過去最多の出展数で大盛況!「東京ゲームショウ2025」現地リポート

2025年9月25日、千葉県・幕張メッセで「東京ゲームショウ2025(TGS2025)」が開幕しました。今年のTGSは、史上最多の出展社数を記録し、国内外から今までにない規模の注目を集めています。最新のゲームタイトル、話題の周辺機器、家族で楽しめる企画や、巨大ガチャといったユニークな催しなど、多岐にわたる魅力が詰まった現場の様子を、わかりやすくお伝えします。

「遊びきれない、無限の遊び場」がテーマ

今年のTGSのテーマは「遊びきれない、無限の遊び場」。「年齢や国籍を超え、全ての来場者が自由につながり、遊びを通じて新しい体験に出会える場所」として、さまざまな企業やクリエイターが力を合わせてイベントを盛り上げています。ゲームの世界の未来を共に創るというメッセージも込められています。

大人も子どもも楽しめる多様なコーナー

  • 会場は幕張メッセ1~11ホール+国際会議場+イベントホールという広大なスペースを使用し、各所で個性豊かな展示や体験コーナーが用意されています。
  • ファミリー層向け「ファミリーゲームパーク」では、子どもから大人まで家族で安心して遊べる最新ゲームソフトや関連グッズを自由に体験できます。
  • コスプレエリアも健在。東エリアと西エリアで、色とりどりのコスプレイヤーたちが交流し、来場者の目を楽しませています。
  • クリエイターラウンジは、インフルエンサーやクリエイターによる情報発信・配信専用コーナー。最新情報が続々とリアルタイムで発信されています。

「誰でもゲームを」実現する新たなサービスや周辺機器

今年のTGS2025で特に注目されたのは、「誰でもゲームを楽しめる」ための各種周辺機器やサービスの拡充です。大手メーカーだけでなくベンチャー企業も参加し、例えば障がいをもつ方や高齢者でも楽しめるようにと、操作性やアクセシビリティを重視したコントローラー、VR機器、音声認識や目線で操作できるデバイスなど、幅広い層に向けた提案が多数紹介されました。

「見守り機能」や「プレイ時間管理サービス」など、家庭でも安心してゲームを楽しめるような新サービスにも熱い視線が注がれています。こうした取り組みは、「ゲーム=みんなの遊び場」というTGSのこれからを象徴しているといえるでしょう。

過去最多の出展数と成長する市場規模

今年の東京ゲームショウは、出展社数が過去最高という記録を打ち立てています。関係者によれば、2021年と比べて市場規模が4年で約1.5倍に拡大していることが明らかになりました(朝日新聞報道より)。
eスポーツやゲーム実況、VR・AR技術への関心の高まりが、ゲーム業界全体の成長をさらに後押ししています。海外からの参加も年々増え、インディーズから大手まで、幅広い展示が一堂に会することで、会場はまさに「無限の遊び場」となっています。

注目のブース・コンテンツをピックアップ

  • 巨大ガチャ「モンスターカプセル」が現地Rabbit0ブースに登場。高さ2.4メートルの圧倒的なインパクトで、多くの来場者が撮影や景品を求めて殺到しています。モンスターカプセルには各種オリジナルグッズやゲーム内アイテムが当たる仕組みで、話題を集めています。
  • 各社のブースでは新作タイトルの先行試遊が盛りだくさん。バンダイナムコの大型シアターで上映された『コードヴェイン2』限定映像や、『リトルナイトメア3』の体験コーナーは連日長蛇の列。
  • セガ/アトラスの『ペルソナ5:The Phantom X』はフォトスポットやリアル射的を設置。ゲーム世界を体感できる演出が大好評で、SNSでも話題となっています。

国内外の人気タイトルや最新技術が集結

TGS2025には、日本だけでなく世界中のパブリッシャーやインディー開発者が参加し、最新タイトルや開発中のプロジェクトを披露しています。AIやクラウドゲーミング、eスポーツ関連の新しいビジネス提案もあり、ゲームという枠を超えた未来のエンターテインメントが目の前で広がっています。

また、子ども向け教育ゲームや知育アプリの出展も増加傾向。ゲームの社会的価値や教育的側面への理解が進み、保護者世代の関心も高まっています。

オンライン・リアル同時展開でさらなる盛り上がり

今年のTGSは、会場来場者向けだけでなくオンライン配信も大幅強化。一部ステージイベントやインディーゲーム紹介などはライブ・アーカイブ配信されており、全国・世界中どこからでも最新情報やイベントの熱気を体感できます。

公式サポーターには、俳優の本郷奏多さんが就任。ゲーム愛にあふれたトークや発信で、さらなるファン層の拡大にも期待が寄せられています。

来場者・出展者の声にみるTGS2025の魅力

  • 「昔よりも親子連れやカップル、友人グループが増えた。みんなで体験するイベントといった雰囲気が強くなった」(20代来場者 男性)
  • 「VRやアクセシブルコントローラーなど、新しい技術をリアルで触れられて感動した。ゲームは誰もが楽しめるものという想いを実感」(40代主婦)
  • 「世界規模のネットワークを感じる。海外との合同開発プロジェクトの発表も増え、グローバルな盛り上がりを実感できる」(50代ゲーム業界関係者)

まとめ:進化と拡大を続ける「遊びの最前線」

東京ゲームショウ2025は、誰でも、どこでも、みんなで楽しめる時代を象徴するイベントへと進化しています。会場のスケール、出展規模、体験できるコンテンツ、どれをとっても過去最大級。ゲームがもつ「無限の可能性」を、来場者も、出展者も、世界中のファンも共有できる、まさに夢の「遊び場」となりました。

今後もゲームという文化が人と人をつなぎ、新たな時代を切り拓く存在として広がっていくことを、多くの来場者が確信したビッグイベントとなりました。

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