広島・三次市「みよし市民花火まつり2025」開催レポート—尾関山公園の歴史とともに夜空を彩る5,000発の花火
みよし市民花火まつり2025が開催されました
2025年9月27日（土）、広島県三次市で毎年恒例の「みよし市民花火まつり」が開催されました。
今年の花火大会は特別な意味を持つイベントとして注目を集めました。その理由は、三次市を代表する名所・尾関山公園が開園100周年を迎えた節目の年であったためです。
まつりのテーマは「MIYOSHI fresh!!!～みんなで進む軌跡～」。伝統を受け継ぎつつも新しさを追求し、地域の未来への希望と結びついた一夜となりました。今年は企画段階から市内の高校生も参加したことで、より三次市ならではの特色あふれるプログラムとなりました。
イベントの詳細と当日の流れ
- 開催日：2025年9月27日（土）
- 開会セレモニー：18時35分～
- 花火打ち上げ：19時00分～20時00分
- 打ち上げ場所：三次市三次町寺戸河川敷および堤防敷
- 打ち上げ数：5,000発
- 少雨決行・荒天時は11月1日（土）に延期
イベント当日は開会セレモニーからスタートし、記念すべき第1部「百花繚乱」と題したプログラムで多彩な花火が夜空を染め上げました。思い出に残る花火の数々が、100年にわたる尾関山公園の歴史と来場者一人ひとりの想いを繋げる演出でした。
このプログラムはまさに、地域の新しい風と世代間交流を象徴していました。
アクセスと利便性
会場へはJR三次駅から徒歩約20分というアクセスの良さに加え、イベント当日は芸備線・福塩線に臨時列車が運行されました。公共交通機関の利用が推奨されており、利便性も高まりました。
車での来場者向けには、十日市親水公園メイングランド、野球場、三次中学校グランド、みよし町づくりセンター駐車場等、複数の公式駐車場が用意されました。ただし台数に限りがあることから、会場周辺は早い時間から混雑。主催者は、できる限り公共交通または乗り合わせでの来場を呼びかけていました。
今年の特徴：高校生の参加と地域連携
今年の花火大会最大の特徴は、三次市内の高校生が花火プログラムの企画に参加した点です。若い世代ならではのアイデアや発想がふんだんに盛り込まれ、100周年にふさわしい記念の催しとなりました。
地元の皆さま、そして遠方から訪れたゲストも、学生たちが手がけた創意工夫あふれる花火を温かく見守り、世代を超えた感動が会場中を包みました。
尾関山公園100周年の意義
尾関山公園は三次市の象徴的存在。「桜の名所」「紅葉の名所」として長年親しまれ、100年も市民の憩いと安らぎの場であり続けました。その歴史を感じながら夜空を彩る花火の数々が、地域住民とともに未来へ想いをつなげます。
さまざまな関連イベントで広がる地域の輪
花火大会にあわせて、広島県内ではさまざまなイベントが同時期に開催され、にぎわいを見せていました。たとえば東広島市では防災イベント、広島市内では音楽イベント「威風堂々クラシック」など、多様な催しが市民の交流と地域活性化に貢献しました。
安全対策と会場マナーについて
例年、多くの来場者が集うことから事前の場所取りは禁止とされ、ゴミの持ち帰り運動も呼びかけられています。また、公式LINEによる臨時トイレ情報の案内や、緊急時の情報発信体制も強化されています。
交通規制についても、花火打ち上げに合わせた区域が一時的に規制されました。安全で円滑な運営のため、地元警察や各種関係機関も協力し、最大限の配慮がなされました。
会場の雰囲気、来場者の声
河川敷には家族連れや友人同士など多様な層が詰めかけ、「100周年の記念にふさわしい素晴らしい夜だった」「高校生たちの取り組みに感動した」といった声が多く聞かれました。
花火大会をきっかけに、三次市の魅力や可能性を再発見した方も多かったようです。
まとめ：三次市「みよし市民花火まつり2025」が示す持続可能な地域づくり
花火大会の成功は、市民・行政・若い世代・各種団体の連携が実を結んだ証です。尾関山公園開園100周年という節目を祝うと同時に、「地域の和」「未来への希望」「新しい可能性」を三位一体で感じられた夜となりました。
今後も三次市は、伝統や自然、そして人と人とのつながりを大切にしながら発展を続けていくことでしょう。
来年以降にも引き継がれるこの地域愛と世代間交流の輪が、さらに広がっていくことが期待されます。
交通アクセス・お問い合わせ案内
- アクセス：JR三次駅 または中国自動車道三次ICより十日市親水公園まで約10分
- 臨時列車：花火まつり当日はJR三次駅より芸備線・福塩線に臨時列車運行
- 駐車場：公式サイトにて最新情報確認推奨
- お問い合わせ先：みよし市民花火まつり実行委員会事務局 090-7176-7727（平日9:00～16:00）
市民の安心を支える周辺イベント
- 東広島市の防災イベントや、広島市内での「威風堂々クラシック」など、同時多発的に開催される多種多様な地域行事が、市民の安心・安全や文化振興にも貢献していました。
今後のインフォメーションにご注意ください
この記事の情報は、当日速報や主催者発表に基づくものです。状況により内容が変更される場合があるため、お出かけの際は公式情報のご確認をおすすめします。
