「スター・ウォーズ エピソード4」から広がる銀河――実写11作品と公式時系列、そして“正しい観る順番”をおさらい
「遠い昔、はるか彼方の銀河系で――」。
このおなじみのフレーズから始まる『スター・ウォーズ』シリーズは、映画館や配信サービスを通じて長年愛されてきました。現在、劇場公開された実写映画は合計11作品。さらにディズニープラスでは、ドラマシリーズも含めて「公式時系列」に沿って作品を楽しむことができます。
本記事では、シリーズの原点ともいえる『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に焦点を当てつつ、
- 劇場公開された実写映画11作品の振り返り
- 公式の時系列(年代順)の整理
- ルーカスフィルム社長や『マンダロリアン・アンド・グローグー』監督のコメントをふまえた「観る順序」の考え方
を、できるだけやさしい言葉でまとめます。これから『スター・ウォーズ』を見始めたい人も、久しぶりに見返したい人も、参考にしてみてください。
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』とは?
エピソード4は、1977年に公開されたシリーズ最初の劇場作品です。当時は単に『スター・ウォーズ』というタイトルで公開され、その後のシリーズ化にともない「エピソード4/新たなる希望」というサブタイトルが付けられました。
物語の舞台は、銀河帝国が支配する時代。農場で暮らす青年ルーク・スカイウォーカーが、反乱軍のリーダーであるレイア・オーガナ、謎めいたジェダイの騎士オビ=ワン・ケノービ、そして密輸業者のハン・ソロらと出会い、巨大兵器「デス・スター」に立ち向かっていく冒険譚です。
ライトセーバー、フォース、ダース・ベイダー、R2-D2やC-3POといったキャラクターなど、『スター・ウォーズ』を象徴するほとんどの要素が、このエピソード4ですでに登場します。そのため、多くのファンにとってエピソード4は「シリーズの原点」であり、「一番最初に観てほしい作品」として語られることが多い作品です。
劇場公開された実写映画11作品を振り返る
現在までに劇場公開された実写映画は11本あります。ここでは、公開順に概要を簡単に振り返ります。
オリジナル三部作(1977–1983)
- エピソード4/新たなる希望
ルークがフォースに目覚め、反乱軍の一員として帝国のデス・スター破壊を目指す物語。シリーズの基礎となる世界観とキャラクターが出そろいます。 - エピソード5/帝国の逆襲
帝国軍の反撃が激化し、ルークとダース・ベイダーの衝撃的な関係が明かされる作品。物語が一気にドラマティックになり、ファンの間で「シリーズ最高傑作」と評価されることも多い1作です。 - エピソード6/ジェダイの帰還
ルークとベイダー、そして皇帝パルパティーンとの最終決戦が描かれます。エンドアの森での戦い、イウォークたちとの協力、父と子のドラマなど、オリジナル三部作の締めくくりとなる作品です。
プリクエル三部作(1999–2005)
- エピソード1/ファントム・メナス
時代はエピソード4より前。若きジェダイの騎士クワイ=ガン・ジンと弟子のオビ=ワン・ケノービが、砂漠の惑星タトゥイーンで少年アナキン・スカイウォーカーと出会います。のちのダース・ベイダーとなる少年期のアナキンの姿が描かれます。 - エピソード2/クローンの攻撃
成長したアナキンがオビ=ワンの弟子として活躍しつつ、元女王パドメ・アミダラとの関係を深めていきます。銀河系を二分する「クローン戦争」の発端となる政治的陰謀も描かれ、物語は暗さを増していきます。 - エピソード3/シスの復讐
クローン戦争が激化する中、アナキンは葛藤の末に暗黒面へと堕ちていきます。ジェダイの壊滅、銀河共和国から銀河帝国への転換、そしてダース・ベイダー誕生までを描く、プリクエル三部作のクライマックスです。
シークエル三部作(2015–2019)
- エピソード7/フォースの覚醒
エピソード6から約30年後の物語。砂漠の惑星ジャクーで暮らすレイ、ストームトルーパーから逃亡したフィンら新世代のキャラクターが登場します。かつての英雄ハン・ソロやレイアも姿を見せ、「新旧世代」の物語が交差します。 - エピソード8/最後のジェダイ
