原宿発の中3アイドルがプロレスデビューへ さとうもも、東京女子プロレス両国大会で新たな一歩

アイドルグループ「原宿学園」のメンバーとして活動するさとうももが、3月29日に開催される東京女子プロレス(TJPW)のビッグマッチ「GRAND PRINCESS ’26」両国国技館大会で、プロレスデビューを果たすことが発表されました。

さとうももは、DDTプロレスに所属するプロレスラー佐藤大地の実妹で、現在中学3年生の15歳。神奈川県出身で、身長157センチ、ニックネームは「ももりん」として親しまれています。

東京女子プロレス両国大会で「アイアンマンヘビーメタル級」タイトル戦に参戦

さとうももが出場するのは、3月29日に東京・両国国技館で行われる東京女子プロレスの年間最大級大会「GRAND PRINCESS ’26」。この大会内で実施される、アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤルへの参戦が決定しました。

同選手権は、DDTプロレスリング系列で長く愛されているコミカルかつ予測不能なタイトルで、王座の移動回数が非常に多いことでも知られるベルトです。今回の両国大会では、現王者である辰巳リカ(辰巳リカ a.k.a. グレート若林くん)を中心に、多数の選手が時間差で入場し、最後まで残った選手、またはその時点の王者がタイトルを保持する形式で行われます。

そんな特別なリングに、まだ15歳のアイドルが挑戦するということで、プロレスファン&アイドルファンの両方から大きな注目が集まっています。

「アイアンマンのベルト、獲りたいです」タイトル奪取にも意欲

今回のデビューにあたって、さとうももは「アイアンマンのベルト、獲りたいです」と力強い意気込みを語っています。

アイドル活動と並行して、兄・佐藤大地の影響を受けながらプロレスと触れ合ってきたさとうももは、かつてHEAT-UP道場のキッズクラスでプロレスの練習をした経験もあります。 そのため、まったくの未経験ではなく、幼い頃からマット運動や受け身などの基礎に親しんできたバックボーンを持っています。

もっとも、東京女子プロレスの両国国技館大会は、団体にとっても年間最大クラスのビッグイベント。いきなり大舞台でのデビューとなるだけに、期待と同時に大きなプレッシャーも想像されます。それでも、「ベルトが欲しい」と目標をハッキリ口にするあたりに、若さならではのまっすぐな強さが感じられます。

兄はDDT佐藤大地 “レスラーの血”を受け継ぐアイドル

さとうももの兄は、DDTプロレスリング所属のプロレスラー佐藤大地。普段からプロレスが身近にある環境で育ってきたことは、今回の決断にも大きく影響しているようです。

DDTと東京女子プロレスは、共にサイバーファイトグループに所属する兄弟団体のような関係にあり、選手同士の交流や合同イベントも数多く行われています。このつながりの中で、「プロレスラーの兄を持つ中3アイドル」が東京女子プロレスのリングに上がるというストーリーは、団体としてもひとつの「新しい可能性」として位置づけられているといえるでしょう。

今後、兄・佐藤大地との共演や、兄妹ならではのエピソードがリング内外で見られるかどうかも、ファンにとっては楽しみなポイントです。

スカウト役はスーパー・ササダンゴ・マシン “無茶ぶり”から誕生した新アイドルレスラー

今回のデビューのきっかけを作ったのは、DDTや東京女子プロレスの関連大会でおなじみの覆面レスラースーパー・ササダンゴ・マシンでした。

東京女子プロレスの両国国技館大会でPR大使を務めるササダンゴは、「アイドルを新たに一人スカウトしてください」という“無茶ぶり”をサイバーファイトの高木三四郎副社長に投げかけていました。 その流れを受け、高木副社長が3月7日の東京・新木場1st RING大会に登場し、「原宿学園」のさとうももを両国大会でデビューさせることを電撃発表したのです。

バラエティ性を大事にするDDTグループらしい経緯ではありますが、単なる話題作りにとどまらず、「アイドル」と「プロレス」の架け橋となる新たなチャレンジとして、今後の展開にも注目が集まりそうです。

「原宿学園」とは? アイドル活動とリングの二足のわらじ

さとうももが所属する「原宿学園」は、原宿カルチャーを背景に活動するアイドルグループで、カラフルでポップな世界観を大切にしているユニットです。ライブ活動やイベント出演を中心に、若い世代を中心に支持を広げています。

