磯野貴理子が語る「日本野鳥の会」への思いと新たな挑戦:バードウォッチング愛が結んだ縁
バラエティ番組や情報番組で長年にわたり多くの人に親しまれてきた磯野貴理子さん。お茶の間の明るい笑顔で知られる彼女が、このたび「日本野鳥の会」の会員であることを公にし、大きな話題を呼んでいます。さらに、来たる12月には自身初となる写真展も開催予定。多くのファンや同じく野鳥ファンから注目を集めています。
バードウォッチングへの目覚めと「日本野鳥の会」入会
実は几帳面な性格と好奇心旺盛な一面を持ち合わせる磯野さんですが、今から3年ほど前、「野鳥観察」(バードウォッチング)という趣味に目覚めたそうです。「忙しい毎日のなか、静かな自然の中で野鳥の姿を追いかける時間がとても癒しになりました」と語る彼女が、野鳥愛をさらに深めるきっかけとなったのが「日本野鳥の会」への入会でした。
2022年10月には、より専門的な知識を身につけたいと考えた磯野さんは「日本野鳥の会」の門を叩きました。当時の心情を「初めは少し気後れもあったけれど、思い切って入会して本当に良かった。会員になったことで、全国各地の野鳥の情報や保護活動にもより関心がもてるようになったんです」と振り返ります。
「日本野鳥の会」とは? 〜磯野さんが共感した活動内容〜
1934年創立の日本野鳥の会は、野鳥や自然環境を守るため全国87の支部、5万人以上の会員・サポーターを擁する国内最大級の自然保護団体です。初心者からマニアまで誰でも入会でき、会誌や支部報、各種観察会・イベントを通じて、野鳥の魅力と環境保全意識の普及を続けています。
- 会員はバードウォッチングだけでなく、野鳥の生態調査や自然観察会、教育活動にも参加できます。
- 年会費や寄付金は絶滅危惧種の保護や生息地の保全など、全国の自然環境を守る活動資金に充てられます。
- 会誌「野鳥」や支部報によって最新の情報や成果が共有され、会員同士の輪が広がる点も特色です。
磯野さんはこうした活動に深く共感し、「自分も微力ながら支えたいという気持ちがどんどん強くなった」「自然保護や環境保全が、決して他人事ではなく身近で自分ごとになる」と感じるようになったと語ります。
「やっと会えた!」感激の瞬間
磯野さんにとって特別だったのは、「日本野鳥の会」主催イベントで、実際に憧れのバードウォッチャー仲間やスタッフと直接交流できたこと。「テレビ越しにずっと知っていた方々や、同じ趣味をもつ人たちと『やっと会えた!』と心から感激しました」と喜びを語ります。
また、観察会で目にした希少な野鳥との出会いについても「言葉では言い尽くせない感動を覚えました。その一瞬をカメラにおさめることが今の最大の楽しみ」と、バードウォッチングの醍醐味を熱く語ってくれました。
磯野貴理子が語る、野鳥観察の魅力と人生への影響
「最初は野鳥の名前も数えるだけで精一杯でしたが、少しずつ姿や鳴き声、行動の特徴を覚えるうちに、自然と深く対話するような感覚になってきました。バードウォッチングを始めてから、日々の見方も変わりました。普段歩いている公園や川辺、街路樹でさえ、そこに生きる小さな命の営みが感じられるんです」
年齢を重ねてからの新しい挑戦だったと語る磯野さん。「大人になっても自分の知らない世界に一歩踏み出すことで、こんなにも人生が豊かになるんだと実感しました」と満面の笑みを見せます。そして「野鳥観察を通じて自然や命の大切さを再認識した。せっかく得た知識や経験を多くの人と分かち合えたらうれしいですね」と語りました。
12月に写真展開催、バードウォッチャーとしての新たな一歩
今年12月には、ついに自身初となる野鳥写真展の開催が決定。会場は都内某所のギャラリーで、これまで磯野さんが日本各地で撮影した野鳥の姿が一堂に展示される予定です。
- 展示される作品は、初心者ならではの目線で切り取ったありのままの野鳥の姿。
- 野鳥愛溢れるエピソードや撮影裏話、写真一枚ごとに込めた思いが語られます。
- 環境保全の思いを込め、展示会場では「日本野鳥の会」への寄付や入会案内コーナーも設置予定。
磯野さんは「写真はまだまだ勉強中ですが、出会いの瞬間を多くの方と共有したい。小さな鳥の視点から世界を見ることで、優しさや自然への感謝が広がると思う」と意気込みを語っています。
メディアへの影響とファンの反応
歌手や俳優、スポーツ選手など多くの著名人もバードウォッチングを趣味に持つことは知られていますが、磯野さんのような「お茶の間のタレント」が本格的に会員となり、実名で活動を発信するケースは珍しいといえます。その素朴な語り口と真摯な活動姿勢は、バードウォッチングを未経験のファン層にも「やってみたい!」と新たな興味喚起をもたらしています。
テレビやSNSでも「野鳥の会」との繋がりが度々紹介され、「自然の大切さや命の尊さに気付かされた」「バードウォッチングを始めてみた」など共感の声が続出。「磯野さんきっかけで会員になりました」「写真展、家族で見に行きます」といった反響も数多く寄せられています。
磯野貴理子さんからのメッセージ
「私も最初は野鳥のことは全然わかりませんでした。でも、興味を持ったことは思い切ってやってみることが大切だと思います。公園を散歩する時にちょっと空を見上げてみるだけでも、新しい世界が広がりますよ。もし野鳥に興味をもったら、『日本野鳥の会』に入るのもすごく楽しいですし、仲間ができて人生が豊かになります。写真展にもぜひ気軽に遊びに来てください!」と、初心者にも優しいメッセージを届けてくれました。
プロフィール:磯野貴理子
- 1964年2月1日、三重県生まれ
- バラエティ番組「笑っていいとも!」など多数出演のタレント
- 趣味:バードウォッチング、読書、写真撮影
- 2022年より「日本野鳥の会」会員
編集部より
飾らない言葉で自然や生き物を大切にする思いを伝えつつ、今なお挑戦を続ける磯野貴理子さん。バードウォッチングから写真展開催まで、新たな世界の扉を開いた彼女の姿勢は私たちにも一歩踏み出す勇気を与えてくれます。日々の暮らしの中で、小さな発見や感動に目を向けるきっかけとして、ぜひ磯野さんの活動に注目してみてはいかがでしょうか。


