【速報】Riotが一度開発中止したサンドボックスRPG『Hytale』が復活!早期アクセス版の配信が間近に
サンドボックスRPG『Hytale』が開発中止の危機を乗り越え、本日(2025年11月18日)、復活の発表がありました。2025年6月にRiot Gamesによるプロジェクト中止が報じられ、業界やファンの間では絶望的な雰囲気が漂っていましたが、今回、Hypixel Studiosの創設メンバーらが同ゲームの権利をRiot Gamesから買い戻し、開発再開が決定したことが公式に伝えられています。さらに、数日中には早期アクセスのリリース日も発表される予定とされています。
『Hytale』とは?マインクラフトと肩を並べる期待作
『Hytale』は、人気ゲーム『マインクラフト』の著名サーバー「Hypixel」を運営するメンバーが中心となり開発が始まったサンドボックス型RPGです。
本作は広大で自動生成されるファンタジー世界を舞台に、クラフト・探索・冒険・ミニゲーム・コミュニティ活動など多彩な遊び方ができるのが特徴です。また、動画撮影、キャラクター作成、モデリング、アニメーション制作、ゲーム内スクリプト作成などの専用ツール提供も計画されており、高い自由度とコミュニティ主導のゲーム体験が期待されています。
『Hytale』の開発史と苦難の道のり
- 2015年にプロジェクト始動。
- 2018年12月、正式発表と共に注目を集める。
- 2020年4月、Hypixel StudiosがRiot Games傘下に。それにより開発体制強化を図るも、マルチプラットフォーム対応など技術的・経営的課題に直面。
- 2021年のリリース予定は延期に。開発経緯と方向性に迷いが生じた。
- 2025年6月、Riot Gamesがプロジェクトの開発中止を発表。Hypixel Studiosの閉鎖へと進み、スタッフの解雇やチーム解散など苦しい状況に追い込まれた。
長期的な開発とコミュニティの期待の中で、一度は完全な消滅危機となった『Hytale』ですが、ファンの熱意と開発メンバーの情熱が再び集結し、復活の運びとなりました。Riot Gamesの協力により権利が売却され、Hypixel Studiosが100%所有する体制に戻りました。
再始動!Hypixel Studiosが主体となる新体制
- 元の開発メンバー30名以上を再雇用。
- スタジオ共同創業者であるSimon氏とPhilippe Touchette氏の個人出資で10年間にわたり継続開発を目指す。
- パブリッシャーや外部投資家からの資金調達は行わず、独立性を重視。
- オリジナルのビジョンへ回帰し、開発方針を再定義。
- Riot Gamesからの権利買戻しは、ゲーム業界でも稀なケースと話題に。
Simon氏は「まず素晴らしいゲームを作ることに集中し、完璧なゲームエンジンを求めない」と明言しています。これにより、技術面の遅れや過度な石橋叩きは避け、プレイヤーが早く体験できることを重視しています。
早期アクセス版:まず何が遊べるの?
- アクセス開始時はWindows対応。Linux/Mac展開にも挑戦中。
- 配信開始後、数年間の早期アクセス期間を経て開発継続。
- ローンチ時に探索モード(Exploration Mode)、クリエイティブモード、Modサポートを搭載予定。
- ミニゲームやアドベンチャーモードは後日追加。特にミニゲームは専任チームで開発が進行。
- 早期アクセス配信直後はバグやバランス崩壊も予想されるが、頻繁なアップデートを重ねて改善方針。
今後数日内に早期アクセスの配信日と詳細が発表される予定です。ファンやゲームコミュニティでは、長年心待ちにしてきた『Hytale』の復活に喜びと期待が高まっています。
なぜ『Hytale』はRiot傘下で頓挫したのか?
Riot Gamesは多人数参加型オンラインゲーム『League of Legends』で成功を収め、Hypixel Studiosの買収を通じて新規ジャンルへ意欲的に参入しました。しかし、クロスプラットフォーム対応や技術的な課題、経営層のビジョンの食い違い、ゲーム業界で長引く人員削減やスタジオ閉鎖の流れなど様々な困難が重なり、最終的に進捗が十分に得られず、中止を発表する苦渋の判断に至りました。
Hypixel Studios側も独自のゲームエンジン開発やアイデアの膨張、プロジェクト管理の難しさなどに悩まされていましたが、「元の形に戻そう」「初期コンセプトを大切にしよう」という姿勢のもと、オリジナルチームによる再構築が決定されたのです。
プレイヤー・ファンへの約束と今後の展望
- 個人資本による10年間の開発継続を目指し、商業的な圧力を排除。
- 未完成のコンテンツもアップデートで充実させていくことを約束。
- ミニゲームやマルチプレイ要素も、専任チームを拡充して対応予定。
- もっとも優先すべきは楽しいゲーム体験の提供。
- ファンコミュニティやモデラー・クリエイターが活躍できるプラットフォームになることを目指す。
Simon氏は「私たちの夢を信じて応援し続けてくれたファンと、ゲーム業界の異例の合意に応じてくださったRiot Gamesの両者に心から感謝します」とコメントを発表しています。バグや未完成部分も「夢を実現するための一部」として前向きに捉え、アップデートのたびに成長するゲームとして育てていく方針です。
期待と課題 ― 復活劇の先に待つもの
『Hytale』の復活は、志ある開発者たちとファンコミュニティの熱意が生んだ奇跡とも言えます。今後、正式版リリースへの道のりには技術的課題や市場競争が控えていますが、Hypixel Studiosの自主独立体制、オリジナルビジョンへのこだわりは、他の大型タイトルにはない魅力です。
アップデートごとに成長し続ける『Hytale』が、Minecraftと肩を並べ、さらに新しい独自のゲーム文化を創り出す日がくることに、多くのゲーマーが期待を寄せています。
まとめ
2025年、ゲーム業界に激震が走った『Hytale』開発中止。そして、その半年後に実現した復活――大切なのは「想い」と「チームワーク」であり、困難な状況にあっても、希望を持ち続けた開発者とファンの強い絆が本プロジェクトの再出発を可能にしました。今後の動向、新たなワクワク体験に、ぜひ注目し続けてください。



