『バイオハザード レクイエム』にレオン・S・ケネディ登場確定 PS Store新アートワークとGRTV報道で明らかに

サバイバルホラーシリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』について、長らく噂されてきたレオン・S・ケネディ登場が、いよいよ現実のものとなりました。PlayStation Store上で発見された新たなアートワークに加え、海外ゲームメディアのニュース番組「GRTVニュース」によって、レオンが本作でプレイアブルキャラクターとして確認されたと報じられています。

また、シリーズファンの間では、本編だけでなくDLC(ダウンロードコンテンツ)を含めて、過去作の人気キャラクターが少なくとも2人登場するのではないかという観測も高まっており、『バイオハザード レクイエム』は発売前から大きな注目を集めています。

PlayStation Storeの新カバーアートで「おじさんレオン」が姿を現す

今回の情報の出発点となったのは、PlayStation 5ユーザーの一部が、通常版(非デラックス版)の事前ダウンロード画面でこれまでと異なるカバーアートが表示されていることに気づいたことです。この新アートには、これまで沈黙を守ってきたレオン・S・ケネディの姿が大きく描かれていたと報告されています。

リーク画像を確認した海外メディアIGNなどは、このアートが本物であると断定しており、レオン登場は「確定」と報じられました。カバーには、『レクイエム』で既に主人公として紹介されている新キャラクター・グレースの背後に、無精ひげを生やし、疲れた様子の年を重ねたレオンが大きく描かれているとのことです。

外見は『バイオハザード RE:4』のレオンに近いものの、髪型やレザージャケットのディテールがより落ち着いた雰囲気になっており、ファンの間では「おじさんレオン」として話題になっています。過去作のモデルをベースに、うまく年齢を重ねた風貌に調整されていると評価する声も見られます。

GRTVニュースが「プレイアブルキャラクターとして確認」と報道

このPS Storeアートワークの発見とほぼ同時期に、海外ゲームメディア「Gamereactor」のニュース番組「GRTVニュース」でも、『バイオハザード レクイエム』におけるレオンのプレイアブル化について触れた回が公開されました。

番組内では、PlayStation Store上のキーアート流出により、レオンがシリーズ第9作目となる本作に戻ってくることが示唆されたと紹介。さらに、レオンはプレイアブルキャラクターとして登場するようだと明言されています。

ただしGRTV側も、

  • レオンがゲームの副主人公的な立ち位置になるのか
  • それとも本編の一部セクションでのみ限定的に操作可能なのか

といった具体的な登場頻度についてはまだ分からないとしつつ、キーアートでの扱いの大きさから「ゲームのかなりの部分を担う可能性がある」と推測しています。このあたりは、今後の公式トレーラーやプロモーションで明らかになっていくとみられます。

カプコン側のこれまでの姿勢と、リークのインパクト

『バイオハザード レクイエム』の制作元であるカプコンは、これまでレオン登場について一切の言及を避けてきたとされています。過去のインタビューでは、レオンに関する一部の噂(眼帯を付けたレオンのデザインなど)を「デマ」と否定するコメントも出ていましたが、登場そのものの有無については曖昧なままにされてきました。

そのため今回、

  • PlayStation Store上の新カバーアートという具体的なビジュアル証拠
  • 海外メディアGRTVによる「プレイアブルキャラクター」との報道

が重なったことにより、「レオンが本作に登場するかどうか」という、ファンの間で続いてきた大きな謎は、ひとまず決着した形になっています。

なお、PlayStation Store上の予約ページやアイコンが一時的に表示されたあと削除されるなど、管理側のミスとみられる動きもあったと報じられており、こうした「フライング公開」が情報流出につながったようです。

過去作の人気キャラクター2人が登場か ─ 本編とDLCをめぐる期待

ユーザーの間では、『バイオハザード レクイエム』には過去作の人気キャラクターが少なくとも2人登場するのではないか、という見方が強まっています。いまのところ、

  • PS Storeアートワークと各種報道でレオンの登場はほぼ確定
  • これとは別に、DLCを含めてもう1人以上の人気キャラクターが登場する可能性がささやかれている

