東京大学とトヨタ・モビリティ基金が「Good Life on Earth」プログラムの2025年度募集を発表
東京大学 One Earth Guardians育成機構と一般財団法人トヨタ・モビリティ基金は、2025年度に向けたアイデア実現支援プログラム「Good Life on Earth」の4期生を募集することを発表した。このプログラムは、高校生・高専生・大学1-2年生を対象に、地球の「Good Life(生命・生活)」を実現するためのアイデアを支援するものである。
プログラムの目的と背景
「Good Life on Earth」は、応募者自身が情熱を持って取り組むテーマを通じて、地球の未来に寄与するアイデアを育成することを目的としている。東京大学とトヨタ・モビリティ基金が共同で実施するこのプログラムは、2022年度からスタートし、若い世代の創造力を引き出す新しい仕組みとして注目を集めている。
選考を通過した参加者は、東京大学の教授によるメンタリングを受けながら、自身のアイデアをブラッシュアップし、さらには研究開発に進むことができる。また、活動にかかる費用は原則としてプログラムから支援されるため、参加者は安心して取り組むことができる。
多様なテーマでの挑戦
参加者はファッション、食、音、デザイン、ワカメ、昆虫、酵素など、多様なテーマに取り組むことができる。自分の「好き」を追求しながら、東京大学の教授や伴走スタッフのサポートを受けることで、より深い理解と実践的なスキルを身につけることが期待されている。
募集要項と説明会の情報
4期生の募集は、2025年5月8日(木)から6月10日(火)まで行われる。募集説明会は2025年5月17日(土)に東京大学弥生キャンパスの中島董一郎記念ホールで開催される予定で、遠方の方にはオンライン配信も用意されている。参加登録の締切は2025年5月15日(木)であり、全国の高校生、高等専門学校生、大学1-2年生を対象としている。
プログラムの詳細については、公式ウェブサイト(こちら)を参照することができる。参加希望者は、ウェイティングリストへの登録も受け付けている。
プログラムの意義と期待
東京大学 大学院農学生命科学研究科の五十嵐圭日子教授は、「自由でかつ科学的に正しい考え方を身につけられる若者を増やしたい」という思いを語っており、このプログラムがその実現に寄与することを期待している。また、トヨタ・モビリティ基金の事務局長である石川貴規氏は、若い世代が共に学び合い、挑戦することの重要性を強調し、参加者の新たな挑戦を全力で応援する意向を示した。
終わりに
「Good Life on Earth」プログラムは、参加者が自らの情熱を持って地球の未来に貢献することを促進する素晴らしい機会である。自由な発想と科学的な思考を兼ね備えた若者たちが集まり、共に学び、成長する場として期待されている。未来を担う若者たちがこのプログラムを通じて新たな挑戦に取り組むことを心より願っている。