エバースが注目の理由──DIY、深夜メシ、素顔とギャップ
お笑いコンビエバースが2025年の秋、多方面で話題を集めています。M-1グランプリファイナリスト、ABCお笑いグランプリ優勝で全国的な注目を浴びる一方、等身大な日常や素顔の語り、DIY、そして深夜メシとトークが、SNSやメディア、現場でもリアルな共感を呼んでいます。ここでは、最新のニュースを中心に、エバースの現状、背景、そして今の彼らがなぜ支持されるのかを、わかりやすく、やさしい口調で紐解きます。
お笑いコンビ「エバース」とは?
エバースは、佐々木隆史(ささき たかふみ・ボケ、ネタ作り担当)と町田和樹(まちだ かずき・ツッコミ担当)の二人の漫才師からなるコンビ。
2015年にアマチュア活動開始、2016年正式結成。NSC東京校の21期生で、現在は吉本興業東京本社に所属。2019年のM-1グランプリ3回戦進出以降、舞台やテレビで実力を着実に伸ばし、2024年にはM-1グランプリ決勝(最終4位)、2025年6月のABCお笑いグランプリ優勝と、賞レースの常連に成長。「雑談ファンタジスタ」と呼ばれる軽快なトークと日常への観察眼、唯一無二の空気感が注目されています。
- 佐々木隆史(32歳) 宮城県出身。大学まで全て野球のスポーツ推薦で進学し、野球の主将経験も。
- 町田和樹(33歳) 神奈川県出身。高校中退後、お笑いの道へ。両親は高校教員。
コンビ名「エバース」は、野球用語「バントの構えからバットを引いて見送る動作」に由来。ネタ作り、SNS、動画編集は主に佐々木が担当し、コンビ賞金の取り分も「19:1」というユニークなエピソードがあります。
6畳間を広々DIY!──エース&エバース町田の深夜メシ
最近特に盛り上がりを見せているのが、エバース町田和樹による部屋づくりDIYと深夜メシの話題です。かつて二人は4年間同居していた経験もあり、日常の空間や食事へのこだわりはファンの間で話題になってきました。
お笑いの舞台だけでなく、プライベートで直面する「6畳間の使い方」や「夜食」のアイデアは、彼自身の日常や精神的な基盤にもつながっています。賃貸マンションの6畳1間をいかに広く・住みやすくするか、家具や収納を自作しながら、自分らしい空間を作り上げていく姿。これは、芸人としての「創造力」や「現場力」、そして「地道な努力」の象徴的なエピソードとも言えます。
また、DIY空間での「深夜メシ」トークも、エース(芸人仲間)との気取らないやりとりが人気。お笑いライブや収録、打ち上げ後の帰宅、時には「家で一人」で自炊することも──些細なことから笑いを生み出す、等身大の感覚が、ファン層拡大の大きな要因になっています。
- 「6畳でも工夫次第で“広々”感じる」町田流“狭い部屋の理論”
- 「自炊は“夜食”から」芸人の忙しい毎日に寄り添うメニューづくり
- エース芸人との“DIY仲間”エピソード集
エバース町田和樹──親の職業と自身のギャップ、「ややこしい」悩み告白
6畳間DIY、深夜メシと並んで反響が大きいのが、町田和樹の素顔に迫るメディア記事です。彼は父母ともに高校教員でありながら、自身は高校中退という経歴。さらに、中卒で芸人の道へ進んだことで「親の職業」と「自分の学歴」のギャップに複雑な思いを持っていたと語っています。
町田は「イメージとのギャップ」に悩み、芸人仲間にも「ややこしい」と打ち明けているなど、素直な心境を明かしています。お笑いの世界では学歴や家庭環境が話題になることも多いですが、町田自身は「親に迷惑をかけないように」と公私のバランスに細心の注意を払っていることが伺えます。
- 両親が教育者でありながら、中卒でお笑いの道に進んだ理由
- 「親の職業に自分まで縛られたくない」葛藤と決断
- ファンとの交流やSNSを控える理由──「境界線を守りたい」
- 「ややこしい」と感じる日々も、今では“笑い”へと昇華
学歴や家庭背景によるプレッシャー、世間とのイメージギャップ……。町田が抱えてきた“悩み”と、それを自分なりに消化してきた軌跡は、「リアルな悩みを笑いに変える」現代芸人の象徴と言えます。
コンビ結成10周年──舞台「醉いどれ天使」と新たな挑戦
2025年、結成10周年を迎えたエバースは、活動の幅を漫才だけでなく舞台や全国ツアー、ラジオへと拡げています。
特に話題となったのが、渡辺大との「醉いどれ天使」舞台。本格的な演劇挑戦で、漫才の枠を超えたクリエイティブに向き合う姿は、業界内外で高く評価されています。渡辺大が「少しずつですが灯りが…」とエバースへの期待と成長の兆しを語った通り、舞台・演劇でも新境地を切り開いています。
- 全国ツアー『それでも、ワインドアップ』6か所開催
- Podcast番組『エバースの野茂ラヂ雄』スタート
- ラジオや冠番組での巧みなトーク・情報発信力
- 「舞台」そして「漫才」両輪への情熱──「灯り」は確かに広がりつつある
漫才で磨かれた掛け合い、リアルな日常から生まれるネタの数々。賞レースでの実績だけでなく、地道な創作活動や舞台・メディアへの挑戦──こうした“広がり”が、彼らへの注目をさらに高めています。
エバースが支持される理由──リアル、ギャップ、仲間、地道な努力
近年「東京漫才」の新しいスタイルとして、エバースは“地に足のついたリアル”と“ギャップの笑い”を大きな武器にしています。
- 「身近な悩み」をユニークに昇華──DIY、学歴、親との関係
- 仲間との“現場力”──深夜メシ、自炊トーク、舞台裏の会話
- 地道な努力──ネタ作り、動画編集、賞レースへの挑戦
- 変化する「お笑いの価値観」──SNS依存を避け、実際のコミュニケーションを重視
誰もが感じる「迷い」や「ややこしさ」を、ユーモラスに・気負いなく語るエバース。社会や家庭のしがらみ、現実の“狭い部屋”も“広い可能性”へと変えるポジティブさ。それが多くの人に響き、笑いと共感を生み続けています。
まとめ──エバースの今とこれから
2025年秋、エバースは伝統と革新、日常と非日常が交錯する存在です。「DIY部屋」「深夜メシ」「親子関係のギャップ」、そして「世界に灯りを広げる挑戦」。彼らは、世間の目からは見えない現場の葛藤や努力を「リアル」に笑いへと変えています。
これからもエバースは“誰かの日常に寄り添い、勇気をくれる”存在として、ますます多くの人の心を明るく照らしていくことでしょう。