THE ALFEE、41年ぶり紅白出場と51年目の「音楽愛」──世代を超えて愛され続ける理由

伝説的ロックバンド「THE ALFEE」が、2024年大晦日のNHK紅白歌合戦に41年ぶり2度目の出場を果たし、大きな話題を呼んでいます。
1973年の結成以来、長きにわたって多くのファンに愛され、2025年にデビュー51周年を迎えた彼らに、再びスポットライトが当たりました。
彼らの歩み、その音楽への思い、そして多世代に広がるファン層――最新のエピソードやメンバーの言葉を交え、「今」のTHE ALFEEの魅力を紐解きます。

41年ぶりの紅白出場、その舞台裏と反響

  • 2024年末、紅白歌合戦への再出演が正式発表されると、SNSを中心に全国のファンから喜びと驚きの声が殺到しました。
    「41年間お待ちしていました」「1983年の時もみてました!」という長年の“アル中”ファン(THE ALFEEファンの愛称)の熱い声、さらには初めてALFEEを知った10代や若い世代の新鮮な驚きが並びました。
  • メンバーは「僕たちを知らない人はまだまだいる」と、長い時を経ても新たな挑戦を続けています。紅白のステージで見せた熱量と表現力は、年齢を感じさせないパフォーマンスとして視聴者を圧倒しました。

THE ALFEEのプロフィールと時代を超える存在感

メンバーは、桜井賢(69/Vo&B)、坂崎幸之助(70/Vo&G&Per)、高見沢俊彦(70/Vo&G)の三人。三人合わせて212歳となった今も、ライブバンドとしての現役感・エネルギーは衰え知らずです。
1974年の「夏しぐれ」でデビューし、1983年に「メリーアン」がヒットして初の紅白出場。当時の熱狂と歓喜を超え、今回のカムバックは伝説の証といえる出来事となりました。

若い世代との新たな出会い──親子三世代で楽しめるバンドへ

  • 51周年を迎えた今、「紅白を見て初めて知った」「親と一緒に見て感動した」と語る若いファンがSNS上で多く見られました。
  • 桜井賢さんは「家族と一緒に、10代20代の若い世代が見て驚いたみたい。やはり『紅白歌合戦』は影響力がすごい」と語り、世代を超えた音楽の力を実感しています。
  • 新規ファンの中には「あと10000年頑張って」など、ユーモア溢れる応援メッセージを送る声もありました。長年応援してきた世代と、初めて触れる新世代が、同じステージを体験する光景が広がっています。

「ステージは生もの」──THE ALFEEが伝える音楽愛

THE ALFEEは「いつまでも変わらない」と言われがちですが、リアルなライブパフォーマンスこそが最大の魅力です。
高見沢俊彦さんは「今回の春ツアーで全国を回りましたが、初めて僕らを見るお客さんが増えていまして。ありがたいことに“アレ”でALFEEを知ったという人たちが結構多いんですよ」と話し、ライブとテレビ、双方で新たな出会いが生まれていることを明かしています。

  • また、坂崎幸之助さんは「50年という前提がひとつあって『紅白』でさらに、という感じですかね。確かにバンドで50周年というのはほとんどないですからね」と語り、グループとしての歴史を誇りに感じています。
  • 桜井賢さんは紅白などメディアでの「事件」を振り返りながら、「僕たちを知らない人はまだまだいる」と発信し、常に新しい人々に「生きたTHE ALFEE」を届ける姿勢を大切にしています。

紅白ステージが生んだ「喜劇」と「奇跡」

41年ぶりの紅白歌合戦、その裏側にはさまざまなドラマがありました。
メンバーそれぞれの個性と絶妙な掛け合い、時に“おまえが歌うんかい!”という予想外の展開も視聴者の間で話題に。
「ギリギリのダンスで可愛らしさがバレる」といった感想もSNSで拡散し、桜井賢さんのユーモアや素朴な魅力が日本中に広まりました。

  • 長年連れ添った三人ですが、お互いを「高校時代の友だち」と形容し合い、家庭的な絆や、お互いを思いやる言葉がたびたび飛び出します。それが固定ファンだけでなく、新しいファンにも通じる温かさの理由です。
  • また、高見沢さんの語る「ライブこそが自分たちの真骨頂」「ステージは生もの」という信念は、この時代でもバンドらしさを保つ原動力です。

50周年、51周年へ。届けられる「ありがとう」の気持ち

ファンからは「ありがとう」の言葉があふれ出しています。コンサート会場やSNS、テレビ番組などあらゆる場所で、「長く続けてくれてありがとう」「誕生日や入学式、家族イベントにもTHE ALFEEの音楽があった」というメッセージが寄せられました。
10代のファンからは「あと10000年頑張って」「これからも大好き!」という熱意ある応援、ベテラン世代からは「健康で長く活動を続けてほしい」と、親子三世代にわたるエールが絶えません。

同じ時代に生きる奇跡──THE ALFEEという存在

  • メンバー三人は現在もツアーやイベントを精力的に展開しつつ、各自の趣味も大切にしています。坂崎さんの動物好きや高見沢さんのギターコレクションなど、個々の魅力がそのままグループの温かみや個性につながっています。
  • 2025年、51周年を迎えた今も「ぼーっと立っているわけにもいかない」と語り、自分たちの「今」を大切に走り続ける姿が、かつてない親近感と共感を呼んでいます。
  • 「時代がどんなに変わっても、僕たちは音楽とともにいる」──THE ALFEEが見せた51年目の生き様は、これからも多くの人に勇気と希望を与え続けることでしょう。

まとめ:THE ALFEEが体現する「音楽愛」と世代を超える絆

紅白歌合戦という国民的イベントを通じて、THE ALFEEは日本中の幅広い世代にその熱い音楽愛と、変わらない三人の「仲間」感を鮮やかに示しました。
今まで以上に多くの人が彼らの音楽やパフォーマンスに触れ、新たなファン層が拡大しています。
これからもTHE ALFEEは、時代や世代を超えて人々をつなぐ、「生きた音楽の象徴」であり続けるのです。

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