ホンダが新型軽乗用EV「N-ONE e:」を発表 2025年秋発売予定
ホンダは2025年7月28日、新型のフル電動軽乗用車「N-ONE e:(エヌワン イー)」を公式に先行発表しました。発売は2025年秋を予定しており、これがホンダの軽乗用BEV(バッテリー電気自動車)第2弾のモデルとなります。2024年に登場した軽商用EV「N-VAN e:」に続く、待望の乗用EV車種です。
「N-ONE e:」の特徴と開発コンセプト
N-ONE e:は1970年代の名車「N360」のデザイン原点を受け継いだホンダのNシリーズ最新モデルです。“自分らしさを表現するパートナー”として開発され、コンパクトながらも走りの楽しさや使いやすさを兼ね備えています。
ホンダの開発責任者、渡邊伸一郎氏は、「手の届くEV」として運転のしやすさや日々の生活に寄り添う楽しさを大切に設計していると説明しています。軽快な操作性に加え、停車中も静かな車内空間や車両の蓄電池としての活用も可能にするなど、EVならではの魅力を搭載しています。
走行性能やスペック
- 電動モーター出力は約39kW~47kW(53馬力~64馬力)で、軽トラック「N-VAN e:」のターボモデル並みのパワフルさ。
- 最大トルクは162Nmあり、電気自動車らしいリニアな加速が特徴。
- ボディは空気抵抗係数(Cd値)に優れ、効率的な走行が期待でき、航続距離も安定している。
- バッテリー容量やWLTCモードの具体的な航続距離は公表されていませんが、N-VAN e:が約245kmであることから、N-ONE e:のほうがより優秀と考えられます。
話題の「和製ミニクーパー」ホンダアクセスのアクセサリーが注目
「N-ONE e:」はその愛らしいレトロモダンな外観から、「和製ミニクーパー」とファンの間で呼ばれており、特におじさん世代には感涙もののデザインとなっています。これに連動してホンダアクセスから発売される「N-ONE e:専用アクセサリー」が大変カッコよく、話題を集めています。
これらのアクセサリーは、車の個性を引き立てながらクラシカルな味わいを加え、自分らしいカスタマイズを楽しめる設計です。細部にまでこだわったデザインと機能性は、ユーザーの所有感や愛着を高めるアイテムとして注目されています。
アクセサリーの特長
- クラシックなメッキパーツや、ホイールキャップなど外観を引き締めるアイテム。
- 室内の質感アップに寄与する専用シートカバーやステアリングカバー。
- ユーザーのライフスタイルに合わせた多彩な収納アイテムや機能拡張パーツも展開。
販売開始と先行予約情報
ホンダは2025年8月1日から「N-ONE e:」の先行予約受付を開始予定です。公式ホームページではすでに情報が先行公開されており、購入検討者からの注目が高まっています。
軽自動車のなかでも特にEVの進展が注目されるなか、N-ONE e:は扱いやすいサイズ感と日常の使いやすさを両立し、女性や高齢者、初めてEVを検討する層にもアピールできる車として期待されています。
まとめ
ホンダの新型軽乗用EV「N-ONE e:」は、
- 伝統のN360の原点を受け継ぐ愛らしいデザインで、
- 軽快でパワフルな走りを実現し、
- EVならではの快適性と便利さを融合。
さらに、ホンダアクセスが提案する魅力的なアクセサリーが、車の個性や所有満足度をさらに高めています。2025年秋の正式発売に向け、幅広い層に支持されるモデルとして最大の期待が寄せられています。