Mrs. GREEN APPLEが青森県・長野県「グリーンアップル大使」に就任

人気ロックバンドMrs. GREEN APPLE(通称ミセス)が、2025年9月12日、りんご生産量日本一を誇る青森県と長野県の「グリーンアップル大使」に正式に就任しました。この任命は、両県のりんご産業の活性化と、特にまだ広く知られていない「青りんご」の魅力発信を目的とした新しい地域連携プロジェクトの中核となります。このニュースは音楽ファンだけでなく、果物や地域振興に関心のある多くの人々の注目を集めています

「グリーンアップル大使」誕生の背景とその意義

  • 青森県と長野県は、国内のりんご生産におけるトップシェアを争う「ライバル県」ですが、消費者の『りんご離れ』や青りんご市場の成長を受け、協力する形でMrs. GREEN APPLEを大使に任命
  • 両県がタッグを組むのは史上初の試みとなる
  • 青りんごの市場は全りんごの1割ほどですが、品種の多様化や健康志向の高まりで、近年注目度が上昇中

青森県と長野県は、りんごの生産量で全国1位・2位を誇る“ライバル県”です。しかし、りんご全体の消費拡大と青りんごの魅力をもっと広めたいという共通の目的から、連携プロジェクトが実現。音楽業界と地域産業の新しいコラボレーション事例です

Mrs. GREEN APPLEが見せる大使就任への想い

今回の任命は、Mrs. GREEN APPLEにとってもデビュー10周年という節目であり、バンド名の由来とも直結する縁深い出来事となりました。任命式では、ボーカルの大森元貴さんが「自分たちが大切にし続けてきた“GREEN APPLE”という名前に、こうして携われるのは非常に光栄で感慨深い」と心境を語りました

  • 大森元貴さん:「デビュー10周年で大好きなバンド名=グリーンアップルに直に関われて感慨深い。これからも青りんごの魅力を全国に届けていきたい」
  • 若井滉斗さん:「フルーツ好きとして、これからはもっと青りんごの魅力についても知っていきたい」
  • 藤澤涼架さん:「長野県出身なので、りんごにはもともと縁が深い。これを機に青りんごの良さも全国に伝えたい」

さらに、大森さん自身はりんごアレルギーがありながらも、バンド名を決める際に「初心を忘れずフレッシュな気持ちでいたい」との思いを込めて名付けたというエピソードも語られました。今回の大使任命で「あらためて、自分たちの名前に責任とやりがいを感じた」と明かしています

青りんごの多様な魅力を広げるプロジェクト内容

  • 特別デザインボックスの青りんごの全国販売:Mrs. GREEN APPLE監修による、レトロ×モダンなオリジナルボックスを使用
  • 両県それぞれで2種類、計4種類の限定デザインが展開
  • Mrs. GREEN APPLEの10周年記念ロゴシール入り青りんごも随時店頭に並ぶ予定
  • PR活動:ミセスのメンバーがりんご農家に扮したポスター、キャンペーンやイベントでの情報発信

青りんごには、黃緑色だけでなく黄色いりんごも含まれ、多様な品種展開があります。本プロジェクトでは、そのそれぞれが持つ香りや食感・健康効果にもスポットライトを当てて情報を発信していく計画です

任命式と記念イベントの様子

2025年9月12日に東京ポートシティ竹芝ポートホールで行われた任命式には、青森県知事・長野県知事、バンドの3人が登壇。両県のこだわりが詰まった特製任命状が授与され、和やかかつ期待にあふれる雰囲気で幕を開けました

  • 任命式後は「青りんごクイズ」にメンバーが挑戦し、青森県産『きおう』や長野県産『ブラムリー』のジャムをそれぞれ試食
  • 藤澤さん「みずみずしくて美味しい!」、若井さん「奥が深い甘さ」というように、それぞれ青りんごの新しい美味しさを発見
  • 任命式の会場にはレトロなデザインのポスターやパネルも掲出され、新旧ファンが集まりにぎわいを見せた

大森さんは「自分たちの音楽をきっかけに、青りんごや産地の素晴らしさが全国に届けば」と期待を寄せ、今後イベントやSNSなど多様なチャンネルを通して青りんごの情報を発信していくとのことです

青りんご市場の現状とこれから

  • 青りんごは日本のりんご消費全体の1割程度だが、甘みや香り・みずみずしさで人気上昇
  • 健康志向・新しい品種の登場で若者や家族層の購入も増加傾向
  • 今回のプロジェクトで青りんごの多様な価値や食べ方、産地の魅力も再発見されることが期待されている

このプロジェクトは、りんごを通じた県民同士の交流や、農業・流通・観光への波及効果も見込まれています。今後は学校や地域、音楽・エンタメ界とのコラボ企画も予定されています。

Mrs. GREEN APPLEによる「グリーンアップル大使」就任の波及効果

  • 音楽ファン・若年層への青りんごの認知拡大
  • 地域商材・地元農家のブランディング強化
  • 青森・長野の観光資源の発信と来訪促進
  • 今後のライブイベント等でのコラボグッズ展開も期待されている

まとめ:音楽と地域産業の新たな共創に期待

Mrs. GREEN APPLEの10周年という大きな節目に、青森県と長野県という伝統あるりんご産地とタッグを組むことで、音楽と農業・産地振興がダイナミックに交わるニュースとなりました。今後もミセスの音楽と青りんごが、さらに多くの人々の元に届くことが期待されます。

参考元