメジャー団体の女子部門の中心で活躍した例は多くありません。その意味で、アスカは「女子レスラーの可能性」を世界に示した存在といっても過言ではありません。
ファンの多くは、もしアスカが本当に引退を考えているのだとしたら、しっかりと準備された「ラストラン」や「引退ロード」、そして心に残るラストマッチを用意してほしいと願っています。
現役王者やアテナのように「最後にもう一度ぶつかりたい」と名乗りを上げる選手が増えている今、アスカのキャリアの締めくくりをめぐる攻防は、リング内外の大きなテーマになりつつあります。
今後の焦点:アスカは完全引退か、それとも「スポット参戦」を続けるのか
今後の焦点は、アスカが完全な引退を選ぶのか、それとも頻度を抑えながらスポット参戦を続けるのかという点に集まっています。
これまでの報道では、次のような可能性が語られています。
- WWEと契約を続けながら、年間数試合程度に出場を絞る
- 日本に拠点を移し、国内団体やイベントで限定的に試合を行う
- 指導者やプロデューサー的な立場で若手育成に関わる
ただし、これらはいずれも噂レベルであり、具体的な進路はアスカ本人の決断とWWEの方針次第です。
現役王者やアテナの発言は、アスカのキャリアの節目が近づいていることをうかがわせますが、それが「完全なラスト」なのか「新しいフェーズへの移行」なのかまでは分かりません。
まとめ:アスカの「今」と、ファンが見守る「最後の一戦」の行方
アスカを巡るここ最近の動きを整理すると、以下のようになります。
- Backlash以降、「セミリタイア」状態との報道が続いていた
- RAWでイヨ・スカイと和解・抱擁し、「後継者」的な関係が強調された
- 現在の世界王者が「アスカとのラストマッチ」を望む発言を行った
- アテナも「アスカともう一試合したい」と公言し、再戦を熱望している
- 海外メディアの「Rumor Roundup」で、アスカの引退や今後の去就が大きな話題に
しかし、アスカの引退は現時点で公式には発表されていません。
あくまで、周囲の選手たちが「最後の一戦」「もう一度だけ」という言葉を使い始めたことで、ファンとメディアが「もしかすると近い将来、アスカの大きな節目が来るのではないか」と感じ始めている段階だと言えるでしょう。
女子プロレス界に数々の名勝負と記録、そしてインパクトを残してきたアスカ。
彼女がどのタイミングで、どのリングで、誰と最後の大一番を迎えるのか――。それはまだ分かりませんが、アスカの「今後の一歩一歩」が世界中のファンにとって見逃せないニュースであり続けることだけは確かです。
今後の公式発表やアスカ本人の言葉に注目しながら、その行方を静かに、そして熱く見守りたいところです。



