柔道金メダリスト・ウルフアロン、いきなりのタイトルマッチ前日会見で激動 EVILとの衝撃的な対面
2026年1月4日、東京ドームで開催される新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 20」でプロレスデビューを飾る柔道金メダリスト・ウルフアロン(29)。その前日となる1月3日に行われた調印式では、対戦相手となるEVIL王者との間で想像を超えるドラマが繰り広げられました。デビュー戦でいきなりNEVER無差別級王座に挑戦するという異例の展開に加え、敗北時には「丸刈り」と「柔道着禁止」という厳しい条件を課せられたウルフアロン。その波乱万丈な前日会見の模様と、若きルーキーの覚悟に迫ります。
デビュー戦でいきなりタイトルマッチという異例の展開
昨年6月にプロレス転向を発表したウルフアロンは、半年間の練習期間を経て、ついに明日のWRESTLE KINGDOM 20でプロレスデビューを迎えます。しかし、その相手と試合形式は、プロレス界の常識をはるかに超えていました。
対戦相手は、新日本プロレスを代表する悪役レスラー・EVIL。そして試合内容は、デビュー戦にもかかわらずNEVER無差別級王座をかけたタイトルマッチとなっているのです。これは、プロレス史上でも極めて異例な展開です。ウルフアロンは、東京五輪柔道男子100キロ級で金メダルを獲得した実績を持つ超大物ルーキーですが、プロレスのリング経験はわずか数ヶ月の初心者。その初戦が、いきなり王座をかけた戦いとなる衝撃は計り知れません。
王者EVILの理不尽な要求に応じたウルフアロン
1月3日に行われた前日会見で、最大の波紋を呼んだのが、EVILが突きつけた衝撃的な条件です。王者のEVILは、ウルフアロンに向かってこう告げました。
「おいウルフよ、俺もわざわざベルトを掛けてあげたんだ。お前にもリスクを負ってもらう。お前が負けたらボウズ、並びに柔道着禁止だ。今後、いかなる場合も柔道着に袖を通すな。どうだ?柔道しかない男はやれんのか?」
柔道着禁止という条件は、柔道一筋で育ってきたウルフアロンにとって、極めて個人的で挑発的な内容です。さらに、丸刈りという条件も加わり、敗北時には外見にも大きな影響をもたらします。一瞬、言葉を失ったウルフアロンでしたが、EVILの追撃はここで終わりませんでした。
EVILは、ウルフアロンの曖昧な返答に対し、さらに強く迫ります。
「やるのか、やらないのか!煮え切らねえ野郎だな。お前ビビってんじゃねえのか。お前はチキン野郎だな。やれるならハッキリ言って見ろ!」
逃げ場をなくされたウルフアロンは、最終的に「やります!」と承諾せざるを得ませんでした。その瞬間、EVILは高笑いしながら言い放ちます。
「墓穴を掘ったな。明日、お前を八つ裂きにしてやるからな。わかったか、覚えとけ」
写真撮影で予想外の事態が発生
会見が一区切りついき、報道陣による写真撮影のシーンでさらなる波乱が生じました。EVILは、ウルフアロンとのツーショットを撮影している最中に、隙を突いていきなり襲いかかったのです。
その衝撃で、ウルフアロンのシャツのボタンが四方八方に飛び散り、五輪王者の胸板がむき出しになる惨劇が発生。ファンの悲鳴が響き渡る中、一時は乱闘に発展しかけましたが、ヤングライオンが二人を引き離し、その騒動は一旦落ち着きました。しかし、この衝撃的な映像は、明日の試合に向けた緊張感をさらに高めるものとなりました。
覚悟を決めたウルフアロンの言葉
このような理不尽な要求と予想外の襲撃を受けても、ウルフアロンの姿勢は揺るぎません。デビュー戦について、彼はこのように語っています。
「半年間プロレスの練習をしてきた。あすデビューします。この半年間の準備をしてきたものとこれまでの競技で培ってきたもの全てを合わせ、必ずEVILを倒します」
そして、EVILからの理不尽な要求に対しても、動じることなく応じた理由について、ウルフアロンは次のように述べています。
「僕には僕の考えがあります」「僕には僕の覚悟があるので。全く問題ないです」
この言葉からは、東京五輪で金メダルを獲得した武人としての強い信念と、プロレスラーとしての覚悟が感じられます。ウルフアロンにとって、負けることは選択肢に入っていないようです。
注目が集まるWRESTLE KINGDOM 20
WRESTLE KINGDOM 20は、新日本プロレスの最大級の大会として位置づけられています。特に注目すべきは、メインイベントで、新日本プロレスのエースであり社長でもある棚橋弘至(49)が引退試合を行うこと。棚橋弘至は、これまで何度も激闘を繰り広げてきたAEWのオカダ・カズチカと最後の勝負に臨みます。
このような大舞台に登場するウルフアロンのデビュー戦は、大会における重要な位置づけとなっています。既にチケットは全席種完売となっており、テレビ朝日が同日22時15分から大会の模様を放送予定です。
日本の金メダリストがプロレスでどう輝くのか
柔道という格闘技で最高の成績を収めたウルフアロンが、プロレスという舞台でどのようなパフォーマンスを見せるのか。半年間の準備期間を経て臨むデビュー戦は、柔道とプロレスという異なる格闘技の融合を示すものになるでしょう。
また、ウルフアロン自身も、このデビュー戦についてこのような思いを語っています。
「何年か後に『あの日って”一つの歴史”が始まった日だよな』と言ってもらえるレスラーになる」
このような志高い目標を掲げるウルフアロンが、明日のリングで、EVILという最高難度の相手にいかに立ち向かうのか。丸刈りと柔道着禁止という重い条件を背負った中での戦いは、単なるプロレスの試合ではなく、一人の武人の覚悟と決意を示す舞台となるはずです。
1月4日、東京ドームで繰り広げられるウルフアロンとEVILの戦いは、新日本プロレスの歴史に新たな一ページを刻む可能性を秘めています。金メダリストがプロレスの王座を手にすることができるのか。それとも、悪役EVILの前に敗れ去るのか。その答えは、明日のリングで明かされることになります。
前日会見を終えて
前日会見は、予期せぬドラマで幕を閉じました。写真撮影での不意打ちを受けたウルフアロンですが、その表情からは怯えや後悔の色はうかがえません。むしろ、それは明日への闘志をさらに燃え上がらせるものになったのかもしれません。
柔道の世界で最高峰に達したウルフアロン。その次なるステージが、プロレスの環境で、どのような成果を生み出すのか。多くのファンと関係者が、固唾をのんで1月4日の来臨を待っています。


