大谷翔平、ハンクアーロン賞3年連続受賞なるか——2025年MLBアワードの舞台裏 各界注目のベッツが司会、アスリートとしての多彩な才能に熱視線

MLB最高の打者に贈られる「ハンクアーロン賞」とは

ハンクアーロン賞は、メジャーリーグ(MLB)でシーズンを通じて最も優れた攻撃成績を残した選手に贈られる名誉ある賞です。1999年に、伝説のホームラン王・ハンク・アーロン氏の功績を称えて創設され、投票にはファン、記者、球界関係者が参加します。

2025年もこの賞の発表が大きな注目を集めています。昨年(2024年)はア・リーグでアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ナ・リーグでは大谷翔平(ドジャース)がそれぞれ受賞。大谷翔平選手は2023年から2年連続の受賞となっており、今年受賞すれば史上2人目の3年連続獲得という快挙です。

発表会の顔——MLBアワードの司会に選ばれたベッツの転身劇

2025年11月14日(日本時間)に行われるMLBアワード授賞式は、例年以上に華やかな舞台となりました。今年、司会を務めたのは、ロサンゼルス・ドジャースのスーパースター「ムーキー・ベッツ」選手です。

世界一達成からわずか1週間余りでアワード司会という“転身”を遂げたベッツは、ベースボール界のみならずスポーツ界全体からも驚きと称賛を集めました。元々“神童”と呼ばれるほどアスリート能力が際立つベッツですが、その枠を超えた多才ぶりには「何をやっても信じられないほど凄い」「アスリートの概念を広げている」と各種メディアや評論家も絶賛しています。

ハンクアーロン賞2025年、最終候補者たちの今季成績

  • 大谷翔平(ドジャース):55本塁打(ナ・リーグ2位)、OPS1.014(ナ・リーグ1位)。球団記録を2年連続で更新し続けています。
  • カイル・シュワーバー(フィリーズ):56本塁打(MLB最多)、132打点(MLB最多)、OPS.928。フィリーズの地区優勝に大きく貢献しました。
  • コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス):31本塁打、OPS.884、17三塁打(2008年以来の最多)、3年連続で30盗塁以上。スピードと長打力を兼ね備える打者として成長。
  • ヘラルド・ぺルドモ(ダイヤモンドバックス):20本塁打、100打点、打率.290と出塁率.389。打線の中核として大躍進。
  • フェルナンド・タティスJr.(パドレス):25本塁打、OPS.814、32盗塁。四球率自己最高12.9%、攻撃の安定感も光りました。
  • クリスチャン・イェリッチ(ブルワーズ):29本塁打、OPS.795。今季は手術から完全復帰し、打線の大黒柱として自身の力を証明。
  • カイル・タッカー(カブス):22本塁打、25盗塁、OPS.841。右手の不調を乗り越えて安定した成績を確保。

このほかにもライリー・グリーン(タイガース)、ジュニア・カミネロ(レイズ)など球界を代表する若手も候補に名を連ね、熾烈な争いとなりました。

大谷翔平、史上2人目の快挙に挑む

大谷翔平選手は、2023年から2年連続でハンクアーロン賞を受賞しています。もし2025年も選ばれれば、2001〜2003年のアレックス・ロドリゲス以来22年ぶりとなる史上2人目の「3年連続受賞」という偉業を達成します。

今季の大谷は、打率.282、55本塁打、102打点と圧倒的な数字を残し、出塁率や長打率でもリーグ1位。投票でも高く評価されており、これがもし実現すれば大谷の名はさらに球史に刻まれることとなるでしょう。

ベッツの新たな挑戦——ゴルフ大会での“スーパーショット”とマルチな才能

MLBアワード授賞式の直前、ベッツはMLB史上初となるプロゴルファーとのゴルフ大会にも出場。その際、あとわずかでホールインワンという驚愕のスーパーショットを見せ、会場も実況も騒然となりました。

「アナリストも驚愕『やることすべてにおいて信じられないほど凄い』」と評されている通り、ベッツは野球に限らずあらゆるスポーツでその才能を発揮。MLB界に新しい風を吹かせています。

2025年MLBアワードのラインナップと見どころ

  • ハンクアーロン賞の受賞者発表は、日本時間で11月14日。
  • 同時に「オールMLBチーム」や「MVP」など、シーズンの個人表彰も発表。
  • アワードには大谷翔平、アーロン・ジャッジ、フアン・ソト(メッツ)など、球界のトップ選手らが集結。

ファン投票も含めて受賞者が決められるこの舞台で、今年も野球界の熱気が日本のみならず全世界へ届けられることになりました。

アスリート像を変えるベッツ、次世代に託される夢

ベッツがマウンドから司会者、そしてゴルフコースまで、自身の器を広げ続けている姿は、多くの若者、そしてアスリート志望者に夢と刺激を与え続けています。スポーツ界の枠組みを軽やかに越えていく彼の姿は、MLBのみならず多様なジャンルで「アスリートのあり方」を再定義する存在となっています。

ファンやメディアからの反響

MLBアワードの司会抜擢を皮切りに、そのマルチな活躍にSNSやニュースサイトでは驚きや称賛の声があふれています。「ベッツはもう何者なのかわからない」「アスリートでここまでできる人がいること自体が刺激的だ」などポジティブな意見が多数を占めています。

今後のMLB界への期待

2025年のMLBアワードは、大谷翔平選手の歴史的偉業、ムーキー・ベッツ選手の新たな挑戦が交錯した、例年以上にドラマチックな一夜となりました。そして今後も世界のトップアスリートたちが、新しい歴史を切り開き続けることでしょう。

まとめ

  • 2025年もMLBアワードでハンクアーロン賞が発表され、日本人として初めて3年連続受賞なるか大谷翔平が大きな注目を集めています。
  • 司会を務めたベッツのマルチな才能、そしてMLB初となるゴルフ大会での活躍など、アスリートとしての枠を越えた存在感が際立ちました。
  • ハンクアーロン賞の最終候補者は総じて特筆すべき成績であり、ますます野球界のレベルも高まっています。

今後もMLBをはじめスポーツ界から目が離せません。

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