ルーク・スカイウォーカーとレイの出会い、レイとカイロ・レンの複雑な関係、レジスタンスとファースト・オーダーの戦いが描かれます。従来の価値観を揺さぶる展開も多く、ファンの間で大きな議論を呼んだ作品です。 - エピソード9/スカイウォーカーの夜明け
スカイウォーカー・サーガの完結編。レイたち新世代と、過去からよみがえった脅威との最終決戦が繰り広げられます。長く続いてきた「ジェダイとシス」「スカイウォーカー家」の物語に一応の区切りがつく作品です。
スピンオフ映画(アンソロジー・シリーズ)
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
時系列的には「エピソード4」の直前にあたる物語。帝国の究極兵器デス・スターの設計図を盗み出そうとする反乱軍の極秘作戦を描きます。ルークたち本編の主人公ではなく、ひとりの女性ジン・アーソを中心としたチームの物語で、戦争映画としての側面が強い作品です。 - ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
若き日のハン・ソロ、彼の相棒となるチューバッカ、ミレニアム・ファルコンを所有するランド・カルリジアンとの出会いを描きます。スカイウォーカー家とは少し離れた、犯罪組織や密輸の世界が中心になっているのが特徴です。
以上が、劇場公開された実写11作品の大まかな流れです。ここからは、これらの作品が「物語の時間軸」でどう並ぶのかを見ていきます。
公式時系列:『スター・ウォーズ』の物語はどう並んでいる?
『スター・ウォーズ』には「公開順」と「物語の時系列(年代順)」の2つの見方があります。ディズニープラスなどでは、公式の時系列を意識した作品リストが用意されており、「銀河の歴史」を通して一気に作品を楽しむことができます。
映画を中心としたおおまかな年代順
細かい設定やアニメシリーズまで含めると非常に複雑になりますが、ここでは実写映画を中心としたおおまかな年代順を示します。
- 『エピソード1/ファントム・メナス』
- 『エピソード2/クローンの攻撃』
- 『エピソード3/シスの復讐』
- 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
- 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
- 『エピソード4/新たなる希望』
- 『エピソード5/帝国の逆襲』
- 『エピソード6/ジェダイの帰還』
- 『エピソード7/フォースの覚醒』
- 『エピソード8/最後のジェダイ』
- 『エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』
この並び方で見ると、アナキンが幼い少年からダース・ベイダーへと変わり、帝国が興亡し、その後に新たな勢力が台頭してくるまでの歴史が、時間の流れに沿って理解しやすくなります。
また、配信限定のドラマシリーズ『マンダロリアン』や、映画最新作と関連の深い『マンダロリアン・アンド・グローグー』なども、公式時系列のなかで位置づけが示されています。これらはエピソード6と7の間の時代を描いているため、「帝国崩壊後からファースト・オーダー登場までの空白」を埋める作品として楽しむことができます。
ディズニープラスでの「一気観」の魅力
ディズニープラスでは、『スター・ウォーズ』の映画だけでなく、多数のドラマシリーズ、アニメシリーズが配信されています。公式時系列に沿って視聴できるように特集が組まれることも多く、
- 映画を一通り見たあとに、補完的なドラマで世界を深掘りする
- 特定の時代(例えば「帝国時代」「新共和国時代」など)に絞って、関連作品をまとめて観る
といった楽しみ方もできます。エピソード4を中心に、その前後の時代を描いた作品を合わせて観ると、ルークたちが立ち向かった帝国という存在が、より立体的に感じられるはずです。
「観る順序」の正解は?ルーカスフィルム社長と監督が語る考え方
