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新型コロナ「ニンバス」株が拡大中――全国で感染者数が急増、強烈な喉の痛みに注意
話題の新変異株「ニンバス」――7週連続で増加する感染者数
2025年8月現在、日本全国で新型コロナウイルス感染症の感染者数が7週連続で増加しています。厚生労働省の報告によれば、特に「ニンバス」株（NB.1.8.1）と呼ばれる新たな変異株の台頭が、今回の流行の中心となっています。実際、宮崎県では「1医療機関あたりの感染者数」が全国最多の14.07人を記録するなど、地方でも感染が拡大しています。
「カミソリを飲んだような」強烈な喉の痛み――ニンバス株の特徴と症状
- 主流株：NB.1.8.1（通称「ニンバス」）
- 主な症状：発熱、咳、倦怠感、そして特徴的なのが「カミソリを飲み込んだような強烈なのどの痛み」。
- 咳や痰、熱などの症状も併発しやすい。
これまでのコロナウイルスと比べ、ニンバス株は特に喉への症状が強いことが顕著です。専門医は「咽頭症状は非常に強く、咳や痰だけでなく、熱や喉の痛みがある場合には受診をすすめたい」と警告しています。ただし、重症化するケースは少ないものの、体力の落ちた方や基礎疾患のある方は油断できません。
「新型コロナ」と「百日せき」同時流行――原因と懸念点
今年の夏は猛暑が続いていることもあり、新型コロナウイルスと百日せきの同時流行が報告されています。専門家は「高温・多湿の環境下でウイルスの生存率が高まるため、感染が拡大しやすい」と説明。また、お盆休みなどで人の移動が活発化した結果、感染症が広がりやすくなっているとの見方もあります。
- 猛暑がウイルスの拡散・生存を助長
- お盆休みの帰省や外出が感染拡大のリスク要因となっている
- 新型コロナと百日せき、両方の流行は極めて稀で異例とされる
地域ごとの感染状況――都市部で増加傾向、集団感染も
都市部（東京都、大阪府、愛知県、福岡県など）では人流の多さが背景となり、感染増加傾向が顕著です。高齢者施設や病院で集団感染が報告される例もあり、十分な注意が求められます。更に、宮崎県では全国最多の感染者数を記録している背景には、症状の出ない「不顕性感染者」が多いことも一因とされています。
- 医療機関ごとの報告数では、都市部で6人以上のケースも
- 地方でも一部地域で急増している傾向
過去の流行と比べてわかる今年の特徴
2020年の最初のお盆休みは人々が自粛した影響で感染拡大が限定的でした。2022年は行動制限が解除されお盆明けに過去最多の感染者数を更新。2025年の今年は、両者の中間程度の影響が予想されますが、ニンバス株の強い感染力を考慮すると油断はできません。
感染拡大の今後の見通し――9月上旬までの警戒が必要
- 専門家は「今回の流行は9月上旬まで続く可能性がある」と分析
- アメリカでもニンバス株が1ヶ月で5%→33%へ急増
- 東京都内でも区ごとに主流株の入れ替わりが急速に進行
過去の流行パターン（12週サイクル）を踏まえると、今後も数週間は感染者数の増加が続く可能性が高いとも考えられます。
私たちができる基本的な感染対策
- 体調不良（咳、熱、喉の痛み）があれば早めに医療機関を受診する
- 高齢者・基礎疾患のある方は特に注意
- マスク着用・手指消毒・うがいの習慣を再確認
- 人混みや集団での食事、長時間の密閉空間をできるだけ避ける
- 十分な睡眠とバランスのとれた食事で免疫力を維持
風邪かな？と思ったら、無理せず安静にし、周囲への感染防止策も徹底しましょう。公共交通や職場に行く際は特に配慮が必要です。
医師や専門家からのアドバイス――「早め受診」「体調管理の徹底」を
愛泉会日南病院の峰松医師は「喉の強い痛みや咳、熱を感じたら、症状が軽いうちに早めに受診してください」と呼びかけています。また、症状が出ないまま感染拡大に繋がるおそれもあり、自己判断より専門家への相談が推奨されています。
お盆休み明けは特に警戒を――帰省先からの発熱・体調変化にも注意
今年はお盆休みと猛暑が重なり、人々の移動により感染が更に拡大するおそれがあります。遠方への帰省や旅行後に発熱など体調変化があった場合、周囲への配慮と自己管理が重要です。家族や友人との接触が多い場面では、特に感染対策を心がけましょう。
まとめ――今年の夏「ニンバス」株に十分な注意を
2025年夏、新型コロナウイルスの感染者数は全国的に急増しています。中心となっている「ニンバス」変異株は、他の株にはあまり見られない「カミソリを飲み込んだような強烈なのどの痛み」が特徴。猛暑、百日せきとの同時流行、そして人の移動により感染リスクは高まっています。
自分や家族の体調をこまめにチェックし、必要な時には早めの受診の徹底を。正しい知識と、思いやりある行動でこの難局を乗り越えることができるよう、油断せず日々の感染対策に取り組みましょう。
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