鈴鹿サーキットで2026年F1日本グランプリに向けた新たな取り組みが続々登場

三重県の鈴鹿サーキットを舞台に、2026年3月27日(金)から29日(日)にかけて開催される「2026 FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリ(2026 F1日本GP)」に向け、現地自治体や主催者による多彩なプロモーションが注目されています。

ふるさと納税返礼品にF1日本GPプレミアムチケットが登場

2025年10月12日、三重県鈴鹿市をはじめとする地域でふるさと納税の返礼品として「F1日本グランプリプレミアムチケット」が加わることが発表されました。地方創生の一環として、全国のF1ファンが鈴鹿市に寄付することで、普段は入手困難なプレミアム席チケットや、レース観戦にまつわる特別体験が受けられる仕組みです。これは鈴鹿市の魅力とサーキットの存在を全国に発信し、地域の活性化と観光振興を目指す意欲的な試みです。

これまでふるさと納税の返礼品は、地元特産品や観光体験が中心でしたが、F1のプレミアムチケットが加わることで、寄付の選択肢が大きく広がります。開催地である三重県や鈴鹿市への関心が高まるとともに、全国のF1ファンにとって鈴鹿サーキットへの“想い出づくり”の新たなきっかけとなることが期待されています。

2026年F1日本GPで、若年層と地元住民に“無料招待”企画を実施

鈴鹿サーキットは2026年F1日本GPの全3日間(3月27日~29日)に、「若年層」と「地元住民」を対象とした特別招待企画を実施すると発表しました。これは、次世代のモータースポーツファンを育成し、地元コミュニティとのつながりを強化するための施策です。

具体的には、三重県や鈴鹿市在住の10歳から20歳までの若者とその家族、および鈴鹿サーキット周辺の地元住民を対象に、専用サイトでの事前申し込み制で無料招待を行います。通常であれば抽選や有料となるチケットですが、この企画は事前登録者の中から抽選で当選者を決定。家族連れやグループでの観戦も可能で、F1という世界的イベントを身近に体感できるまたとない機会となります。

鈴鹿サーキットでは「グランプリを“みんなのもの”に」という思いのもと、国際的なレースと地域社会との共生を目指しています。親子でF1を体験できる環境づくりや、地元住民がイベントに主体的に関わることで、レース期間中の盛り上がりや地域の一体感がさらに高まることが期待できます。

観戦とエンタメを満喫できる「パスポート+観戦チケット」セットが登場

同時に、3月27日(金)からのF1日本GP期間中に、レース観戦と鈴鹿サーキット内のテーマパーク「モビリティリゾートもてぎ」を4日間楽しめるパスポートがセットとなったプランが、アソビュー!など旅行予約サイトで販売されます。このパスポートは観戦チケットとパーク利用券が一つにまとまっており、F1観戦とともに、家族や友達とパークのアトラクションやレストラン、ショップなども満喫できる新しいスタイルです。

従来のF1観戦チケットはレース当日のみの利用が基本でしたが、このプランでは「宿泊+観戦+パーク体験」をワンストップで手配できるのが大きな特徴です。旅行予約サイトで「F1パスポート」と検索すれば、希望に合ったプランが簡単に見つかります。特に小さいお子さん連れや、初めて鈴鹿サーキットを訪れるファンにとって、観戦だけでなく、パーク内のレジャーも楽しめるのは大きな魅力です。

2026年F1日本GPの基本情報と観戦のポイント

2026年F1日本GPは3月27日(金)~29日(日)の3日間、鈴鹿サーキットで開催されます。開幕日には公式フリー走行、2日目に予選、最終日が決勝レースという日程。チケットの販売は10月13日(月・祝)11時から、公式オンラインショップ「MobilityStation」でスタートします。席種はベンチ席や芝生席、プレミアム席など多種多様で、希望のエリアや価格帯から選べるのが魅力です。

また、指定席は座席選択が可能で、仲間や家族で隣同士に座りたい場合にも便利なシステムが導入されています。西エリア券のみ、アソビュー!など一部販売窓口で取り扱いがあるため、希望者は要チェックです。

アクセス面では、名古屋駅や京都駅、新大阪駅、津駅、岐阜駅など日本各地から臨時バスが運行予定です。特にレース終了後の帰宅ラッシュ緩和のため、臨時バスや電車の増便、ピーク時以外の利用を呼びかけるなど、主催者側も混雑緩和に努めています。スマートフォンアプリや公式サイトで最新の交通情報を確認しながら、余裕を持って行動することが観戦を楽しむコツです。

今後の展望とファンへのメッセージ

今回発表された3つの新たな取り組みは、F1日本GPを“より身近で体験しやすいイベント”にしようとする主催者側の意欲を感じさせます。特に若い世代や地元住民に対する“無料招待”は、モータースポーツの裾野を広げ、地域の一体感を生み出す効果が期待できます。また、ふるさと納税返礼品の工夫や“観戦+パーク”パスポートの登場は、ファンの選択肢を大きく広げ、新たな市場の開拓にもつながるでしょう。

鈴鹿サーキットは、2025年に満開の桜と人気ドライバーの活躍により、3日間で26万6,000人の観客を集めるなど、依然として国内最大級のスポーツ&エンタメイベントです。今後も、地域や世代を超えて多くの人々が訪れ、思い出をつくれるよう、工夫を続けていくことでしょう。

2026年F1日本GPは、観戦前に公式サイトや旅行予約サイトをチェックし、チケットや交通手段、関連企画の申し込み状況を早めに確認するのがおすすめです。新しいスタイルのF1体験で、あなただけの「鈴鹿サーキットの思い出」をつくってみてはいかがでしょうか。

F1日本グランプリ観戦をお得に、そして楽しくするためのチェックリスト

  • チケットは10月13日から販売開始。公式サイトで早期予約を!
  • ふるさと納税返礼品でプレミアム観戦体験をゲット
  • 若年層・地元住民向けの無料招待企画は専用サイトで要事前申込
  • 「観戦+パーク」プランは旅行予約サイトで検索、家族連れにおすすめ
  • 交通アクセスは臨時バスや増発列車を活用し、混雑を避けて行動

参考元