サウジアラビアで再び激突!バルセロナ対レアル・マドリード、スーペルコパ決勝クラシコの行方
スペインを代表する2大クラブ、FCバルセロナとレアル・マドリードが、サウジアラビアで開催されるスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝で再び激突します。
舞台はジッダにあるキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム。今季2度目となる「エル・クラシコ」は、両クラブにとってシーズン最初のタイトルを懸けた大一番となります。
決勝の舞台とキックオフ時間
今回のスーペルコパ決勝は、サウジアラビア・ジッダのキング・アブドゥッラー・スポーツシティで開催されます。 準決勝2試合も同スタジアムで行われており、スペイン国内ではなく中東でスペインサッカーの頂上決戦が行われる点が、大きな特徴となっています。
現地時間では1月11日夜にキックオフ予定で、日本時間では1月12日早朝
両チームの今季ここまでの対戦状況
両クラブは今季すでにラ・リーガ第10節サンティアゴ・ベルナベウで2-1と勝利しています。 この勝利によって、レアルは昨シーズンから続いていたバルセロナ戦の連敗を「4」で止め、嫌な流れを断ち切りました。
一方で、スーペルコパという大会に限った対戦では、バルセロナとレアル・マドリードはこれまで18回対戦しており、バルセロナが6勝、レアル・マドリードが10勝、引き分けが2試合となっています。 歴史的な通算対戦成績では、公式戦全体でバルセロナが歴史上120勝以上、レアル・マドリードが100勝台、引き分けも50試合以上という、まさに拮抗したライバル関係が続いています。
レアル・マドリード:14度目のスーペルコパ制覇なるか
レアル・マドリードにとって、この試合はクラブ史上14度目のスーペルコパ優勝を懸けた一戦となります。 今季のスーペルコパは4クラブによるトーナメント形式で行われており、レアルはすでに準決勝でアトレティコ・マドリードを2-1で下して決勝進出を決めています。
この準決勝では、フェデリコ・バルベルデのゴラッソ(スーパーゴール)とロドリゴの得点でアトレティコを撃破。 チームは勢いに乗った状態で決勝のクラシコを迎えます。指揮を執るのは、今季からチームを率いるシャビ・アロンソ監督。元レアルの名ボランチとしても知られる指揮官が、自身にとっても重要な初タイトルに挑みます。
今季のレアル・マドリードは、リーグ戦でも安定した強さを見せており、守備の堅さとカウンターの鋭さが大きな武器です。 アトレティコ戦でも、少ないチャンスを確実にものにする効率の良さを披露しており、決勝でもそのしたたかさが鍵となるでしょう。
バルセロナ:昨季に続くスーペルコパ連覇を狙う
バルセロナにとっても、このスーペルコパは非常に重要な大会です。昨季のスーペルコパ決勝の相手もレアル・マドリードであり、その試合でバルサは逆転勝利を収めてタイトルを獲得しました。 当時は、ある攻撃的選手が2ゴール1アシストという圧巻のパフォーマンスを披露し、チームを優勝に導いています。
バルセロナ公式サイトも、「アラビアで王位を目指して」と題して、この決勝を「タイトル獲得のための非常に大きな一戦」と位置づけています。 バルサにとっては、昨季と同じく再びレアルを下してスーペルコパ連覇を達成できるかどうかが、大きなテーマになります。
バルサ先発の「大きな疑問」:スタメンをめぐる注目ポイント
スペイン国内メディアでは、このクラシコを前にして「バルサの先発メンバーに関する大きな疑問」が話題となっています。ニュース内容のキーワードにもある通り、「La gran duda en el once del Barça en el clásico(クラシコにおけるバルサのスタメン最大の迷い)」という表現が見出しに使われており、どの選手がピッチに送り出されるのか、注目が集まっています。
具体的には、前線の人選や中盤の構成、さらには若手を起用するのか、経験豊富なベテランを優先するのかといった点が議論の的です。
特にクラシコは、一人ひとりの選手にかかるプレッシャーが非常に大きい試合です。そのため、監督が「経験値」を重視するのか、「勢いのある若手」を起用するのかで、チームのスタイルも変わってきます。
また、守備陣ではコンディションや相性を踏まえた選択も重要です。レアルのスピードある攻撃陣に対して、バルサがラインをどこまで押し上げるのか、あるいはやや低めに構えてカウンターへのケアを厚くするのか、戦術的な判断と選手選考は密接に結びついています。
アラブでのクラシコと宗教的配慮:ユニフォームから消えた紋章
