パラジウム高騰で銀歯価格急騰!歯科医院の赤字問題と意外な買い取りサービス開始
みなさん、こんにちは。最近、ニュースでよく耳にするパラジウムの高騰について、わかりやすくお伝えします。この金属は銀歯に使われる大事な材料で、価格が急に上がったせいで歯科医院が大変な状況になっています。1月31日頃に話題になったこのニュースを中心に、背景や影響を優しく解説していきますね。
パラジウムってどんな金属?銀歯に欠かせない理由
まず、パラジウムとは何かを簡単に説明しましょう。パラジウムは「レアメタル」と呼ばれる希少な金属の一種です。銀歯や指輪などのジュエリー、さらには車の排気ガスをきれいにする「触媒コンバーター」に使われています。特に歯科では、銀歯の主な材料である金銀パラジウム合金(金パラ)に欠かせません。この合金は、金・銀・パラジウムを混ぜたもので、硬くて丈夫、耐久性が高いのが魅力です。
日本では1961年から保険適用され、60年以上も多くの人の歯を支えてきました。見た目は銀色ですが、性能は白い歯の代替材料より優れている場合が多いんですよ。例えば、CAD/CAM冠やレジンブリッジなどの非金属材料は便利ですが、すべてのケースに使えるわけではなく、大臼歯のような強い力がかかる場所では金パラが選ばれます。
なぜ今、パラジウムの価格が急騰しているの?
パラジウムの価格高騰の背景には、いくつかの理由があります。まず、2022年以降のウクライナ情勢や円安が影響しています。また、自動車の触媒需要が大きく、2020年頃からパラジウムの需要が爆発的に増えました。さらに、金や銀の価格高騰も連動してパラジウムを押し上げています。
具体的な数字を見てみましょう。2026年1月5日時点で、あるメーカーの金パラ(30g)は税込み169,840円に達し、1gあたり5,661円です。以前は2000年頭に1gあたり1,000~1,500円程度だったのが、今や約6,000円と4倍以上に跳ね上がっています。
銀の価格もすごいんです。田中貴金属工業のデータによると、銀のインゴット(1kg)は去年1月29日の17万1,000円から2026年1月29日には65万円に!銀杯は2万520円から7万8,000円、スプーンは5,688円から2万1,636円と、軒並み高騰。グラム単価も2025年1月の156円から1月29日には650.10円になりました。
金パラに含まれるパラジウムやプラチナも、2025年12月時点でプラチナ9,554円、パラジウム7,995円と高値です。この波及効果で、銀歯全体のコストが急上昇しています。
歯科医院が直面する深刻な「逆ザヤ」問題
この価格高騰で一番困っているのが、みなさんの歯を治してくれる歯科医院です。保険診療では、材料費に上限が決まっていて、実際の仕入れ価格がそれを上回ると医院が赤字を抱えます。これを「逆ザヤ」と呼びます。
例えば、大臼歯の金属冠を作る場合、約3.5gの金パラを使います。材料費だけで19,813円かかりますが、保険償還は13,307円しか出ず、医院の持ち出しは6,506円に!1本の銀歯で約6,300円の赤字が出るケースもあります。
千葉県保険医協会の岡野久会長や石毛清雄保険部長は、厚生労働省に陳情書を提出。「3月や6月の価格改定を待つ余裕がない」と訴えています。東京歯科保険医協会の早坂美都会長も「最近の値上がりは異常」と悲鳴を上げています。
厚生労働省は非金属材料の適用を拡大していますが、すべての患者さんに適さないんです。低診療報酬で苦しむ歯科保険医は、赤字覚悟で金パラを使わざるを得ない状況です。
- 金パラ30g:以前10万500円 → 今169,840円(4年前比大幅アップ)
- 保険償還価格:1g 3,802円(今も逆ザヤ1,859円)
- 銀歯1本赤字:約6,300円
公定価格も値上げへ!3月からどう変わる?
こうした状況を受け、銀歯の公定価格が見直されます。金銀パラジウム合金の1gあたり公定価格を977円引き上げ、2026年3月から4,779円に!これは1年前の1.5倍です(2026年1月1日現在)。
これで医院の負担は少し軽くなるかもしれませんが、急騰が続く中、十分とは言えません。年明けの報道で「銀歯 赤字 歯科医院」がキーワードになり、経営の厳しさが全国的に注目されています。
意外な動き!「銀歯の買い取りサービス」がスタート
そんな中、明るいニュースも。ニュースで「知らないと損?銀歯の買い取りをスタート」と話題に。マピオンニュースでも注目トピックです。使わなくなった銀歯や金パラを買い取るサービスが始まりました[ニュース内容1][ニュース内容2]。
パラジウムや銀の高騰で、価値が上がった銀歯をお持ちなら、処分する前にチェックしてみては?ただし、合金なので純度を確認し、信頼できる業者を選びましょう。このサービスは、個人や医院の在庫活用につながるかも知れません。
オリンピックでも影響?金メダル・銀メダルの価値急騰
さらに、金メダルや銀メダルの価値も高騰中。銀メダル(純銀500g)は2026年1月29日時点で32万5,050円!2024年(パリ五輪年)の6万1,600円から大幅アップです。高止まりすれば、開催国の負担も重くなります[ニュース内容3]。
原因は金の高騰で銀需要が増え、太陽光パネルなどの工業需要も。専門家は「今後も上がる可能性があるが、急落リスクも」と指摘しています。
患者さんへの影響は?これからどうなる?
皆さんへの影響も気になりますよね。保険診療の銀歯はまだ使えますが、医院の赤字が続けば治療選択肢が限られるかも。自由診療の白い歯を勧められるケースが増える可能性があります。
医院側はコスト削減を迫られ、経営の見直しを迫られています。患者さんは、歯のメンテナンスを怠らず、早めに相談を。公定価格改定で少し改善が見込まれますが、相場次第です。
このニュースからわかるのは、日常の金属が世界情勢で大きく変わること。パラジウム高騰は歯科だけでなく、ジュエリーや自動車産業にも波及します。みなさんもニュースをチェックして、賢く対応しましょうね。
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