松本潤、「嵐」ラストツアー演出で“世界的K-POPスター”と極秘対面 ファンへの最後の恩返しに込めた思い
2026年5月で活動を終了することを発表している「嵐」にとって、ラストツアー「We are ARASHI」は25年間の集大成となる特別なステージです。
その演出の中心に立つのが、デビュー当時からコンサート作りを牽引してきたメンバー・松本潤さんです。
今回、その松本さんがツアー演出のレベルアップを目指して、「世界的K-POPスター」と直接対面していたことが明らかになり、大きな注目を集めています。
嵐ラストツアー「We are ARASHI」とは
ラストツアー「We are ARASHI」は、2026年3月13日の札幌ドーム(大和ハウス プレミストドーム)公演を皮切りに、東京、名古屋、福岡、大阪、そして再び東京ドームで締めくくる全15公演のドームツアーとして発表されています。
最終公演は2026年5月31日の東京ドームとされており、「嵐」として5人で立つ最後のステージがここになることから、約70万人規模の動員が見込まれる“ラストステージ”としてファンの期待が高まっています。
- ツアータイトル:「We are ARASHI」
- 期間:2026年3月13日〜2026年5月31日
- 会場:札幌・東京・名古屋・福岡・大阪の5大ドーム、全15公演予定
タイトルには「嵐は5人だけでなく、ファンも含めた“私たち”の存在」というメッセージが込められていると解釈されており、最後までファンとともに歩むという姿勢が色濃く表れています。
国立競技場をあえて外した理由と演出へのこだわり
今回のラストツアーで大きな話題となったのが、“嵐の聖地”とも呼ばれてきた国立競技場が会場に含まれていない点です。
嵐は2008年から6年連続で旧国立競技場でコンサートを開催し、改修後の新国立競技場でもイベント出演や無観客配信ライブを行うなど、ファンにとっても特別な思い出が詰まった場所でした。
それだけに、ツアー日程発表直後からSNSでは「国立は追加されないのか」「嵐の最後に国立がないのは寂しい」といった声が相次ぎました。
一方で、ドームツアーという形式を選んだ背景には、チケット抽選倍率の高さや、機材・演出面で安定したクオリティを保ちながら多くのファンに“同じ世界観”を届けるという、現実的かつ演出的な判断があったとみられています。
過去のツアーでも、松本潤さんは「一人でも多くのファンが楽しめるステージ」「どの公演でも同じレベルの感動を届けること」にこだわりを見せてきました。
ラストツアーでも、象徴的な会場よりも、演出の自由度やツアー全体の構成を見据えた選択をしたと考えると、その決断の重さが伝わってきます。
“世界的K-POPスター”との極秘対面とは
そんな中で報じられたのが、「松本潤 嵐ラストツアー演出に向けて対面した『世界的K-POPスター』」というニュースです。
詳細な人物名や対面場所などは一部メディアで限定的に伝えられているものの、「世界的に活動するK-POPアーティスト」との直接対話や交流を通じて、ライブ演出やステージ表現について意見交換が行われたと報じられています。
K-POPアーティストたちは、近年、世界各地のスタジアム・ドーム規模でのツアーを成功させており、映像・照明・パフォーマンスを一体化させたダイナミックなライブ演出が高く評価されています。
松本さんが自ら足を運び、“世界基準”とも言われるK-POPライブの作り方や、ファンとのコミュニケーションの工夫などを学ぼうとしている姿勢は、ラストツアーへの並々ならぬ覚悟を物語っています。
なぜK-POPに学ぶのか
嵐のコンサートは、これまでも「日本のアイドルグループのステージ演出」を大きく進化させてきたと言われています。
トロッコやムービングステージ、多彩な映像演出、大規模な水や炎の特効など、ファンの近くまでメンバーが行く工夫と、会場全体を使ったスケールの大きさが両立してきました。
一方、近年のK-POPライブは、楽曲とダンスパフォーマンスに加え、巨大LEDスクリーンやAR/XR技術、緻密なカメラワークを組み合わせた“ショーとしての完成度”が世界的に評価されています。
そうした要素は、オンライン配信との親和性も高く、「現地にいるファン」と「配信で見るファン」のどちらにも楽しめる設計がなされているのが特徴です。
今回のラストツアーでは、生配信の準備も進められていると報じられており、「会場に来られないファンにも、最後まで寄り添いたい」という嵐らしい発想がにじんでいます。
松本さんがK-POPの現場から得たヒントを、嵐流の温かさと物語性のある演出にどう落とし込むのか、多くのファンが期待を寄せています。
嵐とK-POP、ライブづくりの違い
ここで、一般的に語られている「日本のアイドルライブ(嵐など)とK-POPライブ」の特徴を、イメージしやすいように整理します。
| 項目 | 嵐(日本のアイドルライブ) | K-POPライブ |