そんなアイドルグループの現役メンバーが、プロレスリングというまったく異なるジャンルの大舞台に立つことは、本人にとっても、グループにとっても大きな挑戦です。「アイドル」と「プロレスラー」という二つの顔を持つことで、これまでになかった新しいファン層の交流も期待されます。

東京女子プロレスはこれまでも、元アイドルや現役アイドル経験者が多く活躍してきた団体です。歌やダンスで培われた表現力やステージングは、プロレスにおいても入場パフォーマンスや試合中の立ち振る舞いなどで大きな武器となります。さとうももも、原宿学園での日々のステージ経験をそのままリング上での魅力につなげていくことでしょう。

Prelude to GRAND PRINCESS ’26 ― 両国大会への期待高まる

今回のさとうもものデビュー発表は、「Prelude to GRAND PRINCESS ’26」ともいえる流れの中で、大会への期待を一気に高めるニュースとなりました。

3月29日の「GRAND PRINCESS ’26」両国国技館大会では、さとうもものアイアンマンヘビーメタル級時間差入場バトルロイヤル参戦のほか、東京女子プロレスの主要タイトルが勢ぞろいする豪華カードが予定されています。

  • プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合
    王者・渡辺未詩 vs 挑戦者・荒井優希(第16代王者・5度目の防衛戦)
  • プリンセスタッグ選手権試合
    王者組・上福ゆき&上原わかな vs 挑戦者組・ジェシー・マッケイ&キャシー・リー(第19代王者組・4度目の防衛戦)
  • インターナショナル・プリンセス選手権試合
    王者・MIRAI vs 挑戦者・鈴芽(第16代王者・2度目の防衛戦)
  • スペシャルタッグマッチ
    坂崎ユカ&竹下幸之介 vs ハイパーミサヲ&スーパー・ササダンゴ・マシン
  • 瑞希 vs アンドレザ・ジャイアントパンダ
  • 山下実優&遠藤有栖 vs Sareee&レイ・イン・リー
  • 中島翔子&愛野ユキ&風城ハル vs アジャコング&マックス・ジ・インペイラー&原宿ぽむ
    (ニンジャレッド、ゲキレッド、ゴーオンレッドも登場)

このように、東京女子プロレスのトップ選手に加え、国内外の実力派、そしてバラエティ豊かなゲストが一堂に会する大会となっており、その中に「原宿学園の中3アイドル」というフレッシュな存在が加わることで、イベント全体のカラフルさがさらに増しています。

観戦環境・チケット情報も充実 幅広いファン層を意識

「GRAND PRINCESS ’26」両国国技館大会では、さまざまな席種が用意されており、すでにVIP席やスーパーシート、リングサイドの多くが完売するなど、高い注目度がうかがえます。

  • アリーナ席:15,000円(当日15,500円/非売品ビジュアルブック付き)
  • マス席A:12,000円(当日12,500円)
  • マス席B:8,000円(当日8,500円)
  • 2階指定席など各種席種
  • Ladies Seat(女性向け席):2,000円(当日2,500円)
  • 高校生:1,000円(当日のみ・要身分証)
  • 小中学生以下:0円(当日のみ・要身分証)

特に、小中学生以下が無料で観戦できる制度は、ファミリー層や若年層にもプロレスの魅力を開いていこうという東京女子プロレスの姿勢を象徴しています。さとうもものように、中学生・高校生の若い選手が活躍していくことで、「自分と同世代の選手を応援したい」という新しいファンも増えていくかもしれません。

プロレス×アイドルの“今”を象徴する存在へ

近年、プロレス界では、アイドル活動やタレント活動と並行してリングに上がる選手が増え、「プロレス×アイドル」というジャンルミックスが大きな流れのひとつになっています。その中で、原宿カルチャー由来のアイドルグループに所属する現役中学生が、両国国技館という歴史ある大舞台でデビューするというニュースは、この傾向を象徴する出来事といえます。

さとうももは、これからプロレスラーとしてのキャリアを本格的に歩み始めるか、まずは両国大会限定の挑戦となるのか、現時点では明言されていません。しかし、たとえ一日限りの参戦であったとしても、「原宿学園のさとうももが、東京女子プロレスのリングに立ち、アイアンマンのベルトを狙った」という事実は、多くのファンの記憶に残るでしょう。

アイドルとしてステージに立つときとはまた違った表情を見せてくれるのか、技を受けても立ち上がる強さをどのように表現してくれるのか。中3アイドル・さとうももの両国デビュー戦は、プロレスファンだけでなく、アイドルファンにとっても見逃せない瞬間となりそうです。

参考元