という状況で、具体的な名前まではまだ明らかになっていません。

現時点で公式に確認できるのは、

  • 本編には新主人公グレースが登場すること
  • グレースの背後に年を重ねたレオンが描かれたアートが存在すること

までであり、他キャラクターに関しては推測の域を出ていません。DLCでの追加ストーリーや過去キャラクターの再登場は、『バイオハザード』シリーズではこれまでもたびたび行われてきた手法のため、ファンとしてはどうしても期待が高まるところですが、現段階で具体名を挙げる材料はなく、公式発表を待つ必要があります。

『バイオハザード レクイエム』という作品位置付けとPS5向けラインナップ

ソニー・インタラクティブエンタテインメントが公開した国内向けプレスリリースでは、PS5向けの今後のラインナップの一つとして、『バイオハザード レクイエム』のタイトルが明記されています。同資料では、『ドラゴンクエストVII Reimagined』『仁王3』などと並ぶ期待の新作として名前が挙げられており、PS5世代を代表する一本として位置付けられていることがうかがえます。

カプコン側からは、「ハイエンドで作ったものを無理に落とすようなことはしていない」といった技術面に関するコメントも出ており、『レクイエム』が現行機の性能を前提としたタイトルであることも示されています。グラフィックや演出面で、シリーズの新たな到達点となることが期待されます。

ファンが注目する「レオンの現在地」

『バイオハザード レクイエム』におけるレオンのビジュアルは、『バイオハザード RE:4』よりもさらに時間が経過した、より年齢を重ねた姿として描かれています。無精ひげをたくわえ、どこか疲れたような表情を浮かべるレオンは、長年の戦いを生き抜いてきたキャラクターの“重み”を感じさせるデザインになっているようです。

ファンの間では、

  • これまで数々の事件に関わってきたレオンが、いまどのような立場にいるのか
  • 本作の新キャラクター・グレースとどのような関係性を築くのか
  • 物語全体の中でどこまで深く踏み込んだ描写がなされるのか

といった点に大きな関心が寄せられています。特に、キーアートでグレースの背後に「もう一人の主人公」のように立つレオンの構図は、物語上でも重要な役割を担うことを示唆しているとして、さまざまな考察を呼んでいます。

体験版や関連知識など、現時点でわかっていること・わからないこと

『バイオハザード レクイエム』に関しては、プロデューサーの熊澤氏がインタビューの中で、

  • アウトブレイクの知識は必要ない」と発言していること
  • 体験版の予定については明言を避けていること

などが伝えられています。このため、シリーズのスピンオフ的な作品を遊んでいないプレイヤーでも、本作の本編ストーリーには問題なく入っていけるように設計されていると思われます。

一方で、レオンの物語上の位置付けや、具体的なゲームプレイ(複数主人公制なのか、シナリオ切り替え型なのかなど)、そしてDLCの内容・登場キャラクターといった細部については、まだ情報が出そろっていません。GRTVニュースのキャスターも、

  • レオンがどれくらい長くプレイアブルになるかはまだ分からない
  • ゲームアワードなど今後のイベントでさらなる情報が出る可能性がある

と述べるにとどまっています。

シリーズファンにとっての「レクイエム」とレオン再登場の意味

『バイオハザード』シリーズにおいて、レオン・S・ケネディは『バイオハザード2』以降、シリーズを代表する主人公の一人として、数多くの作品で活躍してきました。リメイク版『バイオハザード RE:4』で再び脚光を浴びた直後だけに、本編ナンバリング最新作『バイオハザード レクイエム』への再登場は、

  • シリーズの世代交代
  • ベテランキャラクターの物語的決着

という、二つの要素を併せ持つ可能性があります。

タイトルに冠された「レクイエム(鎮魂歌)」という言葉も相まって、本作がどのような物語を描くのか、そしてその中でレオンがどのような役割を果たすのかは、シリーズの今後を占ううえでも非常に重要なポイントとなりそうです。

現段階で判明している事実は、

  • PS Storeの新アートワークにより、レオンの登場がビジュアル込みで確認されたこと
  • 海外メディアGRTVニュースが、レオンをプレイアブルキャラクターとして紹介していること
  • ソニー公式資料において、『バイオハザード レクイエム』がPS5期待の新作として明記されていること

という3点です。その他のキャラクター構成やストーリー、ゲームシステムについては、今後の正式発表を待つ必要がありますが、少なくともレオンとグレースが同じ画面に立つ最新ナンバリング作品というだけでも、多くのファンにとって見逃せないタイトルになっていると言えるでしょう。

参考元