祝・相棒シリーズ25周年!杉下右京、これまで見たことのない新たな一面で『相棒 season24』が幕開け
日本の刑事ドラマを語る上で欠かせない存在となった『相棒』。
2025年秋、シリーズ生誕25周年という大きな節目を迎え、最新作『相棒 season24』が放送開始となりました。
今シーズンの主人公・杉下右京(水谷豊)は、これまでのシーズンでは決して見られなかった斬新な姿で登場し、そのインパクトの強さと共に話題を集めています。
本記事では、最新シーズンの見どころや話題となった事件の内容、右京と亀山薫(寺脇康文)コンビの今、長寿シリーズならではの役者の変化などを徹底解説します。
『相棒 season24』とは?
- 2025年10月15日(水)夜9時よりテレビ朝日系で放送開始
- シリーズ25周年・通算24シーズン目の最新作
- 初回は拡大スペシャル「死して償え」と題し、前代未聞のシチュエーションでスタート
これまで見たことのない杉下右京が登場
初回スペシャルは、右京の“これまでにない姿”からスタートしました。
通常、スーツ姿で冷静沈着に事件に臨む右京ですが、今作の幕開けではなんと「作務衣姿で犬の散歩」をし、「自宅のキッチンで手際よく朝食を作る」という穏やかな生活シーンが描かれます。
この“異例”ともいえる出だしには視聴者も驚き、SNSなどでも大きな反響を呼びました。
さらに、杉下右京が“身分を隠して人間国宝の講談師・瀧澤青竜(片岡鶴太郎)に弟子入りする”という、シリーズ初となる設定も物語の大きな魅力です。
話題となった「犯人を捕まえられなかった」事件とは
これまでの『相棒』では、特命係の活躍によって巧妙に事件解決へと導くストーリー展開が多く見られました。
しかし、今シーズン話題となっているのは、「特命係でも解決できなかった」「犯人を捕まえられなかった」事件です。
この衝撃的な結末は、SNSやファンの間で
「後味が悪すぎる」
「これまでの相棒らしくない」
「現実社会の理不尽さ、人間ドラマとしての深みを感じた」
と様々な意見を呼んでいます。
正義では割り切れない人間模様や、警察の限界を描くことで、物語にさらなる深みを与えている印象です。
右京&薫コンビ、永遠のコンビか?
『相棒』といえば杉下右京と亀山薫の名コンビ。
今シーズンで“通算11シーズン目”を迎える黄金コンビの復活も大きな話題となっています。
水谷豊さん(杉下右京役)、寺脇康文さん(亀山薫役)それぞれが時を経て円熟味を増しながらも、「右京と薫である限りは年を取らない」という言葉通り、物語の中ではいつまでも“あの2人のまま”です。
ただし、役者として「定年退職が…」といった話題もニュースになっており、長寿シリーズ特有の現実的な課題も意識されています。
ファンからは「2人の年齢や人生経験が、むしろドラマの深みに繋がっている」との声もあり、人間としてのリアリティや成長が物語全体に新たな厚みをもたらしています。
初回拡大スペシャル「死して償え」とは
今回の初回拡大スペシャル「死して償え」では、右京が講談師に弟子入りするという「前代未聞のシチュエーション」からスタート。
身分を隠しつつ、一流講談師・瀧澤青竜の周囲で発生する事件を追う形で物語が進行します。
落語や講談の伝統芸能がストーリーに取り込まれ、
「刑事ドラマ」と「人情劇」「伝統芸能」の融合といえるような、新鮮な魅力を見せています。
- 右京がなぜ弟子入りしたのか?その理由は事件解決へのカギ
- 瀧澤青竜を巡る知られざる人間関係や過去
- 警察の立場と弟子としての顔、2つの人生を演じ分ける右京
物語は「人は本当に死して償うことができるのか」という哲学的なテーマとも向き合いながら、登場人物の複雑な感情と心の闇を掘り下げていきます。
ラストは一筋縄ではいかない苦味が残るものでしたが、視聴者に強烈な印象と深い余韻を残しました。
ファンの反応と今後の展望
これまでにない右京の登場や、後味の悪い結末は、「攻めの姿勢を感じる」と高く評価するファンがいる一方、従来のスカッとした解決を期待した人々には賛否が分かれています。
今後の展開では
「右京の人間的な弱さや葛藤」
「事件解決の枠を超えた人間ドラマ」
などが期待されています。
また、亀山薫とのやりとりも、年齢を重ねたからこその味わいが感じられ、シリーズの進化を実感できるシーズンとなっています。
過去作品を振り返りつつ、「今」の相棒を楽しむ
『相棒』は過去シーズンも数多くの名作回があり、その全てが今のseason24へと繋がっています。
今作は見逃し配信にも対応しており、最新シリーズだけでなく、これまでの右京と薫の歩みや変化を改めて感じることもできます。
シリーズファンはもちろん、初めて『相棒』に触れる方にもおすすめできる内容です。
まとめ:杉下右京の新境地、25周年を迎えた『相棒』のさらなる進化
長年愛されてきた『相棒』は、25周年の節目となるseason24で大胆な変化を見せました。
これまでになかった日常感や人間味をまとった杉下右京が、複雑で難解な事件にどう向き合い、どんな結末をもたらすのか――
今後のストーリー展開からも目が離せません。
長寿シリーズだからこそ描ける深みと、既存の枠を超えた挑戦。
その両方を楽しめるのが、今の『相棒』シリーズの最大の魅力です。
新たなright-hand man(相棒)たちと共に、杉下右京の物語はこれからも多くの人々の心を惹きつけ続けるでしょう。