2026年JASRAC賞で「ミセス」が金賞に Mrs. GREEN APPLE「ライラック」が年間最多使用曲に
2026年の音楽業界で、大きな注目を集めているニュースがあります。JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)が発表した「2026年 JASRAC賞」で、Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)の楽曲「ライラック」が金賞を受賞しました。さらに、「ライラック」は年間を通じて最も多く使用された曲の第1位となり、その人気と影響力の大きさを改めて証明しました。
加えて、往年の名曲「川の流れのように」がJASRAC分配額で第2位となり、その受賞を祝う場として、歌手の氷川きよしさんがこの曲を熱唱しました。新しい世代のヒット曲と、時代を超えて愛され続ける名曲が並び立つ結果となり、音楽の「今」と「ずっと」を感じさせる出来事となりました。
JASRAC賞とは?その役割と選考基準
まず、今回のニュースを理解しやすくするために、JASRAC賞とは何かを簡単に整理しておきます。
- JASRAC賞は、JASRACが管理する音楽著作物の中から、一定期間にわたり使用料の分配額が多かった作品を表彰する賞です。
- 賞は主に金賞・銀賞・銅賞などに分かれ、年間を通じて高い使用実績を上げた楽曲が選ばれます。
- 対象となる「使用」は、テレビやラジオでの放送、コンサートやライブでの演奏、有線放送、カラオケ、配信サービスなど、多岐にわたります。
つまり、JASRAC賞は「よく聴かれた曲」「よく歌われた曲」「よく流れた曲」を客観的なデータに基づいて顕彰する賞であり、ヒット曲の「実力」を示す指標の一つでもあります。
金賞はMrs. GREEN APPLE「ライラック」 ミセスの勢いを象徴する受賞
今回のJASRAC賞で最も注目されたのが、金賞を受賞したMrs. GREEN APPLEの「ライラック」です。Mrs. GREEN APPLEはファンの間で親しみを込めて「ミセス」と呼ばれており、若い世代を中心に絶大な支持を集めているロックバンドです。
「ライラック」は、そのキャッチーなメロディーと前向きな歌詞で注目され、ストリーミング配信、テレビ番組、タイアップ、カラオケなど、さまざまな場面で多く使用されました。その結果、2026年のJASRAC賞で金賞に輝いただけでなく、「最も使用された曲」第1位という二重の評価を獲得しています。
JASRAC賞は、「配信ランキングの上位」や「SNSでの話題性」といった表面的な人気だけでなく、実際にどれだけ多くの場所で流れたか、歌われたかという“現場の数字”によって決まります。その意味で、「ライラック」の金賞受賞は、ミセスの人気が一時的なブームではなく、幅広い層に浸透した確かなものだということを示していると言えるでしょう。
「ライラック」が年間最多使用曲1位になった背景
「ライラック」が年間で最も使用された曲第1位となった背景には、いくつかの要因が重なっていると考えられます。
- 耳に残るメロディーと歌詞
強いフックを持つメロディーラインと、前向きでありながら少し切なさも感じさせる歌詞は、多くのリスナーの共感を呼びました。 - 幅広いメディアでの露出
テレビ番組やラジオ、有線放送、動画配信サービスなど、さまざまな媒体で繰り返しオンエアされたことにより、世代を問わず耳にする機会が増えました。 - カラオケでの人気
歌いやすさと盛り上がりやすさを兼ね備えた曲調は、カラオケでも人気となり、利用回数の増加がJASRAC分配額にも反映されたと考えられます。 - ライブやイベントでの定番化
Mrs. GREEN APPLEのライブや、各種音楽イベントでも頻繁に披露され、“今のミセスを代表する一曲”として定着しました。
これらの要素が重なった結果、「ライラック」は2026年を象徴するヒット曲のひとつ
