AlphaDrive高知、2024年にサポートした起業家人材の紹介
株式会社アルファドライブ高知(以下、AlphaDrive高知)は、2030年の長期経営ビジョンとして「高知から、100の新規事業と300の起業家人材を生み出す」を掲げ、高知県や産学官のさまざまな関係者と共に活動しています。2024年も多くの挑戦者と出会い、その成長を支援してきた同社は、特に注目すべき起業家人材のストーリーを紹介します。
新たな挑戦者たちのストーリー
2024年に誕生した起業家人材の中から、特に注目される3名を紹介します。彼らはそれぞれ異なる背景を持ち、独自のビジョンを持って挑戦を始めています。
小﨑 百葉 氏(ミタニ建設工業株式会社)
小﨑百葉氏は2000年に高知市で生まれ、兵庫県の武庫川女子大学で建築デザインとまちづくりを学びました。在学中に二級建築士の資格を取得し、2023年にUターンしてミタニ建設工業株式会社に新卒入社しました。現在は自社の新規事業「ミタニビレッジ」に所属し、地域創生や教育関連の事業に積極的に関わっています。
彼女は、AlphaDriveが主催する新規事業育成プログラムに参加し、起業家人材の交流イベント「かけるBar」にも登壇しました。小﨑氏は、企業の社員でありながら社会起業家的な視点を持ち、地域への貢献を目指して活動しています。
近藤 かおり 氏(土佐塩の道)
近藤かおり氏は兵庫県神戸市出身で、中学から高校まで高知県香美市で過ごしました。大学進学後に神戸に戻るも、15年前に高知にUターンしました。香美市や香南市の観光協会での勤務を経て、現在は香美市役所の地域づくり支援員として活動しています。
近藤氏は、地域の歴史文化財である「土佐塩の道」を守るボランティア活動からスタートし、それを持続可能な観光コンテンツとしてビジネス化することを目指しています。彼女は「こうちスタートアップパーク」の起業支援プログラムにも参加し、地域の魅力を引き出すための挑戦を続けています。
大岩佑子 氏(室戸市地域おこし協力隊)
大岩佑子氏は東京都渋谷区出身で、イタリア、オーストラリア、アメリカで生活した後、室戸の食に魅了されて移住しました。前職はアメリカで寿司職人として働いており、「にっぽんの宝物グランプリ」に出場し、高知大会やJAPAN大会で準グランプリを獲得しました。
現在は、室戸の食を世界にPRする活動を行い、特に世界大会で特別賞を獲得したサツキマスの握りを広めるためのプロジェクトにも取り組んでいます。大岩氏は「かけるBar」に参加し、コラボレーションプロジェクトを企画・運営しています。
未来に向けた挑戦
2024年も多くの起業家や企業内起業家と共に様々なプロジェクトに取り組んできたAlphaDrive高知は、これからも新しい価値を生み出すための挑戦を続けていきます。自らの想いを実現し、事業化やプロジェクトの成功に至った彼らに対し、心からの尊敬を表します。
また、AlphaDrive高知は自社事業「TOMO LAB」において、高知県内外の職人やアーティストとコラボレーションし、ものづくりに取り組んでいます。2030年のビジョン実現に向けて、今後も高知県の資源を生かしたビジネス展開を進めていく予定です。
終わりに
AlphaDrive高知は、2030年のビジョンに向けて着実に進捗を重ねており、今後も多くの新規事業と起業家人材を生み出すことを目指しています。彼らの挑戦が高知の未来を明るく照らすことを期待し、引き続き応援していきたいと思います。