Mrs. GREEN APPLE、大森元貴「グリーンアップル大使」就任――長野県・青森県産青りんごの架け橋へ
バンドとリンゴの特別な縁――グリーンアップル大使任命式について
2025年9月12日、人気ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」のメンバーが、長野県と青森県の合同「グリーンアップル大使」に就任し、都内で任命式が盛大に開催されました。バンドの中心的人物でありボーカルの大森元貴さんは、「今日のためにバンド名を付けたんじゃないかと思わざるを得ない」とユーモアを交え、会場を和ませました。
Mrs. GREEN APPLEのバンド名は、「いつまでも熟し切らずフレッシュな青りんごのような気持ちで活動したい」という想いから名付けられています。まさに今回の大使就任は、名実ともにバンドとリンゴ産地を結ぶ運命的なタイミングだったといえます。
まさかの告白――大森元貴「リンゴアレルギーで食べられません」
会場を驚かせたのは、大森元貴さんが「実はリンゴを食べられない」という事実でした。リンゴアレルギーを持つ大森さんは、「何度も“本当に就任していいの?”と確認しました。食べられませんが、全力で応援したいです」と語り、率直でユーモラスなコメントが拍手を呼びました。
任命式では、メンバーの若井滉斗さんと藤澤涼架さんが試食を担当し、大森さんは香りのみで青りんごの魅力を伝えました。藤澤さんは「ちょっと酸味もあるし、うれしい甘さ」と笑顔を見せ、若井さんは「噛んだ瞬間にジュワッと甘みが広がる」とその美味しさに感激。大森さんは、「食べたくなりますね」と思わず羨望の眼差しを送りました。
長野県・青森県の「青リンゴ」の今――消費拡大への挑戦
青りんごは日本のリンゴ市場のうち約1割を占めるにとどまっており、産地の課題として消費拡大が急務です。とくに長野県では「ブラムリー」など個性的で酸味の強い青りんご品種も展開され、料理やジャムにも重宝されています。
- 大使任命式には青森県知事の宮下宗一郎氏、長野県知事の阿部守一氏も参加。両県を代表してバンドに感謝と期待が寄せられました。
- バンド名をあしらった特別デザインの青リンゴ箱も登場し、全国のスーパーなどで販売予定とのこと。
- 藤澤さんは長野県出身。「これを機に、青リンゴの魅力をしっかり全国に広めていきたい」と意気込みを語りました。
メンバーそれぞれの感想と「青リンゴ大使」への思い
Mrs. GREEN APPLEは2025年でデビュー10周年を迎えます。今年は横浜港山下ふ頭で10万人を動員する野外コンサートも成功させ、来月からは5大ドームツアーも控えるなど、まさに国民的人気を誇るバンドです。「様々な経験をしてきたけれど、まだまだ新しい世界がある。青リンゴの魅力を伝えることがこんなにワクワクするとは思いませんでした」と、大森さんは今回の取り組みに胸を躍らせています。
長野県出身の藤澤さんは、「りんごとは小さい頃から縁があるけど、青りんごに触れる機会はこれまで少なかった。これからは青りんごの良さを、もっとたくさんの人に届けていきたい」と意気込んで語りました。
ギターの若井さんは「普段からフルーツが好きで食べているが、青りんごは新鮮な体験。酸味と甘みのバランスもとても良くて、奥深い味わいだ」と青りんごの新たな可能性にも触れています。
青リンゴ大使の今後の活動と消費拡大の期待
今後、Mrs. GREEN APPLEの「グリーンアップル大使」としての活動は多岐にわたることが期待されます。すでにバンド名入り特別デザインボックスの青リンゴ販売や、SNSを活用した青リンゴの魅力発信が予定されています。
長野県や青森県の伝統あるリンゴ産業に、人気アーティストと若い世代の注目が集まることで、市場の活性化にも大きな期待がにじみます。とくに近年は果物の健康価値、美容効果にも関心が高まっており、青リンゴもその爽やかな味わいと健康的なイメージで幅広い世代の興味を集めそうです。
まとめ ― 長野県・青森県とMrs. GREEN APPLEがつなぐ青りんごの未来
「まさか青リンゴを背負うことになるとは思わなかった」と語った大森元貴さんの言葉どおり、バンドとリンゴ産地という一見意外なタッグですが、両者が重なることで新しい風が吹き始めています。Mrs. GREEN APPLEのメンバーは、それぞれの個性的な魅力、フレッシュさ、そして新たな挑戦を青リンゴとともに全国に発信していくことでしょう。
リンゴが育ててきた長野県の風土、文化、そして大切な産業。音楽と農業の垣根を越えたコラボレーションから、長野県・青森県のグリーンアップルがますます多くの人に愛される日々が続くことを期待せずにはいられません。