今回のスーペルコパは、サウジアラビア開催ということもあり、宗教的・文化的な配慮も話題となっています。その象徴的な出来事が、「宗教的な理由から、ユニフォームの一部デザインが変更・削除されている」という報道です。
ニュースキーワードには、「Ni Barça y Real Madrid pueden con el fanatismo religioso en los países árabes: camisetas falsificadas sin la Creu de Sant Jordi」というフレーズが含まれています。直訳すると「バルサもレアルも、アラブ諸国の宗教的熱狂には勝てない:サン・ジョルディの十字架抜きの偽ユニフォーム」といった意味合いになります。
ここで問題となっているのは、バルセロナのエンブレムに含まれる「サン・ジョルディの十字架」です。カタルーニャの守護聖人を象徴するこの十字架は、バルサのアイデンティティの一部でもありますが、十字のモチーフがキリスト教シンボルとして受け取られるため、宗教的に敏感な地域では問題視されることがあります。
その結果として、現地では十字部分が削られた形の「非公式・偽造ユニフォーム」が出回っていると報じられています。
バルサとレアルという世界的クラブですら、開催地の宗教的・文化的事情には逆らえず、象徴的なデザインにも影響が及んでいることが今回のニュースの大きなポイントです。
この問題は、単にサッカーだけでなく、スポーツと宗教、商業と文化的多様性といった、より広いテーマを考えさせる出来事とも言えます。中東での大会開催は経済的メリットが大きい一方で、クラブの伝統やシンボルをどこまで守れるのかという議論も今後さらに高まりそうです。
「エル・クラシコ」が持つ特別な意味
そもそも「エル・クラシコ」とは、バルセロナとレアル・マドリードの対戦カードに付けられた特別な呼び名です。単なるリーグ戦の一試合にとどまらず、歴史的・政治的・文化的背景を持つライバル対決として知られています。
- カタルーニャを象徴するバルセロナと、スペインの首都マドリードを本拠地とするレアル・マドリードという地域性の対立
- 長年にわたる国内外でのタイトル争いで形成されたスポーツ面での宿命的ライバル関係
- スター選手が集うクラブ同士の対戦として、世界中から注目される「サッカー最大級のビッグマッチ」
こうした背景から、クラシコは「勝ち点3以上の意味」を持つと言われます。たとえ中立地のスーペルコパであっても、このカードはシーズン全体の流れを左右する象徴的な一戦となることが少なくありません。
両クラブのスーペルコパでの実績
スーペルコパ・デ・エスパーニャにおける優勝回数は、バルセロナが最多記録である一方、レアル・マドリードもすぐ背後に迫る数字となっています。 スペインメディアの集計では、バルセロナが14回前後、レアル・マドリードが13回前後と、わずかな差しかありません。
このため、今回の決勝はスーペルコパ通算タイトル数の主導権を争う意味合いも持っています。
・レアルが勝てば、クラブ史上14度目の優勝でバルサに並ぶ、あるいは上回る可能性
・バルサが勝てば、差を広げて最多記録をさらに更新する形になる
といったように、単なる一大会のタイトル以上のインパクトがあります。
今後のシーズンへの影響
スーペルコパは、ラ・リーガやチャンピオンズリーグに比べると、シーズン全体の中では「サブタイトル」と見られることもあります。しかし、バルセロナとレアル・マドリードにとっては、シーズン初の公式タイトルを手にする絶好の機会であり、その結果はチームの雰囲気に大きく影響します。
- 勝利すれば、自信と勢いが一気に高まり、リーグ戦や欧州カップにも好影響
- 敗北すれば、戦術や選手起用への疑問が噴出し、メディアやファンからのプレッシャーが強まる
特に今季は、レアルが新監督シャビ・アロンソ体制でどこまで結果を出せるか、バルサが若手とベテランの融合をどこまで進められるか、といった点が注目されているシーズンです。 その意味でも、このスーペルコパ決勝クラシコは、単なる一試合を超えて、両クラブの現在地を測る試金石として位置づけられています。
まとめ:アラブの地で行われる「特別なクラシコ」
サウジアラビア・ジッダで開催される今回のスーペルコパ決勝は、歴史的ライバル対決、シーズン初タイトルの行方、そして宗教的・文化的背景が交錯する特別なクラシコとして、大きな注目を集めています。
バルセロナは連覇と最多タイトル更新を、レアル・マドリードは14度目の優勝と新体制初タイトルを狙うこの一戦。
スタメンをめぐるバルサの「大きな疑問」、ユニフォームから消えた十字架の問題など、ピッチ内外で話題の尽きないクラシコが、中東の地でどのようなドラマを生むのか、多くのファンが固唾をのんで見守ることになりそうです。


