富山マラソン2025開催!歴史、自然、そして地域が一体となる特別な記念大会

2025年11月2日(日)、美しい富山湾と立山連峰を背景に「富山マラソン2025」が開催されます。今年で記念すべき第10回となる本大会は、2015年の北陸新幹線開業を契機に始まり、今では全国からランナーや応援者が集う富山県屈指のスポーツイベントです。

大会概要─富山の魅力を満喫できる絶景コース

  • 開催日:2025年11月2日(日)
  • 開催時間:午前8時30分~午後4時
  • 種目
    • フルマラソン(42.195km)
    • 車いす(約9km)
    • ジョギングの部(約4km)
  • スタート:高岡市役所前
  • ゴール:富岩運河環水公園

コースは高岡市、高岡大仏、山町筋、新港大橋など歴史と自然に彩られた名所を巡り、普段自動車専用となっている新湊大橋を唯一走ることができる大会です。標高差が大きい新湊大橋は最大の難所ですが、頂上からのパノラマは絶景です。

ランナーのために道路を清掃!地元7業者の一斉活動

大会を数日後に控えた富山県内では、「きれいな道路を走ってもらいたい」という思いから、地元7つの業者が協力し主要コース沿いで一斉清掃活動を行いました。マラソンは多くの人が安心して、そして気持ち良く走れる環境づくりが重要です。地域企業が連携し、ゴミや落葉の回収、歩道の美化に尽力する姿は、富山マラソンを支える”縁の下の力持ち”ともいえるでしょう。

  • 清掃活動は早朝から開始。
  • ボランティアとして地元学生・住民も参加。
  • 「ランナーが富山の景色と町の美しさを満喫してほしい」という声も。

こうした取り組みは年々広がっており、富山マラソンがただのスポーツイベントではなく、地域一体となる催しへと進化していることがうかがえます。

戦国時代から続く寺院の住職が“10連続完走”へ挑戦

本大会を語るうえで外せないのが、戦国時代から続く寺院で19代目を務める住職の存在です。住職は富山マラソンの全てに連続出場し、今回で10回目の完走に挑戦します。

  • 寺院の歴史は約400年以上。
  • 日々の修行とともに体力づくりに励み、地域貢献として体操教室の指導者も務める。
  • 「地域の皆さんと喜びを分かち合いたい」と語り、地元ランナーや子どもたちとも交流が深い。

住職は「完走することで、寺院の伝統だけでなく、地域の絆も受け継いでいきたい」と意気込みを見せています。毎年体操教室で指導する子どもたちや檀家の皆さんも大会や沿道で温かな声援を送ります。歴史・文化と現代のスポーツが融合する富山ならではのエピソードです。

webunプラスで生配信!遠方の方もリアルタイムで応援

今年は富山テレビの「webunプラス」を通じて、富山マラソンのライブ中継が実現します。現地に来られない方もリアルタイムに大会の様子を視聴できるため、全国から応援の輪が広がります。

  • 現地の応援イベントの様子や、名物エイドステーションの富山グルメ紹介も配信。
  • 記念すべき第10回大会のゴールシーンは、富山県外のランナーや家族にも感動を届けます。

富山マラソンはランナーだけでなく、応援する皆さんすべてが主役。Web配信を通じて“富山から全国へ”盛り上がりが広がっています。

コース・種目・アクセスの詳細

  • フルマラソン(42.195km)
    高岡市役所前→高岡大仏→山町筋→新高岡駅→海王丸パーク→新湊大橋→富山北大橋→富岩運河環水公園
    日本陸連公認コースで安定感と安全性が高い。
  • 車いす(約9km)
    高岡市役所前→新高岡駅→高岡工芸高校前。
  • ジョギングの部(約4km)
    新湊きっときと市場を起点に新湊大橋折り返し。

大会当日は各所で交通規制がありますので、公式サイト等で最新情報を確認しましょう。公共交通機関の利用や、無料・有料シャトルバスも運行されます。

SDGs・地域貢献と富山マラソンの未来

富山マラソンでは、SDGs宣言のもとプログング(走りながらゴミを拾う活動)、フードドライブなども昨年から始まりました。美しい景観を守りながら持続可能な大会運営に向けて、参加者ひとり一人が“環境保全”に取り組みます。

  • ゴミの分別や資源回収の強化。
  • 地元の伝統文化を取り入れた応援イベントも多数。
  • 大会グッズにはリサイクル素材活用などの工夫も。

こうした地域参加型活動が、マラソン当日だけでなく富山の自然や文化を未来に継承する一歩となっています。県内外からの参加者が、富山の魅力を五感で存分に体験できるユニークな大会です。

市民みんなで楽しむ、「ともに、前へ。」

富山マラソンのテーマは「ともに、前へ。」。市民ランナーや学生、親子、市外から訪れるゲストランナーなど多様な参加者が一丸となり、歴史ある富山の地で思い出を作ります。

  • エントリーはすでに終了、定員13,000人が挑戦。
  • 観光地巡りや富山グルメも大会後のお楽しみ。
  • 地域住民・商店も沿道応援やもてなしに力を注ぐ。

大会をきっかけに、富山県全体が一つになる機会です。そして大会が終わったあとも地域のつながりが続いていくような、そんな素敵な時間となるでしょう。

参加方法・観戦・お問い合わせ

  • 大会参加はエントリー期間終了(2025年7月31日まで)。
  • 公式サイト、SNS、各メディアでも最新情報発信中。
  • 問い合わせ:富山市スポーツ健康課や富山マラソン推進係へ。

観戦は現地、またはwebunプラスの生中継で!観光も兼ねて富山マラソンの雰囲気を思い切り味わってみてください。

まとめ

富山マラソン2025は地域の伝統と未来をつなぐ記念大会です。沿道の清掃活動や住職ランナーの挑戦、SDGsの新しい取り組み、そして市民全体が一体となった温かなもてなしが一番の魅力です。美しい自然、歴史、そして人々の情熱に彩られた富山マラソン。今年も多くの「感動」が生まれます。

参考元