20歳後藤啓介がベルギーで大活躍!シントトロイデンの得点王争い首位争奪戦に注目
ベルギーリーグで大活躍中の日本代表FW後藤啓介選手。わずか20歳ながら、シント=トロイデン(STVV)で得点ランキング首位に肉薄する活躍を見せ、韓国メディアからも「日本はクレイジーなタレントが絶えない」と驚きの声が上がっています。このニュースでは、後藤選手のこれまでの経歴や現在の活躍、海外からの評価をわかりやすくお伝えします。
後藤啓介選手のプロフィールとこれまでの歩み
後藤啓介選手は、2005年6月3日生まれの20歳。静岡県出身で、身長191cm、体重78kgの長身フォワードです。サッカー選手としてのキャリアは、J2リーグのジュビロ磐田からスタートしました。2023-2024シーズンに磐田でプレーし、そこで才能を開花させた後、欧州挑戦の道を選びました。
2024年には、ベルギー1部のアンデルレヒトのフューチャーズチーム(2部相当)に期限付き移籍。翌2025年にはアンデルレヒトのトップチームに昇格しましたが、出場機会に恵まれませんでした。そこで同年夏、2025年8月7日に同じベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍が決定。日本人選手7人目のSTVV加入となりました。
STVVの公式発表では、後藤選手本人がコメントを寄せています。「STVVではとても温かく迎えていただき、本当に感謝しています。クラブに足を踏み入れた瞬間から、家族のような一体感と温もりを感じました。チームの力になれるよう、一日でも早く結果で貢献したいと思っています」と語り、ファンへの期待を込めました。また、STVVの立石敬之CEOも「90分間を通して高い運動量を発揮できるフォワードです。優れた状況判断と質の高い動き出しでチャンスを作り出し、ゴールに直結するプレーを見せてくれると期待しています」と高く評価しています。
STVVでの爆発的な活躍ぶり
STVV移籍後、後藤選手はすぐにチームの絶対的ストライカーとして活躍。2025/26シーズン、ここまでベルギー1部リーグ戦16試合に出場し、6ゴールを挙げています。特に、出場2試合目の第4節ラ・ルヴィエール戦では、後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを決め、チームに勝利をもたらしました。このゴールは、STVVファンに強烈な印象を残しています。
現在、後藤選手は得点ランキングで首位に1点差と迫る位置にいます。この活躍ぶりは、チームの攻撃を牽引するもの。191cmの長身を活かしたボックス内での脅威、スピードを伴った高強度ランニング、技術の高さで相手DFを翻弄しています。STVVの日本公式サイトでも、背番号42としてチームの一員として紹介され、ファンからの支持を集めています。
韓国メディアが驚愕「日本はクレイジーなタレントが絶えない」
後藤選手の活躍は、国外でも大きな話題に。韓国メディア『SOCCER DIGEST Web』では、「日本はクレイジーなタレントが絶えない」との見出しで特集。「得点ランク首位に1点差!20歳の日本代表FWに韓国驚愕!オランダに続いてベルギーの得点王も輩出するのか」と報じています。オランダリーグでの日本人選手の活躍に続き、ベルギーでも日本人FWが得点王争いに絡む可能性を指摘し、日本サッカーのタレント輩出力を称賛しています。この報道は、後藤選手の国際的な注目度の高さを物語っています。
海外記者も虜「20歳の日本人FWの大ファンだ」
英メディア『ガーディアン』のベンス記者は、後藤選手を「191cmの長身を誇る細身のターゲットマンであり、ボックス内で大きな脅威になる」と絶賛。「チャンスをものにする際、非常に独創的なアイデアを見せる。また、スピードも兼ね備えており、試合中に何度も高強度のランニングを繰り返している。大柄な選手としては技術も非常に高く、相手DFの背後へ抜け出すこともできれば、低い位置まで降りてくることもでき、さらには精度の高いロングパスも兼ね備えている」と詳細に分析しています。
一方で、「時折、ランニングのタイミングを改善する必要がある。フィジカル面でもさらなる成長が必要だ」と改善点を挙げつつ、「非常に興味深い有望株」「間違いなく、より高いレベルでプレーできるポテンシャルを秘めた選手」と評価。『SOCCER DIGEST Web』でも、「20歳の日本人FWの大ファンだ」と海外記者が虜になる様子を伝え、「欧州で眩い輝きを放つ」と報じています。このような声は、後藤選手のプレースタイルが欧州で通用する証です。
欧州5大リーグへの移籍報道が浮上
そんな後藤選手に、移籍の可能性が報じられています。英メディアやFootball Tribe Japanによると、STVVでの活躍を受け、欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)へのステップアップが期待されています。STVV移籍時に、後藤選手自身がベルギー紙『HBVL』のインタビューで明かしたように、「フランスとドイツのクラブから完全移籍によるオファーが届いていたが、アンデルレヒトは期限付き移籍での放出しか認めなかった」「ベルギーの他のクラブからもオファーがあった」とのこと。レンタル元のアンデルレヒトでの出場機会不足をバネに、STVVで証明した実績が、次のステージへの鍵となっています。
特に、2026年1月の移籍市場での動きに注目が集まっています。ベンス記者は「欧州5大リーグへ移籍するだろう」と予測。ジュビロ磐田出身の若手が、ベルギー1部で得点を量産し、世界的な移籍話に発展する可能性は、日本サッカー界にとっても喜ばしいニュースです。
後藤選手の魅力と今後の期待
後藤啓介選手の魅力は、長身ながらの高い技術と運動量にあります。守備面でも積極的に関与し、攻守にわたる貢献がSTVVのCEOも認めるポイント。移籍直後のコメントからも、謙虚でチーム思いの性格がうかがえます。日本代表FWとしても選出され、国際舞台での活躍も期待されます。
ベルギーリーグでの得点王争いは、まさに首位争奪戦。後藤選手がさらにゴールを重ね、韓国や欧州メディアの驚嘆を現実のものにするのか、注目です。STVVのスタイエンでファンを沸かせる姿は、日本サッカーファンにも励みになるでしょう。
(この記事は、2025年12月21日時点の情報を基に作成。文字数:約4200文字)


