ボートレース若松「SG第71回ボートレースメモリアル」最終日を迎えて――地元・瓜生正義が12冠目に王手、注目集める頂上決戦

ボートレースメモリアルとは?

ボートレースメモリアルは、全国のトップレーサーが集うスペシャルグレード(SG)競走のひとつで、毎年大きな注目を集めています。2025年の第71回大会は福岡県・若松ボートレース場が舞台となり、連日熱戦が繰り広げられてきました。優勝賞金は4200万円。出場選手にとっては名誉とプライドをかけた大勝負となります。

最終日・優勝戦12Rに待つ歴史的瞬間

  • 2025年8月31日、若松ボートレース場で「SG第71回ボートレースメモリアル」最終日を迎えました。
  • 夜に行われる12レースの優勝戦で、今年のチャンピオンが決定します。
  • 天候は曇りですが、水面は安定し、最後の熱戦に3000人を超えるファンが詰めかけています。

瓜生正義――地元開催で歴代2位タイSG12冠への挑戦

今大会の最大の話題は瓜生正義選手(福岡・4539)が地元・若松の水面で、通算SG12冠目を懸けて優勝戦に臨むことです。瓜生選手はボートレーサー選手会の代表としても知られ、レースマネジメントや後輩の指導に多忙な日々を送る一方、勝負師としての集中力も健在です。

現在、SG最多優勝記録は松井繁氏の13回。瓜生選手がもし今回優勝すれば、SG12冠という歴代2位タイ記録に並ぶ偉業達成となります。本人にとって「地元ファンの前でSGタイトルを獲る」という長年の夢に、今まさに王手がかかっています。

瓜生正義コメント

瓜生選手は予選から安定した戦いを続け、準優勝戦も力強いレース運びでクリア。当日朝のインタビューではこう語っています:

「地元開催で大勢の声援、力になっています。メンバーは強豪揃いですが、自分のレースを貫くだけ。ここまできたら、ファンのみなさんに最高の結果を届けたい。」

勝利への強い意志と地元への愛情が、そのまま舟券ファンの期待感につながっています。

優勝戦12Rの出場メンバーとみどころ

最終日12Rの優勝戦には、

  • 瓜生正義(地元・福岡)
  • 仲谷颯仁(SG初優出)
  • 大峯豊(SG初優勝を狙う注目株)
  • ほか、多数の実力派レーサー

が名を連ねました。瓜生選手をはじめ、ベテランと若手の競演が大きな見どころとなっています。

話題のSG初優出――仲谷颯仁選手とチームの絆

今大会でもう一人、注目を集めたのが仲谷颯仁選手(福岡)です。仲谷選手は今大会が自身初のSG優出となりました。その活躍に、同じく福岡支部の西山貴浩選手が肩を抱き、レース前後は「泣いてた? 早くね?」と愛のあるツッコミで抱擁するシーンも見られました。仲間同士で夢を追い、互いに支え合う若松支部の結束力も、ファンの心を打っています。

白熱のレース展開と各選手の機力評価

レース直前の機力評価では、瓜生選手が安定感で高評価。5号艇の吉田裕平選手は「旋回直後からの舟の掛かりが良い」と手応えを感じていました。他にも、今大会でSG初優出の大峯豊選手など、それぞれに絶好調のコメントも聞かれ、優勝戦への思いがぶつかります。

若松水面の難しさと地元アドバンテージ

若松の水面は干満の影響や、ナイターならではの湿度・微風の変化が大きいとも言われます。地元勢の瓜生・仲谷両選手にとっては、いつも練習している経験値が大きな強みです。特に瓜生選手は、水面のちょっとした変化も掴むことができると語っており、インコースからの逃げ切りが有力視されています。

レース当日の流れとファンの熱気

ボートレース場には、昼間から家族連れや熱心なファンが長蛇の列。優勝戦前のファンファーレでは、大きな拍手とともに各選手が紹介され、スタンドは大いに沸きます。舟券売り場でも瓜生、仲谷両選手のオッズが大きく動き、福岡支部への“地元愛”が会場全体を包んでいました。

ボートレースメモリアル今大会の総評と今後への期待

今年のSG第71回ボートレースメモリアルは、ベテランと若手、地元勢と他支部の熱い戦いが印象的でした。瓜生正義選手の偉業への挑戦、仲谷颯仁選手の涙と友情、西山貴浩選手のムードメーカーぶりなど、たくさんのドラマが生まれ、これからのボートレース界に明るい希望を感じさせる大会となりました。

今後のSG戦線も、さらに白熱した戦いが繰り広げられることでしょう。新記録やスター誕生の瞬間を見逃せません。ボートレースを愛するすべての人へ――今回のメモリアルは、それぞれの夢と情熱の証となりました。

ボートレースをもっと楽しむために

SG戦はもちろん、全国各地で毎日のようにレースが開催されています。初心者でも楽しめるビギナーズコーナーや家族向けイベントも増え、ますます身近なレジャーとして定着しつつあります。これからも選手一人ひとりの汗と涙、そしてファンの声援が、日本のモータースポーツ文化を盛り上げていくことでしょう。

  • 歴史を塗り替える大舞台、SG第71回ボートレースメモリアル。
  • 瓜生正義選手、地元優勝&12冠目達成なるか。
  • 新しいスターの誕生と絆、若松水面から全国へ。

参考元