高田馬場と目白の飲食イベントと文化の今――「はしご酒」と50周年ジャズバーの賑わい

高田馬場と目白といえば、学生街の活気にあふれ、多彩な飲食店と深い文化の香りが漂う都内有数のエリアです。2025年9月現在、この街では今、新たな盛り上がりを見せるイベントが続々と開催され、大きな注目を集めています。本記事では、地元の飲食店を回遊して楽しむ「はしご酒イベント」と、ジャズ・セッションバー「イントロ」の50周年パーティーの模様を中心に、地域に息づく人々の想いや、そこから生まれる温かなつながりについて詳しくご紹介します。

しっとりと楽しめる。「目白と高田馬場の飲食店6店舗ではしご酒イベント」

2025年9月、目白駅・高田馬場駅周辺の全6店舗が結集し、それぞれの個性あふれるお店を巡る「はしご酒イベント」が開催されています。企画のきっかけは、目白の「ART BAR TEMKARACO(てむからこ)」店主・櫻井らむさんの「もっと目白と高田馬場を盛り上げたい」という熱い想い。櫻井さんはこれまで高田馬場の数々のバーで経験を積んだ人脈を生かし、地元でゆったりお酒を楽しめる風土づくりを考えてきました。

  • 目白駅周辺:肉の八十二食堂(豊島区目白3)、STAND BAR でこぽん(目白2)、Art Bar TEMKARACO(目白3)
  • 高田馬場駅周辺:高田馬場 極ッ(ごっつ)(新宿区高田馬場2)、SAKE PUB酒夫 SAKEO(新宿区高田馬場2)、Table Ino(高田馬場3)

イベントでは、スタンプカードオリジナルステッカーが用意されているのが大きな特徴です。参加者は各店舗で飲食を楽しむごとにスタンプを集め、コンプリートすれば記念品がもらえるという嬉しい仕組みも。また、期間中だけの限定メニューや、各店自慢のオリジナル酒も味わうことができるので、「しっとり飲みたい」「いろんなお店の雰囲気を味わいたい」といった大人の飲み歩きにもぴったりです。

地元密着型のこの取り組みは、「ただ飲み歩くだけでなく、各お店の個性や人の温かさに触れてほしい」という主催者の心からの願いが込められています。はしご酒を巡るうちに、普段は出会えない趣きのお店や、心のこもった一杯と親しみやすい店主に出会う機会も増え、地域の新たな魅力を発見できます。

今後も「目白、高田馬場にこんなお酒好きの集まる“しっとり飲める”スポットがあるよ!」という声がもっと広がれば、街の新たな顔としてさらに盛り上がりそうです。

ジャズ・セッションバー「イントロ」50周年。同窓会パーティーに260人が集う

高田馬場の夜といえば、老舗のジャズ・セッションバー「Jazz Spot Intro(イントロ)」も忘れてはなりません。今年、開業50周年を迎えたイントロでは、同窓会パーティーが開催され、なんと260人ものファンや常連客が集まりました

イベントは8月24日、姉妹店の「Cafe Cotton Club(カフェ コットンクラブ)高田馬場」にて盛大に行われました。イントロは1975年の創業以来、プロ・アマ問わず多くのミュージシャンがセッションを重ね、「敷居は低く、心地良い」ジャズバーとして親しまれてきました。たった数坪の空間で交わされる音楽とお客様の交流は、今や高田馬場を象徴する文化のひとつとなっています。

50周年パーティーには、長年イントロを愛する常連客はもちろん、かつて出演したアーティストやスタッフなど世代を超えた多くの人々が参加。店内外に溢れる参加者の笑顔や懐かしいエピソードが飛び交い、「高田馬場の文化の生き証人」としてのイントロの存在感が改めて浮き彫りとなりました。

歴史あるバーが地域に与える影響の大きさ、そして音楽と人をつなぐ力を体感できる周年イベントとなり、SNS上でも「高田馬場といえばイントロ」「これからもずっと続いてほしい」といった声で賑わいました。

高田馬場は飲食・カルチャーとともに進化する

高田馬場・目白エリアでは、今回のはしご酒イベントやジャズバーの周年のみならず、他にもさまざまな地域密着型イベントが企画されています。たとえばベルサール高田馬場でのウイスキーフェスティバル、地元酒蔵コラボのお酒会など、多彩なジャンルが日々骨太に根付いています。

「しっとり飲める」と「賑やかに盛り上がれる」という両面を持つ高田馬場・目白。飲食店をめぐる喜びや、長く愛される音楽バーでの心地よい時間は、この街で暮らす人、訪れる人の心に温かく響いています。

地域情報サイトや自治体も、商店街や飲食店の魅力発信、ユニークなイベント開催を通じて、地元の絆づくりや文化の伝播に力を入れています。今後もこうした動きがより一層強まれば、若い世代も熟年世代も、それぞれのスタイルで高田馬場・目白を楽しむ「共感の輪」が広がっていきそうです。

おわりに

高田馬場と目白の「はしご酒イベント」と、ジャズ・セッションバー「イントロ」50周年パーティーは共に、街の今とこれからをたくましく照らす出来事です。目白・高田馬場の飲食店を巡る人々の笑顔。そして、いつまでも変わらず心地よい音楽を響かせる老舗の灯。ゆっくりと、でも着実に変わりゆく町の「今」を体験しに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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