2026年F1プレシーズンテスト、バルセロナ開幕!王者マクラーレンが新車MCL40で初走行、メルセデスは圧倒的な走行量で存在感を示す

2026年のフォーミュラ1シーズンに向けた重要なプレシーズンテストが、スペイン・バルセロナで開幕しました。1月26日から30日にかけて5日間にわたって行われるこの非公開テストは、新しい規則で臨む各チームが新型マシンのセットアップを詰める重要な機会となっています。3日目の1月28日には、前年度チャンピオンのマクラーレンが新車MCL40をコースデビューさせ、メルセデスが安定した走行性能を示すなど、見どころの多い1日となりました。

バルセロナテストの仕組みと参加チーム

バルセロナでの2026年プレシーズンテスト第1弾は、5日間の走行日が用意され、各チームが最大3日間を選んで参加できる形式となっています。これにより、チームは自らのスケジュール都合やマシンの準備状況に合わせて、柔軟に走行計画を立てることが可能です。

参加チームの日程は以下の通りです。月曜日の1月26日から金曜日の1月30日までバルセロナでの走行が行われ、その後、2月11日から20日にかけてバーレーンで2回目の3日間テストが予定されています。

  • 1月26日(第1日):複数チームが初走行を実施
  • 1月27日(第2日):テストが本格化
  • 1月28日(第3日):マクラーレンが新車デビュー、メルセデスが好調を維持
  • 1月29日(第4日):アストンマーティンが初走行を予定
  • 1月30日(第5日):最終日の走行

マクラーレン、新型マシンMCL40で华々しくコースデビュー

3日目のハイライトは、何といっても昨シーズンのチャンピオンコンストラクター、マクラーレンの新車MCL40初走行です。ランド・ノリス選手がこのマシンを駆る栄誉を得ました。

黒を基調とした新しいカラーリングで登場したMCL40について、関係者からは肯定的な評価が聞かれています。ノリス選手の走行は順調に進み、マシンの基本的なセットアップ確認が行われました。ただ、すべてが完璧だったわけではなく、初走行という性質上、細かな調整ポイントが見つかることは予想内だったとみられます。

マクラーレンは、バルセロナテストの第3日と、その後の第4日・第5日を走行予定としており、新型マシンの本格的な性能評価とセットアップ作業を進める計画を立てています。

メルセデスの圧倒的な走行性能と安定性

一方、2026年シーズンに向けてメルセデスは極めて堅実で安定した走行を展開しており、その実力を着実に積み上げています。

3日目の時点で、メルセデスの走行ドライバーであるキミ・アントネッリがタイムシートのトップに名を連ね、メルセデスは上位2名を独占する状況も見られました。同チームは多くの周回数をこなし、走行データの蓄積に注力。これにより、新しいパワーユニットと新規則マシンの特性をいち早く理解しようとする姿勢が見て取れます。

メルセデスのジョージ・ラッセル選手は、3日目の走行を前向きに総括。「残る走行機会では、もう少し予選シミュレーション的な走行を見ていく」とコメントし、バーレーンテストと開幕戦に向けた準備を着々と進める方針を示しています。

各チームの初走行と課題

3日目では、新しいドライバーの初走行場面も見られました。新規則での初めての走行となるルーキーたちも、バルセロナのカタルーニャ・サーキットでマシンに乗り込み、貴重なデータを取得しています。

一方で、いくつかのチームは初走行の段階で課題に直面しました。レッドブルは初日から走行するなど積極的な参加を示していますが、マシンのクラッシュトラブルが発生。チームは「マシンの損傷を分析し、残り1日について慎重に検討する」とコメントしており、残された走行日をどう活用するかが重要になってきます。

4日目のアストンマーティン初走行に向けて

テストの4日目となる1月29日には、エイドリアン・ニューウェイが技術主任を務めるアストンマーティンが、バルセロナでの初走行を迎える見込みです。同チームは空力設計の鬼才であるニューウェイを新たに迎えており、新型マシンがどのような性能を発揮するかが注目されています。

ウィリアムズはバーレーンに照準

注目として、ウィリアムズはバルセロナのテストに参加しないことを表明しています。ただし、同チーム代表のジェームス・ボウルズは、新車がすべての必須クラッシュテストに合格し、バーレーンテストに向けて準備が整っていると語っています。

バーレーン2回目テストへの期待と課題

バルセロナでの初回テスト終了後、2月11日から20日にかけて、バーレーンで2回目の3日間テストが予定されています。同地でのテストでは、前回のバルセロナ走行で得られたデータに基づいて、さらに詳細なセットアップ調整が進められるでしょう。

また、気象条件もテスト計画に影響を与える要因となっており、各チームは走行日の選定に慎重を期す必要があります。限られた機会を最大限に活用し、チャンピオンシップに向けた準備を完成させるために、各チームの戦略が問われる局面が続きます。

新規則2026年への幕開け

2026年F1シーズンは、新しい規則下での初シーズンとなります。バルセロナのプレシーズンテストは、各チームが新型マシンと新しいパワーユニットの特性を理解し、開幕戦に向けて最適なセットアップを見つけ出すための重要な実験場となっています。

マクラーレン、メルセデス、レッドブル、フェラーリ、そして新しい体制でスタートを切るアストンマーティンなど、各チームの動きから目が離せません。残されたバルセロナでの走行機会と、続くバーレーンテストにおいて、どのチームがいち早く新規則への対応を完了し、開幕戦での競争力を獲得するのか。今後数週間の動向が、2026年シーズン全体の展開を大きく左右することになるでしょう。

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