加藤清史郎が新たな風を吹き込む『相棒season24』第3話〜高田創、憧れの右京と悪意に挑む
加藤清史郎が刑事ドラマ『相棒season24』で果たす新たな役割
人気刑事ドラマ『相棒season24』（テレビ朝日系）が放送開始から25周年の節目を迎え、注目を集めています。10月29日放送の第3話「警察官B」では、若手俳優加藤清史郎さんがゲスト出演し、新たに刑事となった高田創を演じ、大きな話題となっています。「右京さんへの憧れから警察官になった」という高田創の成長と葛藤、そして事件解決への執念が丁寧に描かれ、視聴者の心をつかみました。
25年目の『相棒』――変わらぬ人気と新たな試み
シリーズ25周年を迎え、「右京＆薫」――水谷豊さんと寺脇康文さんという黄金コンビの厚い信頼と実績が改めて注目されるシーズンです。今シリーズは通算11度目のタッグとなり、「まだまだ走ります」という水谷さん自身の言葉通り、息の合った掛け合いはファンにとっても安定した楽しみとなっています。
刑事ドラマとしての重厚さはそのままに、今回のエピソードでは加藤清史郎さん演じる高田創が新しい世代の警察官として登場することで、ベテランコンビの関係性に新鮮な化学反応をもたらしています。
右京への憧れから警察官へ――高田創の成長物語
- 高田創は少年時代、特命係に助けられた経験から警察官という夢を抱き、交番勤務を経て念願だった刑事になります。
- 第3話では、刑事となった高田が、右京（水谷豊）・薫（寺脇康文）の特命係と協力し、難事件に挑みます。
- 刑事としての初仕事は、自身の担当管轄で起きた元刑事の女性殺害事件。高田は同期刑事と即席コンビを組み、事件解決に邁進します。
第3話のあらすじ～元刑事殺害事件に秘められた「危険な秘密」
本エピソードの軸となるのは、管轄内で発生した元刑事の女性殺害事件です。被害者は半年前、暴行事件の担当刑事でしたが、加害者の男性が執行猶予付きの判決となったことで逆恨みを受け、警察を退職していました。事件発生後、警察はその男性を最有力容疑者としてマークするも、右京と薫は独自の捜査から「被害者と浅からぬ関係にあった人物」に注目します。
高田は被害者の元同僚刑事と急造コンビとして捜査を開始し、被害者の自宅付近をうろつく不審な男に職務質問を試みるなど、刑事としての初めての“事件現場”に緊張と高揚を見せます。
特命係と協力しながら、事件の真相に迫る高田の奮闘ぶりが印象的で、彼の成長と覚悟が物語の深みを増しています。
「コントにしか見えない…？」――らしからぬ右京さんの意外な一面
一部視聴者からは、「今回は右京さんが少しらしからぬ、コミカルな表情や言動を見せた」「まるでコントのように感じる場面があった」とSNSで話題になりました。しかし、その“らしからぬ姿”こそキャラクターの幅広さや、人間味のある右京の奥行きが感じられるエピソードとなっています。
作品に熟練したしなやかさをもたらしつつ、時にユーモアを交え、緊張と緩和を巧みに演出することで、ドラマとしての奥行きが増しています。
右京×薫×高田のトリオ――新世代との共闘
- 伝統のコンビである右京＆薫に加え、若手の高田創が事件解決に挑み、「先輩から受け継ぐ刑事魂」と「新世代の価値観」が絡み合う展開となりました。
- 若さ故の不器用さや情熱、高田自身が憧れた右京との共闘が、シリーズに新たな風を吹き込んでいます。
ドラマ『相棒season24』が描く警察官の理想と現実
シリーズを通して、特命係の右京は常に「真実を追い求める姿勢」で事件に挑んできましたが、今回のエピソードでは、高田の強い理想と現実のギャップも丁寧に描かれています。
大きな事件を前にした高田は、「右京さんのようになりたい」と憧れを抱きつつも、実際の事件捜査の現場で直面する辛さや葛藤に悩みます。
ベテラン刑事・右京の辛辣な指摘や励ましが、高田の内面の成長を促し、警察官として一歩を踏み出す姿には、視聴者から応援の声が上がりました。
シリーズのおさらいと今後への期待
- 『相棒season24』では、1話完結型ながらも、長年築かれてきたキャラクター同士の絆やドラマ性が魅力です。
- 歴代の事件の中で「人間ドラマ」「社会問題への鋭い目線」といったテーマも扱われ続けてきたため、今後も高田創の成長や、右京・薫との関係の深化が期待されています。
- 加藤清史郎さんの熱演は、ドラマファンのみならず多くの視聴者から高評価を得ており、今後新たなレギュラー登場も予感させます。
ファンの声とSNS、現場スタッフのコメント
放送当日、SNS上では「高田役の加藤清史郎くん、右京さんへの憧れの演技が素晴らしい」「相棒の新しい風を感じた」「今夜はコント仕立て？コミカルな右京さんも魅力的」といった声が多数寄せられました。
また、現場スタッフからも「加藤さんが現場に新鮮な緊張感と、穏やかな空気をもたらしてくれた」とのコメントが寄せられ、和やかな撮影風景がうかがえます。
まとめ〜黄金コンビの絆と新世代刑事の誕生
25周年を迎えてなお、「杉下右京＆亀山薫」コンビの絶妙な掛け合いと強い絆は不動ですが、今シリーズは加藤清史郎が演じる高田創という新しいキャラクターの躍動により、ドラマはさらに奥深く、多彩な人間模様を映し出しています。
警察官という職業の理想と現実、憧れと覚悟を真正面から描いたエピソードは、ファンを惹きつけ、シリーズに新たな価値を加えました。
これからも『相棒』が描くヒューマンドラマから目が離せません。