「スター・ウォーズはどの順番で観るのが正解なのか?」というテーマは、長年ファンの間で議論されてきました。
ニュースでは、ルーカスフィルム社長や、『マンダロリアン・アンド・グローグー』の監督が、この「観る順序」についての考え方を語っています。
1. 公開順で観る:物語の“驚き”を味わう王道ルート
まず、多くのクリエイターやファンがすすめるのが「公開順」での視聴です。つまり、
- エピソード4 → 5 → 6
- エピソード1 → 2 → 3
- エピソード7 → 8 → 9
- スピンオフ映画(ローグ・ワン/ハン・ソロ)
といった順番で観る方法です。
この順番には、次のようなメリットがあります。
- 当時の観客と同じ順番で、物語や世界観の「広がり」を追体験できる
- エピソード5での、ダース・ベイダーに関する有名な“衝撃の告白”など、サプライズが最大限に生きる
- 技術の進歩(映像・特撮・音響)と、物語の変化を一緒に味わえる
エピソード4から始めると、「いきなりど真ん中から物語が始まる」ような感覚になりますが、それこそが『スター・ウォーズ』の魅力のひとつと言えます。
2. 時系列で観る:銀河の歴史を流れで理解する方法
一方で、ニュース内容でも話題になっている「公式時系列に沿って観る」という見方もあります。こちらは前述の年代順のように、
- エピソード1 → 2 → 3
- ハン・ソロ → ローグ・ワン
- エピソード4 → 5 → 6
- エピソード7 → 8 → 9
という流れです。
この方法のメリットは、
- アナキン・スカイウォーカーの人生を最初からたどれる
- 共和国から帝国へ、帝国崩壊から新たな勢力の誕生へと、政治や社会の流れが把握しやすい
- スピンオフ映画が本編のどこにはさまるのか理解しやすい
といった点です。とくに、ディズニープラスで配信されているドラマやアニメも合わせて楽しむ場合、「この物語はエピソード何と何の間なのか?」を意識しながら観ると、世界のつながりが見えてきます。
3. 初心者向けの折衷案:まずはエピソード4から
ニュースの中で、ルーカスフィルムのトップや『マンダロリアン・アンド・グローグー』の監督も触れているのが、「まずはエピソード4から観てほしい」という考え方です。
これは、公開順と同じ発想ですが、とくに初めて『スター・ウォーズ』に触れる人向けの入口として、エピソード4が最適とされている点が重要です。
- 物語の構成がシンプルでわかりやすい「王道冒険譚」である
- 主要な設定・用語・キャラクターがそろっている
- 1本の映画としての起承転結がしっかりしている
といった理由から、エピソード4は入門編としてとても親切な作品です。「スター・ウォーズって難しそう」「作品数が多くて不安」という方は、まずエピソード4を1本だけ観てみて、もし気に入ったら公開順・時系列順どちらかで見進めていく、という楽しみ方もおすすめされています。
まとめ:エピソード4を起点に、自分に合った“銀河への入口”を選ぼう
本記事では、
- 劇場公開された実写映画11作品の概要
- 実写映画を軸にした大まかな公式時系列
- ルーカスフィルム社長や『マンダロリアン・アンド・グローグー』監督の考え方をふまえた「観る順序」
を、シリーズの原点『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に焦点を当てながら整理しました。
「正しい観る順番」は、公開順にも時系列順にも、それぞれの良さがあります。ただ、多くの関係者やファンが共通して口にするのは、「まずはエピソード4から」というシンプルな提案です。そこから自分の好みに合わせて、歴史を遡るのか、未来へ進むのか、スピンオフで脇道にそれるのか、自由に選んでいくのが、今の『スター・ウォーズ』の楽しみ方と言えるでしょう。
ディズニープラスなどの配信サービスでは、公式時系列に沿った特集や、作品ごとの解説ページも用意されています。ニュースで紹介されているように、『マンダロリアン・アンド・グローグー』公開をきっかけに、エピソード4を含む過去作を振り返りつつ、一気観を楽しんでみてはいかがでしょうか。



