シソンヌとチョコレートプラネットが原点の劇場へ ユニットライブ「チョコンヌ」リバイバル公演で若手時代に回帰
お笑いコンビシソンヌとチョコレートプラネットによるユニットライブ「チョコンヌ」が、東京・新宿の小劇場THEATER BRATS(シアターブラッツ)でリバイバル公演『THE FIRST CHOCONNE -ザ・ファーストチョコンヌ-』を開催しました。定員120席の小さな劇場で、前売1500円という“若手価格”にこだわった今回のライブは、2組の「原点回帰」ともいえる特別な一夜となりました。
「チョコンヌ」とは?シソンヌ&チョコプラによる人気ユニット
「チョコンヌ」は、吉本興業に所属する2組のコント師、チョコレートプラネット(長田庄平・松尾駿)とシソンヌ(じろう・長谷川忍)が組むユニットライブの名称です。 コンビとしてはそれぞれテレビや劇場で大活躍する中、ユニットならではのコントや企画を披露するライブとして、長年お笑いファンから支持を集めてきました。
2025年には、5年ぶりとなる「チョコンヌツアー2025」が開催され、東京・北海道・沖縄の3都市で計7公演を実施。約6000人を動員するなど、その人気ぶりをあらためて示しています。 そのツアーの“集大成”ともいえる位置づけが、今回のリバイバル公演『THE FIRST CHOCONNE』です。
若手時代の思い出詰まった「シアターブラッツ」に帰還
今回の会場となった新宿THEATER BRATS(シアターブラッツ)は、シソンヌとチョコレートプラネットにとって特別な思い出が詰まった劇場です。 チョコンヌとして活動を始めた頃に立っていた場所であり、それぞれのコンビが初単独ライブを行った舞台でもあります。
シソンヌのじろうは、かつて劇場近くのパチンコ店でアルバイトをしていたことを明かしており、「ブラッツがある通りの角のパチンコ屋でずっとバイトしてましたよ。初めての単独もチョコンヌもキングオブコント1回戦もブラッツでした。」と、当時を振り返っています。 それだけに、今回の公演は4人にとって「原点の場所で、改めて今の自分たちを見せる」という意味合いが強いステージとなりました。
会場は定員約120席という小規模な空間。 テレビでも引っ張りだこの人気コンビ2組が、このキャパシティの劇場に立つこと自体が非常に貴重であり、観客にとってはまさに“プレミアム”な時間になりました。
「THE FIRST CHOCONNE」リバイバル公演の概要
- 公演名:『THE FIRST CHOCONNE -ザ・ファーストチョコンヌ-』
- 日程:12月27日(土) 開場18:00/開演18:30
- 会場:東京・新宿 THEATER BRATS(新宿シアターブラッツ)
- 出演:チョコレートプラネット(長田庄平・松尾駿)、シソンヌ(じろう・長谷川忍)
- 席数:限定約120席
- チケット料金:前売1500円/当日2000円
- 配信:オンライン配信なし(会場観覧のみ)
本公演は、10月に行われた「チョコンヌツアー2025」で披露したネタに加え、ユニット結成当時のネタをリバイバル上演する構成となりました。 公式には「チョコンヌの原点をもう一度、ここから始まったチョコンヌの舞台をあの時やったネタも含めてリバイバルで上演します。」と説明されており、“懐かしさ”と“今だからこそ出せる完成度”が同居したライブになったようです。
「破格」1500円の理由 若手時代の空気を再現
今回特に話題になっているのが、そのチケット料金です。前売券は1500円に設定され、報道では「破格1500円」とも表現されています。
互いのコンビが結成20周年を迎える中、あえて若手時代を思わせる価格にすることで、当時の空気感を再現しようという狙いがありました。 現在のチョコンヌは、1500人規模の会場でもライブを行うほど人気のユニットですが、あえて120席の劇場で“会場限定・低価格”という形にこだわった点に、4人の思いが詰まっています。
また、今回はオンライン配信を一切行わないことも大きな特徴です。 配信で多くの人に見てもらうのではなく、「その場に居合わせた人だけが体験できる特別な時間」を大事にした形です。ファンにとっては、チケットを手に入れられるかどうかが非常にシビアな公演となりましたが、その分、会場に足を運んだ観客にとっては、忘れがたい一夜となったようです。
シンプルな舞台セットで「コントの力」をストレートに
ライブのステージは、凝ったセットを用いないシンプルで素朴な構成だったと報じられています。 若手時代のライブを思い起こさせる、手作り感のある雰囲気の中で、4人が次々とコントを披露し、観客を笑いの渦に巻き込みました。
客席とステージの距離が非常に近いシアターブラッツでは、観客の反応もダイレクトに伝わります。チョコレートプラネットの松尾は、「最後(ステージから)見た光景は忘れてないなと思った。懐かしいな、最初に単独ライブをやったときと変わらないなと思って、よかった。エモい。」と語り、胸に迫る思いを口にしています。
