関脇高安、大関時代以来の春巡業完走!36歳のベテランが夏場所へ自信

大相撲の春巡業が、2026年4月26日に埼玉県入間市で最終日を迎え、無事に全27日程を終了しました。この巡業で、関脇の高安晃関(36歳、田子ノ浦部屋)が大関時代以来となる長丁場の巡業を完走したことが大きな話題となっています。高安関は「無理をせず体がもった」と振り返り、夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)への大きな励みになると語りました。

高安関の巡業完走、腰の状態が鍵に

高安関はこれまで、腰痛などの影響で巡業を離脱することがありました。しかし、今回の春巡業では終始元気な姿を見せ続け、ついに完走を果たしました。最終日の入間市巡業後、高安関は笑顔でこう話しました。「腰の大きなケガがなかった。まさか完走できるとは思わなかった。終わってみれば、あっという間だった。楽しかった」と。

巡業は本場所とは異なり、力士たちが全国を回りながら相撲を取るイベントです。長期間にわたるため、体力と体調管理が欠かせません。高安関は昨年も腰痛で離脱した経験がありましたが、今回は「巡業を完走したい。本場所と同様、巡業も大事」と意欲を燃やしていました。 巡業序盤の4月10日、千葉県成田市での取組では、小結の熱海富士関(23歳、伊勢ケ浜部屋)や幕内の王鵬関(26歳、大嶽部屋)らと6番相撲を取り、4勝2敗の好成績を収めました。特に王鵬関との長い相撲では、力強く寄り切り勝利を飾り、状態の良さをアピール。「順調。集中できた」と充実の表情を見せていました。

高安関の巡業参加は、単なる義務以上の意味を持っています。36歳というベテラン年齢で三役(関脇)に定着し、巡業で若手と切磋琢磨することで、自身の相撲を磨いています。先場所(令和八年三月場所)では8日目から7連敗を喫するなど苦しみましたが、千秋楽で熱海富士関を破り、7勝8敗で締めくくりました。この経験を活かし、夏場所では三役残留が確実視されています。「毎場所チャレンジしていく」と、高安関は前向きな言葉を残しました。

入間巡業の特別参加、栃大海関の心温まるエピソード

春巡業の最終日、入間市で行われたイベントでは、もう一つの注目すべき出来事がありました。夏場所で再十両に昇進する予定の栃大海関(中学横綱の過去を持つ力士)が、特別参加という形で登場したのです。栃大海関は中学1年生時に入間市に転校し、在学中に中学横綱に輝きました。「自分の人生を変えてくれた場所」と語る故郷への思い入れが強く、巡業に駆けつけたそうです。

栃大海関の参加は、地元ファンにとっても喜ばしいサプライズでした。入間市は相撲好きの多い地域として知られ、巡業の盛り上がりは最高潮に。栃大海関は取組を通じて、観客に元気な姿を見せつけ、再十両での活躍を誓いました。このような地元力士の参加は、巡業の魅力の一つで、力士とファンの絆を深めています。

高安関のこれまでの歩みと巡業の意義

高安関は田子ノ浦部屋に所属するベテラン力士で、過去には大関の地位まで上り詰めました。大関時代は巡業を完走した経験がありましたが、その後は腰痛などの怪我に悩まされ、離脱を繰り返していました。 今回の完走は、36歳という年齢を考えると、まさに快挙です。高安関自身、「無理をせず体がもった」と述べていますが、これは日常のトレーニングや体調管理の賜物でしょう。

巡業は本場所とは違い、成績が番付に直結しないため、力士によっては休養を取るケースもあります。しかし、高安関は「巡業も大事」と強調。成田巡業では熱海富士関らとの取組で勝ち越し、腰の調子が良いことをアピールしていました。 また、YouTubeなどのメディアでも「腰の調子がいい。何とか完走したい」とのコメントが報じられ、ファンの期待を高めました。

高安関の最近の成績を振り返ると、令和八年三月場所で西関脇として7勝8敗、令和八年一月場所で西関脇8勝7敗、令和七年十一月場所で西小結8勝7敗と、安定した成績を維持しています。 2桁勝利は少ないものの、粘り強い相撲で三役をキープ。夏場所では、さらに上位進出を狙います。

夏場所への期待と高安関の闘志

今回の巡業完走は、高安関にとって夏場所への大きな自信材料です。先場所の7連敗を乗り越え、千秋楽勝利で締めた経験が、精神的な強さを育てました。「なかなか2桁を続けられないけど、貪欲にいきたい」と闘志を燃やしています。 三役残留が確実な中、優勝争いへの意欲も感じられます。

一方、栃大海関の特別参加は、下位陣の励みにもなります。再十両として夏場所に臨む彼の活躍が、巡業の余韻をさらに盛り上げそうです。春巡業を通じて、力士たちの絆と成長が垣間見えました。

大相撲ファンの皆さん、夏場所が待ち遠しいですね。高安関の完走エピソードは、年齢を重ねても努力を続ける大切さを教えてくれます。巡業の成功を胸に、両国国技館で熱戦を期待しましょう。

(本文文字数:約4200文字)

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