砂の怪物が帰ってきた!ヤマニンウルスが武豊騎手とG1フェブラリーSへ挑戦

復活の東海S勝利から次なる目標へ

昨年7月の東海ステークス(G3)で圧倒的な強さを見せて復活を遂行したヤマニンウルス(牡6、斉藤崇調教師)が、引き続き武豊騎手とのコンビで、2月22日に東京競馬場で開催されるフェブラリーステークス(G1、ダート1600メートル)に挑戦することが決定しました。1月16日に栗東トレーニングセンターに帰厩し、本格的な調整が開始されます。

斉藤崇調教師は「明日(16日)に帰厩します。フェブラリーSの鞍上は武豊騎手で」とコメントしており、昨年の東海Sでも鞍上を務めた武豊騎手との信頼関係が継続されることが確認されました。この発表は、競馬ファンの間でも大きな注目を集めています。

未完の大器が初めてのG1舞台へ

ヤマニンウルスは、父ジャスタウェイ、母ヤマニンパピオネを血統に持つ優秀な血統の持ち主です。デビュー戦では後にJBC2歳優駿を優勝することになるゴライコウに4秒3差をつける2歳レコードタイムで勝利し、JRA平地競走の最大着差という輝かしい記録を残しています。

しかし、その後の競走生活は順調とは言えませんでした。2023年4月に京都3歳1勝クラスで武豊騎手とともに復帰した際には楽勝を飾り、その後も連勝を重ねて評判が高まりました。秋にはチャンピオンズカップ(G1)を目標に調整されていましたが、補欠1番手での除外により、名古屋大賞典(Jpn3)に切り替えて出走。この時に5連勝を「5」でストップさせる6着と初黒星を喫しました。

2025年に入ると、さらに苦しい時期が続きます。2月のアルデバランS(OP)では除外となり、適鞍がないまま小倉大賞典(G3)で芝レースに初挑戦するも10着に終わってしまいました。その後も距離短縮でコーラルS(OP)では3着、武豊騎手との再コンビで臨んだアンタレスステークス(G3)では7着と、いいところなく走る日々が続いていたのです。

昨年7月の復活劇で「砂の怪物」が目覚める

状況が劇的に変わったのは、昨年7月の東海ステークス(G3)でした。この重賞で復帰したヤマニンウルスは、他場を寄せ付けない快勝を果たし、多くの競馬ファンから温かい拍手が送られました。「怪物復活」という言葉が競馬場に響き渡り、この馬の底力を改めて証明する瞬間となったのです。武豊騎手も「改めてこの馬は走るなと思いました」「やっぱりこの馬は走る」とコメントしており、その強さと可能性を高く評価しています。

その後、ヤマニンウルスはレース後に戦列を離れ、長期的な立て直しを図られていました。そして1月7日に、フェブラリーSに向かうことが報じられ、今回の正式なエントリーとコンビ継続が決定したわけです。

2026年のG1出走規制緩和がチャンスに

今年からG1出走のレギュレーションが変更されており、レーティングでの出走枠が従来の5頭から10頭に増えることになりました。昨年の東海ステークスにおけるヤマニンウルスのレーティングは「114」とされており、これまで以上にG1出走の機会が広がっています。

この規制緩和により、ヤマニンウルスがG1初挑戦となるフェブラリーSに参戦できる環境が整いました。未完の大器として知られるこの馬が、いかに力を発揮するのか、競馬ファンの期待はますます高まっています。

武豊騎手との信頼関係が支える挑戦

ヤマニンウルスと武豊騎手のコンビは、この馬の競走生活を通じて培われた信頼関係を象徴しています。武豊騎手は日本競馬界を代表する名手であり、多くの名馬と名勝負を繰り広げてきた大物騎手です。その武豊騎手がヤマニンウルスの相棒として選ばれ続けていることは、この馬への期待と信頼の表れと言えるでしょう。

東海Sでの復活劇でも武豊騎手の騎乗により、ヤマニンウルスは持ち前の力を存分に発揮することができました。騎手と馬の呼吸が一致した時の力強さが、このコンビの魅力なのです。

2月22日、東京のダート1600メートルが舞台

フェブラリーステークスは、東京競馬場のダート1600メートルで開催されるG1レースです。ダート路線での実績が評価されるこのレースは、砂の怪物として知られるヤマニンウルスにとって相応しい舞台と言えるでしょう。

1月16日の帰厩から本格的な調整が始まり、2月22日のレース本番に向けて、斉藤崇調教師と武豊騎手の指導下でヤマニンウルスは最高のコンディションを目指すことになります。

競馬ファン待望のG1初挑戦

これまで多くの重賞を経験してきたものの、G1勝利という栄光をまだ掴んでいないヤマニンウルス。昨年の東海Sでの復活により、その可能性は高まり、多くのファンが初G1制覇を期待しています。

武豊騎手とのコンビ継続が発表されたことは、ヤマニン軍団にとって朗報と言えます。信頼できるパートナーとともに、未完の大器が初めてのG1舞台で何をやり遂げるのか。2月22日の東京競馬場での激闘が、いま大きな注目を集めているのです。

参考元