イ・ジェソンが「センチュリークラブ」入り!韓国対ブラジル注目の親善試合の全貌

2025年10月10日、韓国サッカー代表チームがFIFA世界ランキング6位の強豪ブラジル代表とソウル・ワールドカップ競技場で対戦しました。アジアのサッカー強国である韓国とサッカー王国ブラジルの一戦は、多くのファンの注目を集めました。

歴史的偉業!イ・ジェソンが韓国代表「センチュリークラブ」入り

この日の試合で最も注目を集めた一つのニュースが、イ・ジェソン選手の「センチュリークラブ」入りです。センチュリークラブとは、代表戦出場が通算100試合を超えた選手だけが加入できる名誉あるグループ。イ・ジェソン選手はこの試合に先発出場し、“韓国代表18人目”としてその記念すべき記録を打ち立てました。

  • 1992年生まれ、現ブンデスリーガのマインツで活躍
  • これまで代表で複数のポジションをこなし、攻守に高い貢献度を示してきた
  • 今回100試合目のメモリアルマッチでスタジアムを包む祝福の声

ブラジル代表、アンチェロッティ監督の下で新たな布陣

相手のブラジル代表は、世界でも屈指のタレントぞろい。2025年より指揮を執る名将カルロ・アンチェロッティ監督のもと、メンバーもフレッシュな顔ぶれとなりました。

  • GKにはベント(アル・ナスル)、ジョン・ヴィクトル(ノッティンガム・フォレスト)などが選出
  • DFはカイオ・エンリケ(モナコ)、エデル・ミリトン(レアル・マドリード)など欧州トップクラブ所属選手が中心
  • 中盤はカゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)、ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)といった実力派が並ぶ
  • 攻撃陣もトップレベルのラインナップで、世界的な注目を集めている

韓国の新布陣「スリーバック」再稼働――監督ホン・ミョンボの知略

ホン・ミョンボ監督は、今試合で「3バック」を再稼働させるプランAを採用しました。特にディフェンスラインの統率が鍵を握るこのフォーメーションは、相手の多彩な攻撃を封じ込めるためのチャレンジとなりました。

  • 後方を3枚で固めつつ、両サイドのウィングバックが攻守に幅を持たせる役割
  • 過去の韓国代表では主流だった4バックから、再びスリーバックに回帰した点が注目
  • 指揮官・ホン監督は、現役時代に代表通算212ゴール・155アシストを記録した伝説的選手でありながら、監督としても新たな挑戦に臨んでいる

注目の布陣――新生中盤&エース・ソン・フンミンの一騎当千

今回の試合ではソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)が1トップに入り、新たな中盤の組み合わせとしてファン・インボムペク・スンホが名を連ねました。攻撃陣の要、ソン・フンミンがどこまでブラジルの堅守を切り崩すことができるかが、大きな関心事となりました。

  • ソン・フンミンはここ数年でアジア最高のストライカーと評価されており、得点だけでなく前線からの守備も高い
  • ファン・インボム、ペク・スンホのふたりはボール奪取能力と展開力で中盤の柱を担う
  • 若手とベテランが融合し、全体として流動的かつ統率の取れたラインを形成

両チームの直近の成績と期待

韓国はFIFAランキング23位、直近の親善試合でも安定した戦いを見せています。一方でブラジルはそのランキングどおり、世界トップレベルの安定した強さを持つことで知られています。両国のH2H(直接対決)スタッツや、今季の試合結果も多くのファンが注目しています。

  • 韓国の代表戦出場記録更新や世代交代の進み方
  • ブラジル新監督アンチェロッティの采配力
  • 国際舞台ならではの緊張感と活気あるスタジアムの雰囲気

注目選手と今後の見どころ

この試合はもちろん単なる親善試合以上の意味を持ちます。韓国にとっては「センチュリークラブ」到達のイ・ジェソンの活躍や主力の世代交代、そして新しい戦い方の実験の場であり、ブラジルにとっては強豪ひしめくアジア遠征での実力の確認となりました。

  • イ・ジェソン:中盤の司令塔として攻守に渡る貢献度でチームを牽引
  • ソン・フンミン:孤立せず周囲と連携して如何にチャンスを創出できるか
  • ブラジル攻撃陣:多彩なポジションチェンジや個の突破力は世界屈指

ファンの声と各選手への期待

ソウル・ワールドカップ競技場には、韓国代表を応援するファンの声援が鳴り響きました。多くのファンが、これからも正念場を迎える韓国代表の成長と、世界の強豪相手に見せる堂々たる戦いぶりに大きな期待を寄せています。

  • イ・ジェソンの記録達成後のコメントには大きな拍手が集まった
  • ブラジルの選手たちも積極的に交流し、互いの健闘を称えあうシーンも

今後へ向けて――アジアサッカーの新時代へ

世界レベルのブラジル代表と真剣勝負を重ねることで、韓国サッカーの底上げや選手層の厚さがより一層問われています。これからのW杯アジア予選や主要大会に向け、両チームの今試合で得た経験は貴重な財産になることでしょう。

  • 韓国代表は戦術面の引き出しを増やし、さらなる上昇を目指す
  • ブラジル代表はアジア遠征で得られた知見を活かし、ヨーロッパ勢相手にも盤石な布陣を形成することが期待される

この日、韓国代表の新たなる地平と、ブラジル代表の強さが再確認されたソウルの夜。今後の両チームの戦いぶりに、ますます注目が集まります。

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