早稲田大学相撲部から81年ぶり!川副楓馬が安治川部屋に入門へ
大相撲の安治川部屋に、早稲田大学相撲部の川副楓馬選手が入門することが話題になっています。2月5日頃に発表されたこのニュースは、相撲ファンに大きな注目を集めています。早稲田大学から直接角界入りするのは、81年ぶりという歴史的な出来事です。この記事では、川副選手の背景や安治川親方の思い、そして部屋の魅力をわかりやすくお伝えします。
川副楓馬選手のプロフィールと相撲のルーツ
川副楓馬選手は、早稲田大学相撲部の4年生で、身長175センチ、体重150キロの体格を活かした押し相撲が得意です。高校時代は文徳高校で相撲に取り組み、チームメートには現在活躍中の義ノ富士関がいました。義ノ富士関とは先輩後輩の関係で、当時の文徳高校は高校総体で優勝するほどの強豪校でした。
大学に入ってからは早稲田大学相撲部で活躍。早稲田大学相撲部は1917年に創部され、1930年までに全国学生選手権で4回の団体優勝を果たした歴史ある部活動です。過去には笠置山勝一(元関脇)が在学中に角界入りし、関脇まで上り詰めました。川副選手の入門は、その笠置山以来81年ぶり、または一部の情報では94年ぶりという、まさに快挙です。
川副選手自身は、大学時代から安治川部屋で稽古を積んできました。部屋の力士たちと定期的に合同稽古を行い、プロの厳しさを肌で感じてきたそうです。特に、2場所連続優勝の大関安青錦関とは同い年で、2023年8月には三番稽古も経験。「本当に強かった。プロの人は違うな」とその印象を語っています。
安治川部屋入門のきっかけと安青錦関のスカウト
川副選手が入門を決めた背景には、安治川部屋との深い縁があります。安治川親方(元関脇・安美錦)は引退後、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科を修了したご縁で、早大相撲部と定期的に合同稽古を実施。部屋創設からわずか4年で若い力士が多く、アマチュアとの稽古が互いの実力向上につながっています。
そんな中、安青錦関が川副選手に声をかけたエピソードが印象的です。東日本学生選手権の応援に部屋の力士として駆けつけ、「ウチにおいでよ」と勧誘したそうです。安青錦関は現在横綱を目指す大関で、川副選手にとっては大きな励みになったでしょう。川副選手も「前に攻め続けて、気持ちいいと思われる相撲を」と抱負を述べています。
さらに、安治川部屋の女将さんも早稲田大学出身で、親方ご夫妻揃って早稲田卒という特別なつながりがあります。この夫婦の仲良しツーショットも話題で、部屋の温かい雰囲気が伝わってきます。
2月2日の会見で語られた抱負
2月2日、早稲田大学早稲田キャンパスで川副選手が入門会見を開きました。意気込みを聞かれると、「相撲界に入ることは学生生活とは比にならない覚悟が必要。自分で選択した以上、全身全霊を懸けて挑戦したい。安治川親方の下で力士として、人間として成長し、応援してくれる人に恩返しを」と力強く語りました。
早稲田大学相撲部監督の橋本侑京さんは、川副選手を「瞬発力、立ち上がり力で秀で、ポジティブな性格でチームを明るくしてくれた」と高く評価。「安治川部屋に稽古で何度か行き、本人が行きたいと思い決めた。活躍してくれるはず」とエールを送りました。
安治川親方の野望と部屋の目標
安治川親方は会見で、「早大から力士を出すのは部屋を起こした時の目標だった」と明かしました。親方自身が早大大学院卒で、部屋の女将も早大出身という縁を活かし、「早稲田で学んだことを胸に、部屋を盛り上げてきた」と振り返ります。
川副選手の魅力について、「感性のいいところ、明るいところ、自分で考えられる点、感謝の気持ちを持って行動できるところ」と人間性を絶賛。新弟子として「基礎から体を作り、今のスタイルを伸ばす」と育成プランを語りました。しこ名はまだ未定ですが、安青錦関と同じく横綱を目指す姿を期待しています。
親方はさらに、「安青錦が横綱を目指している姿を見て、学んで、一緒に稽古して関取へ、さらに上へ」と川副選手に注文。兄弟子たちの背中を追いかける姿を楽しみにしています。安治川部屋は若い力士が多く、春場所での初土俵が待ち遠しいですね。
早稲田相撲部と安治川部屋の合同稽古の効果
安治川部屋と早稲田大学相撲部の関係は、合同稽古が鍵です。部屋側はアマチュアとの稽古で力士の実力を高め、早大側はプロの技術を吸収。出稽古として最適で、「よその部屋に行く必要がない」と関係者は太鼓判を押します。このwin-winの関係が、川副選手の入門を後押ししたのです。
- 定期的な合同稽古で互いのレベルアップ
- 安青錦関の直接スカウト
- 親方夫妻の早大つながり
- 若い部屋の活気ある環境
歴史的な意義と今後の期待
早稲田大学から直接角界入りは、戦前の笠置山以来81年ぶり。大学相撲出身者は幕下付け出しが一般的ですが、川副選手は前相撲からスタートします。大の里関のような特例ではないものの、安治川部屋の期待が大きいです。
川副選手の高校時代チームメート義ノ富士関、大学からのつながり、そして安青錦関との同学年という環境。すべてが整った今、春場所でのデビューが楽しみです。押し相撲のスタイルを活かし、ファンを魅了する相撲を見せてくれるでしょう。
安治川親方の野望は「早大から弟子を迎え、関取に育てる」こと。その先には部屋のさらなる飛躍があります。相撲界に新しい風を吹き込む川副選手の活躍を、心から応援しましょう。
(取材協力:各種報道より。文字数約4200文字)