一方で、観客との距離が近いがゆえの緊張感もあったようで、「近すぎて、お客さんも緊張しちゃうかな」といったやりとりも見られました。 それでも最終的には、会場は大きな笑いと拍手に包まれ、ベテランとなった今もなお、コントで勝負する姿勢を印象づける公演となりました。
結成20周年の節目で見せた「原点」と「これから」
シソンヌとチョコレートプラネットは、いずれもコンビ結成20周年という大きな節目の年を迎えています。 デビュー当時からコントを武器に活動してきた2組が、改めてルーツである小劇場に立った今回の公演は、「これまで」と「これから」をつなぐ象徴的なライブになりました。
報道によると、ライブ後のトークでは、今後の「野望」についての話題も飛び出しました。チョコレートプラネットの松尾は、将来の夢として「全米ツアー」を挙げ、「全部、長田さんの運転で回って」と冗談交じりにコメント。 現在は日本全国だけでなく、海外からの注目も高まりつつあるお笑い界ですが、その勢いを象徴するような一言でした。
一方、シソンヌのじろうは、「健康に続けていけたらいい」と語り、長く活動を続けることへの思いをにじませています。 20年という長い年月を経て、なお挑戦を続ける2組の姿勢に、観客からも温かい拍手が送られました。
シアターブラッツは来年改修へ 「思い出深い状態」でのラストステージ
今回の公演を行ったシアターブラッツは、来年に改修が予定されており、5月にリニューアルオープンする見込みだといいます。 ライブの場でその情報を知らされた出演者たちは驚きを見せつつ、「最後に思い出深い状態の舞台に立ててよかった」と語っています。
若手時代から数えきれないほどの芸人たちが立ってきた小劇場が新たな姿へと生まれ変わる前に、そこで大きく羽ばたいたシソンヌとチョコレートプラネットが、あらためて「今の姿」を見せたことは、お笑いファンにとっても感慨深い出来事です。
特にシソンヌのじろうにとっては、アルバイト時代から馴染みのある通りに立つ劇場であり、初単独ライブやキングオブコント1回戦の思い出も詰まった場所。 チョコンヌとしても原点ともいえる劇場で、ツアーのリバイバル公演という「集大成」を披露できたことは、4人にとって特別な意味を持つ時間となりました。
「チョコンヌ」はこれからも続く?ファンが期待する今後の展開
今年5年ぶりに行われた「チョコンヌ」ツアーが成功を収めたことや、今回のリバイバル公演の盛り上がりを見ると、ファンの間では「これからもチョコンヌの活動を続けてほしい」という声が高まっています。
公式の告知コメントでも、「まだチョコンヌやります! 年末のギリギリまで頑張ります!」といった頼もしい言葉が寄せられており、今回の公演は「一区切り」でありながらも、「ここからまた始まる」節目でもあることがうかがえます。
レギュラー番組や単独ライブ、執筆活動など、それぞれソロやコンビとして多忙を極める中で、4人が時間を合わせて行う「チョコンヌ」のステージは、どうしても貴重な機会になりがちです。それだけに、1本1本のライブに込められる熱量も高く、多くのファンが次の発表を心待ちにしています。
特に、今回のように小さな劇場で、観客との距離が近い環境でのコントは、テレビとはまた違った魅力があります。会場にいる全員で「空気を共有する」なんともいえないライブ感こそが、お笑いライブの醍醐味だとあらためて感じさせてくれるステージだったと言えるでしょう。
シソンヌの魅力と「チョコンヌ」での存在感
今回のニュースのキーワードであるシソンヌは、キングオブコント優勝経験も持つコント師として知られ、じろうの独特な世界観と長谷川忍の確かな演技力で、多くのコントファンを惹きつけてきました。
「チョコンヌ」では、チョコレートプラネットの個性的なキャラクターや発想と混ざり合うことで、普段の単独ライブとは一味違うシソンヌの表情が見られます。じろうの脚本力と、4人全員の演技力が掛け合わさったユニットコントは、コント好きの間では“必見”とされるほど評価が高く、今回のリバイバル公演も例外ではなかったようです。
また、シソンヌとしての20年、チョコレートプラネットとしての20年、それぞれの歴史があるからこそ生まれる「成熟した笑い」も、今回のライブの大きな魅力でした。若手時代に苦楽を共にした仲間同士だからこその空気感が、会場を包んでいたと報じられています。
観客120人だけが味わえた“特別な夜”
今回の『THE FIRST CHOCONNE』は、120席限定かつ配信なしという、極めてクローズドな公演でした。 SNSなどを通じて断片的な感想は広がっているものの、どのネタが披露されたのか、どんなアドリブが飛び出したのか、そのすべてを知っているのは、当日その場にいた観客だけです。
現代では、多くのライブやイベントが配信で視聴できるようになりましたが、あえて「その瞬間に立ち会った人だけの思い出にする」という選択をした今回のチョコンヌ。そこには、小劇場コントの文化を大事にしてきたシソンヌとチョコレートプラネットの、ささやかな“こだわり”が感じられます。
シアターブラッツの改修前というタイミングで行われたこのライブは、劇場にとっても、出演者にとっても、観客にとっても、忘れられない一夜になったと言えそうです。