銀賞の「川の流れのように」 時代を超えて愛される名曲が2位に
一方で、今回のJASRAC賞では、往年の名曲「川の流れのように」がJASRAC分配額で第2位となったことも大きな話題になりました。「川の流れのように」は、1989年にリリースされた楽曲で、長年にわたり日本人に愛され続けている名曲です。
新しい楽曲が次々と生まれる中で、数十年前の曲が今なお高い使用実績を持ち続けているという事実は、この曲が持つ普遍的な魅力と、世代を超えて歌い継がれていることを物語っています。テレビの特番や追悼番組、歌番組の名曲企画、そしてカラオケなど、「川の流れのように」が流れる場面は現在でも数多く存在します。
氷川きよしさんが「川の流れのように」を熱唱 受賞を華やかに祝福
今回のJASRAC賞では、「川の流れのように」が第2位となったことを祝う場面で、歌手の氷川きよしさんがこの曲を熱唱しました。
氷川きよしさんは、演歌・歌謡界で長年第一線で活躍しながら、近年は幅広いジャンルに挑戦し続けているアーティストです。その歌唱力と表現力は多くの人に知られており、名曲「川の流れのように」を自らの解釈で歌い上げる姿は、会場にいる人々だけでなく、ニュースを通じて知った人々にも強い印象を残しました。
名曲の受賞を、現在も第一線で活躍する歌手が祝うことで、「過去の名曲」と「今を生きるアーティスト」が一つのステージでつながる瞬間が生まれました。これは、音楽が時間や世代を超えて受け継がれていく文化であることを実感させてくれる象徴的な場面だったと言えるでしょう。
新旧のヒット曲が並ぶ2026年JASRAC賞が示したもの
今回のJASRAC賞の結果は、「ミセス」ことMrs. GREEN APPLEの「ライラック」という新しい世代の代表曲と、「川の流れのように」という往年の名曲が、同じランキングの上位を分け合う形となりました。
このことは、次のような点を私たちに示しているように思われます。
- 新しい音楽は、確かに時代を動かしている
配信やSNSを通じて、若い世代が主導するヒット曲が生まれ、ミセスの「ライラック」のように、社会全体に広く浸透していく流れが強まっています。 - しかし、名曲は決して色あせない
「川の流れのように」のように、何十年たっても歌い継がれ、さまざまな場面で選ばれ続ける曲が存在し、それが具体的な数字としても示されました。 - 音楽文化は「積み重なっていく」もの
新しいヒットと過去の名曲が対立するのではなく、同じ土俵の中で共に聴かれ、歌われているという状況は、日本の音楽文化が豊かに積み重なっている証とも言えるでしょう。
また、ファンの視点から見れば、ミセスをきっかけに音楽に興味を持った若い世代が、そこから昔の名曲へと興味を広げていくことも十分考えられます。逆に、「川の流れのように」を昔から知っている世代が、ニュースをきっかけに「ライラック」やMrs. GREEN APPLEの音楽に触れるという流れも生まれるかもしれません。
まとめ:ミセスの快挙と、名曲の力が交差した2026年
2026年のJASRAC賞は、Mrs. GREEN APPLE(ミセス)の「ライラック」が金賞を受賞し、年間で最も使用された曲第1位となったことで、現在の音楽シーンにおけるミセスの存在感の大きさを改めて示しました。
同時に、「川の流れのように」がJASRAC分配額で第2位となり、その受賞を氷川きよしさんが熱唱で祝うという出来事は、時代を超えて愛される歌の強さを印象づけるものとなりました。
新しい曲も、昔の曲も、それぞれが多くの人の心に寄り添い、日常のさまざまな場面で流れ続けることで、はじめて「ヒット曲」になっていきます。今回のJASRAC賞は、そうした音楽の歩みを、具体的な形で示してくれたと言えるでしょう。
これからもミセスのような新しいアーティストの挑戦と、「川の流れのように」のような名曲が歌い継がれていく姿から、私たちはたくさんの感動を受け取ることになりそうです。