|---|---|---|
| 演出の特徴 | ファンとの距離感を縮めるトロッコや花道、多彩なMCやバラエティ性が重視されると言われる。 | ダンスパフォーマンスと音楽の一体感、大型スクリーンと映像技術を用いたショー構成が特徴とされる。 |
| 世界展開 | 国内ドームツアーに強く、アジアなどでの公演もあるが、主戦場は日本市場とされる。 | 欧米・アジアを含むグローバルツアーを前提とした制作が一般的になっている。 |
| 配信との相性 | ステージを会場全体に広げるため、カメラワークや編集によって見せ方を工夫してきた歴史がある。 | 配信を前提としたカット割りやスクリーン演出が組み込まれている例が多いとされる。 |
こうした違いを踏まえると、「嵐らしさ」を保ちながらK-POP的な演出の強みを取り入れることは、ラストツアーをより“今の時代のスタンダード”に近づける試みとも言えます。
ファンの期待と不安、チケット問題
ラストツアーが発表されると同時に、ファンクラブ会員を中心に“うれしさ”と“不安”が入り混じった声が広がりました。
申し込みは2025年6月2日以前にファンクラブに入会している会員に限定されていると報じられており、延べ会員数は300万人を超えるとも伝えられています。
約70万人規模の動員が見込まれる一方で、「何度も落選してしまうのでは」「最後に一度でいいから会いたい」というファン心理から、チケットの熾烈な争奪戦が予想されています。
一部では、生配信や後日映像化への期待も高まっており、「たとえ会場に行けなくても、同じ瞬間を共有したい」という声が多く上がっています。
松本潤が背負う“演出家”としての責任
嵐のライブ演出と言えば、デビュー当時から中心に立ち続けてきた松本潤さんの存在抜きには語れません。
メンバーからも信頼される“ステージのプロデューサー的役割”を担い、セットリスト、ステージ構成、映像、照明までトータルで考え抜くことで知られています。
近年は俳優や大河ドラマ主演など、個人としての活動でも大きな成功を収めていますが、ファンの間では「ステージに立つ松本潤」「ライブを作る松本潤」こそが原点だという声も多く聞かれます。
ラストツアーの演出に向けてK-POPスターと直接対面したという報道は、その責任感の強さと、自らの経験に安住せず常に学び続ける姿勢の表れだと受け止められています。
ラストツアーで期待される“新しい嵐像”
現時点で、具体的な演出内容やセットリスト、コラボレーションの有無などは公表されていませんが、「世界的K-POPスター」との対面が報じられたことで、ファンの間ではさまざまな憶測と期待が高まっています。
ただし、報道各社も詳細な中身については慎重な書き方をしており、「どの程度具体的な協力関係があるのか」「対談レベルなのか」といった点は明らかにされていません。
その一方で、「パフォーマンスの構成」や「オンライン配信での見せ方」など、技術的・演出的な部分での刺激を受けた可能性は高いと見られています。
嵐らしい“温かさ”や“ファンとの対話”を軸にしながら、世界的なライブの潮流を取り入れた新しいステージが生まれるのではないかという期待が広がっています。
25年分の「ありがとう」をどう届けるか
嵐は活動休止前の2020年、コロナ禍の影響を大きく受け、予定していた大規模なツアーを思うように開催できなかった苦い経験があります。
その中で、無観客配信ライブなど新しい形に挑戦しつつも、「本当は直接会って感謝を伝えたかった」という思いをメンバーが語ってきました。
今回のラストツアーは、そうした“やり残した思い”を含めて、25年間応援し続けてくれたファン一人ひとりに「ありがとう」を届ける場になると見られています。
演出の最前線に立つ松本潤さんが、世界的K-POPスターから得た刺激をどう表現につなげるのかは、その「ありがとう」をどんな形で提示するかというテーマとも密接に関わってきます。
ファンが見守る“最後まで進化し続ける嵐”
デビューから25年を経てなお、新しい表現を求め、海外アーティストからも学ぼうとする姿は、「最後のツアーだからこそ、今できる最高のステージを作りたい」という強い意志の表れです。
国立競技場という象徴的な会場を選ばなかった決断も含め、今回のラストツアーは、懐かしさだけでなく、“今の嵐”を見せようとする前向きな挑戦と受け止められています。
チケットの当落や会場に行けるかどうかといった現実的な不安を抱えながらも、多くのファンが「どんな形でも、その瞬間を見届けたい」と語っているのは、25年間変わらず寄り添い続けてくれたグループへの信頼の証と言えるでしょう。
“世界的K-POPスター”との対面が一つのきっかけとなり、嵐のラストツアーが、日本の音楽ライブの歴史に新たな1ページを刻むステージになるのか――その答えは、2026年の春、ドームのステージ上で明らかになっていきそうです。




