【万博2025】幻のトルクメニスタン料理を体験!パロウとソムサ、異国文化を味わう一夜
2025年夏、大阪・関西万博では「体験型グルメ」として注目を集めているトルクメニスタン料理。
海外旅行でも入国ビザ取得が極めて難しい「謎の国」「幻の国」トルクメニスタンの伝統料理が、国内で味わえる貴重な機会となっています。一体、どんな味で、どんな歴史があり、万博ではどのような体験ができるのでしょうか。本記事では、話題の「パロウ」「ソムサ」を中心に、公式パビリオンや万博限定の夜間券体験、料理に込められた文化的背景まで詳しくご紹介します。
なぜ今“トルクメニスタン料理”が万博で話題?
- ビザ取得の難易度:トルクメニスタンは中央アジアの中でも入国ビザ取得が特に難しいことで知られています。そのため現地料理を日本国内で味わう機会はきわめて珍しいといえます。
- 異文化体験の希少性:大阪・関西万博が国際的な注目を集めている中、各国のパビリオンで本場の味や文化を体験できる点が魅力。トルクメニスタンはその中でも「幻のグルメ」と呼ばれています。
- 夜間券&グルメ体験:夜間限定の万博チケットは、日中とは異なる幻想的な雰囲気の中で異国のグルメを満喫できると、来場者の間で大きな話題に。友人や家族と共に、非日常のひとときを味わう絶好の機会となっています。
【本場の味を再現】トルクメニスタン料理「パロウ」とは?
パロウ(Palaw)は、中央アジア全域でよく知られる米料理「プロフ」によく似た炊き込みご飯です。皿に山盛りに盛られたお米の上には、こんがりとした牛肉やラム肉、ニンジン、タマネギがのり、シンプルながらも奥深い味わい。現地では祝いの席や特別な日に家庭やレストランでふるまわれる国民食です。
- ボリューム満点:パロウは一人分でも器いっぱいに盛られ、肉がゴロゴロと惜しみなく使われているのが特徴。
- 米と肉と野菜:日本のピラフや炊き込みご飯にも通じますが、より大ぶりな具材と、スパイス控えめで素材の甘みに重点を置いた調理法が、トルクメニスタン独自です。
- 価格と注文体験:万博会場では一皿3,450円(税込)という少し贅沢な価格設定ですが、「この機会を逃すと一生食べられないかもしれない」と多くの来訪者が注目しています。
レビューでは「見た目よりあっさりしている」「大きく切った人参が甘い」「ステーキライスのような豪快さ」など、日本ではなかなか味わえない“肉と米”の濃密な共演に驚きの声が上がっています。
サモサ…ではなく「ソムサ」? 中央アジアのミートパイ
ソムサ(Somsa)は、中央アジア各国で親しまれているミートパイの一種。外はサクッと、中にはスパイスを効かせた肉や玉ねぎを包んで焼き上げます。インド・中東の「サモサ」と似ていますが、トルクメニスタン流は大ぶりかつ素朴で、肉の旨味がダイレクトに感じられるのが特徴です。
- サクサク食感:厚めのパイ生地が香ばしく焼かれ、食べ応え十分。
- 多彩な中身:牛や羊のミンチ、時には野菜・チーズ入りも。
- おやつや軽食にも:指でつまめるサイズで万人向き。万博会場では「食べ歩き」スタイルも人気です。
ただし、万博会期中は売り切れや仕入れ状況などから、全日販売ではない場合もあるので、訪問時はご注意を。
【実食レポ】パビリオンレストランの“幻のグルメ”
- 店内・雰囲気:トルクメニスタンパビリオンのレストランは落ち着いた広々空間。4人掛けテーブルにゆとりある配置で、グループや家族でもゆっくり食事を楽しめます。
- 料理提供スタイル:注文後に席まで料理を届けてくれるサービス方式。熱々の状態で料理が運ばれてくるのはうれしい点です。
- サイドメニューにも注目:ブラックティー、ペストリー(パイ菓子各種)なども用意。料理と組み合わせて異国体験を満喫できます。
- 味の感想:「肉が柔らかい」「日本米と違ったしっとり感」「上品な塩加減」など、口コミは好意的。特にお肉料理に馴染み深い方にはたまらない味わいです。
トルクメニスタン料理・他にもこんな名物が!
- ドグラマ(Dograma):パンをちぎって入れる羊肉スープ。濃厚なコクとボリューム感あり。やや上級者向けの味わいと評されます。
- メロンとスイカ:トルクメニスタンはメロンの産地として有名。8月には「メロンの日」の祝日があるほど。夏場は現地では路上でカットメロンやスイカが売られ、シャリッとした独特の食感と充分な甘みが特徴です。
【2025年万博での楽しみ方】夜間券で異文化体験を満喫
- 夜間券ならではの雰囲気:日没後にライトアップされたパビリオンで、異国情緒を感じながら食事を楽しむ体験は格別です。ゆったりとした時間の流れと共に、海外旅行気分を味わえます。
- 食べ歩き&シェア:パロウやソムサはボリュームもあるので、友人や家族とシェアしやすく、少しずつ多種類を楽しみたい方にぴったり。
- 「まちごと巻き込む」万博の新提案:2025年8月13日発行の『万博世代』第3号は海外特集号として、グルメだけでなく現地文化や社会の紹介も充実。食文化をきっかけに異文化理解を深めるきっかけとなっています。
【情報まとめ】トルクメニスタン料理を体験する際のポイント
- パビリオンでの体験は今だけ:万博期間限定の特設レストランでの提供です。混雑状況や仕入れ状況によってメニューの内容や入場制限がある場合も。
- ビザ不要で現地体感:本来はビザ取得が難しい国の料理を、パスポートもビザも不要で誰でも味わえる“世界最大の食の見本市”ならではの体験です。
- 情報は各公式SNSや案内を:メニューの詳細、営業時間、販売状況などは日々変動するため、公式SNSや案内ボードをチェックして足を運ぶのがおすすめです。
万博グルメで世界を知る—「パロウ」「ソムサ」を今ここで
万博2025は、ただの展示だけでなく、食の体験を通して異文化を知る絶好の機会。ビザ取得が困難な国との“距離”がぐっと縮まる貴重なイベントです。トルクメニスタン料理の「パロウ」「ソムサ」は、その代表格。ぜひこの機会に未知の味、異国の文化に触れてみてください。