プロ2年目の吉田鈴、父経営の店で一日店長を務める 優勝を目指すプロゴルファーの素顔
女子ゴルフでプロ2年目の吉田鈴選手が、父・英隆氏が経営する東京・千代田区の飲食店「個室串天鮮魚二十四区末広町店」で一日店長を務めました。姉で国内ツアー4勝の吉田優利選手も近年行ってきた恒例イベントに、昨年に続き2回目の開催となりました。
満席のお店で接客に奮闘
エプロン姿で接客に励んだ吉田鈴選手は、「去年は1日働いて、働くってこんなに忙しいんだと思った。お客様といっぱい話したい」と話し、この日は朝・夜の部で合計約170人の参加者と交流しました。スパークリングワインやシャンパンのボトルにサインを書くなど、来店客との交流を大切にする姿勢が見られました。
吉田選手は推しのメニューについて「どれもおいしい。ギョウザと馬刺しを食べてほしい」とPRしました。また、自身が監修した「カルピスレモンサワー」について「カルピスにレモンの酸味が合わさって、すごくいい感じ。甘ったるくなくて、すごくおいしい」と呼びかけました。
来店客からは「この試合、見に行くからね」など温かい言葉をもらい、吉田選手は「満席になってうれしい」と喜びを隠せない様子でした。
プロ1年目の成績と課題
プロ1年目となった2025年シーズン、吉田選手はトップ10入りを3回達成しました。特に10月に行われた「富士通レディース」では、トータル6アンダーでシーズン自己最高位の6位タイに入り、9月の「住友生命レディス東海クラシック」での7位を上回る成績を記録しました。
ただし、メルセデス・ランキングでは51位となり、来季シード権は逃してしまいました。シード権は同50位までの選手に付与されるため、あと一歩のところまで迫っていた状況です。しかし吉田選手は「(シード入りは)ダメならダメで、来年頑張ればいい」と前向きな姿勢を保っており、「今週みたいなゴルフができれば取れると思う。シードを目指して集中するのではなく、先を見て、自分のゴルフを続けていきたい」とコメントしました。
初優勝に向けた課題と工夫
プロ2年目に向けて、吉田選手はウェッジ3本体制へのトライなど試行錯誤を進めています。シーズン終了後には千葉県内でトレーニング合宿をこなすなど、体力と技術のレベルアップを図っている状況です。
プロ1年目の成績を振り返る中で、吉田選手は「勝利数で選手の価値が決まる」と認識しており、「毎年勝てるような選手になりたい。それには初優勝にどれだけ時間がかかるかがカギになる。急ぐ気持ちはあるけど、やることをちゃんとやろうと思う」と力を込めました。
同期との競争と学び
既に入谷響など昨年のプロテスト合格組の同期からも優勝者が誕生しており、吉田選手はこうした上位争いの中で勝者のメソッドを浸透させたいと考えています。「富士通レディース」の最終日では、ランキング1位の佐久間朱莉選手と今季初優勝を挙げた菅楓華選手と同組でプレーし、「こういうゴルフをしないと優勝はできないのかと思った、バックナインで伸ばさないと勝てない」ということを学びました。
また、プロ1年目を通じて基礎練習の重要性も痛感。「簡単なアプローチの練習をやってきたのに、そこでミスをしてしまいました」と振り返り、こういった基礎練習を繰り返し、再現性を高める必要性を認識しています。
プロ2年目への抱負
吉田選手は「もちろん優勝を目指します」と明言し、プロ2年目に向けた強い決意を示しています。前半戦の出場権を得たプロ1年目を経て、プロ2年目では初優勝という大きな目標に向かって、様々な工夫と挑戦を続けていく予定です。
一日店長のイベントで、参加者から「この試合、見に行くからね」と温かい応援の言葉をもらったことが、さらなるモチベーションになったと考えられます。来季、吉田鈴選手がどのような活躍を見せるのか、注目が集まっています。



