フェアリーステークス2026展望 桜への第一歩を懸けた3歳牝馬たちの戦い
2026年のフェアリーステークス(フェアリーS)は、中山競馬場・芝1600mを舞台に、3歳牝馬たちが春のクラシック戦線への足がかりを懸けてぶつかる重要な一戦です。第42回フェアリーステークスは、JRAの番組表上でも3歳牝馬の出世レースとして位置づけられており、中でも2勝馬サンアントワーヌの状態面や、馬体重・位置取りから読み解くレース傾向、“ふっくら乙女”と表現されるタイプの馬に注目が集まっています。
本記事では、フェアリーS2026の基本情報、コースとレースの位置づけ、注目馬サンアントワーヌの近況、そして「馬体重」「初角での位置取り」「“ふっくら乙女”タイプ」というキーワードがなぜ重要とされているのかを、やさしく丁寧に整理してお伝えします。
フェアリーステークス2026の基本情報
フェアリーステークス2026は、JRAカレンダーによると2026年1月11日(日)・中山競馬場・芝1600m・GⅢとして実施されます。
出走条件は3歳牝馬によるオープン競走で、フルゲート16頭が想定されています。
- レース名:第42回フェアリーステークス(GⅢ)
- 施行場:中山競馬場
- 距離:芝1600m(外回り)
- 出走条件:3歳・オープン・牝馬限定
- 本賞金:1着3800万円(以下1500万、950万など)
- 発走予定時刻:15時45分
前身は「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」で、1984年創設、1994年に現在の名称「フェアリーステークス」となりました。
2009年からは1月上旬・芝1600mの形で行われており、「フェアリーS → クイーンC → 桜花賞トライアル」という、桜花賞へとつながる3歳牝馬路線の入り口として定着しています。
中山芝1600m(外回り)という舞台設定
フェアリーステークスが行われる中山芝1600m(外回り)は、コース形態に特徴があり、レースの流れや位置取りに大きく影響します。
- スタートは1コーナー奥の引き込み線から
- 最初のコーナー(2コーナー)までが約240mと短く、先行争いが激しくなりやすい
- ゴール前の直線はそれほど長くなく、「はっきりした直線部分」は最後だけ
このため、「道中のポジション取り」や「序盤で無理をし過ぎないペース配分」が非常に重要になります。強い馬でも、位置取りひとつで能力を出しきれない場面もあるコースです。
2026年フェアリーSの出走予定馬・枠順の概況
2026年フェアリーステークスには、3歳牝馬の有望株が多数顔をそろえました。出走予定馬・出走馬情報としては、各種専門サイトやJRAの出馬表に以下のような名前が並んでいます。
- サンアントワーヌ(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)
- ギリーズボール(牝3)
- ブラックチャリス(函館2歳S2着)
- ビッグカレンルーフ(すずらん賞勝ち馬)
- ピエドゥラパン(京成杯AH連覇馬トロワゼトワルの仔)
- マカレイ、ヴァリスマリネリス、ヴィスコンテッサ、ノーザンタイタン、モルニケ、レオアジャイル、エゴンウレア、トラスコンガーデン、ハーディジェナー、リュクスパトロール、トワニ など
枠順は1月9日に確定し、サンアントワーヌは5枠9番、ブラックチャリスは8枠15番からのスタートとなります。
フルゲート16頭立てで、隊列やポジション争いもかなり激しくなりそうです。
注目の2勝馬・サンアントワーヌは「順調」
今週の話題として大きく取り上げられているのが、2勝馬サンアントワーヌの近況です。新潟2歳ステークス4着の実績を持ち、今回は戸崎騎手とのコンビで重賞初制覇が期待されています。
調整過程については「順調」と伝えられており、鹿戸雄一調教師は「いい競馬をして大きいところを」と、フェアリーSを通過点に、さらに上のステージを見据えたコメントを出しています。(ニュース内容1より)
これまでのレースぶりからも、マイル適性と末脚を高く評価する声が多く、予想オッズでも1番人気が見込まれる存在とされています。
また、サンアントワーヌはすでに2勝を挙げていることから、クラス慣れという意味でも一歩リードした存在と見られています。
枠順も中枠の5枠9番と極端な内外ではなく、レース運びの自由度という点では好材料と捉えるファンも多いようです。
「前走の馬体重」と「初角での位置取り」が鍵に
フェアリーS2026の予想面で話題になっているのが、「前走の馬体重」と「初角での位置取り」に着目した分析です。(ニュース内容2より)
中山芝1600mは、スタート直後からコーナーまでの距離が短く、序盤の位置取りがレース結果に大きく影響します。
そのため、「最初のコーナーまでにどの位置で運べるか」、そしてそれを支えるだけの馬体のつくりや成長度が重要とされているのです。
- 前走の馬体重:細すぎるとスタート直後のポジション争いや、坂の多い中山での消耗戦に耐えづらい場合がある
- 初角での位置取り:中団より前、あるいは流れに乗ったポジションを取れる馬が、持ち味を出しやすいコース形態
ニュース内容2では、「人気でも前走の結果を鵜呑みにできない一頭」が取り上げられており、前走で好走していても、今回の馬体重や位置取りを考えると評価をそのまま持ち込めないケースがあることを指摘しています。
これは、2歳秋~3歳初頭にかけての成長期ならではの難しさで、数字上は同じ馬でも、馬体・気配がガラリと変わる時期でもあります。
“ふっくら乙女”タイプが主役候補?
もうひとつの話題が、「“ふっくら乙女”タイプの馬が主役候補」という見立てです。(ニュース内容3より)
ここでいう“ふっくら乙女”とは、細身すぎず、馬体に余裕のある牝馬を指す表現として用いられています。
中山芝1600mは、スタートからのペース、コーナーリング、そしてゴール前の急坂と、3歳牝馬にとっては決して楽な条件ではありません。
そのため、
- ある程度しっかりした馬体を持っていること
- 多少タフな流れになってもバテずに踏ん張れる体力があること
- スピードだけでなく持久力とパワーを備えていること
こうした要素を満たす“ふっくら”タイプの馬が、桜花賞へ向けた第一関門であるフェアリーSで台頭しやすいと分析されています。
もちろん「ふっくら=太い」「絞れていない」という意味ではなく、成長に伴って身が入ってきた良い意味でのふっくら感であり、パドックや写真での雰囲気からも、体つきがしっかりしてきた牝馬に注目が集まりそうだ、という文脈で語られています。
サンアントワーヌはどのタイプ? 期待される走り
話題の中心にいるサンアントワーヌについては、新潟2歳ステークス4着の内容や、その後の2勝目などを通じて、マイル前後での安定した走りが評価されています。
鹿戸調教師の「いい競馬をして大きいところを」というコメントからもわかるように、陣営としてはここ一戦での結果だけでなく、その先の重賞・クラシック戦線を見据えたローテーションを描いていると考えられます。(ニュース内容1より)
また、予想オッズで1番人気に推される見込みであることからも、ファン・専門家の期待が集まっていることがうかがえます。
一方で、ニュース内容2が指摘するように、「前走内容だけをそのまま評価するのではなく、馬体重の増減や当日の気配、初角での位置取りをしっかり見たい一頭」として挙げられる可能性もあります。
いずれにせよ、2勝馬で重賞初タイトルを狙う立場として、フェアリーSはサンアントワーヌにとって大きな試金石となるでしょう。
“人気馬の信頼度”を左右する要素
フェアリーステークスは、まだキャリアの浅い3歳牝馬同士の対戦だけに、人気通りに決まらない年も少なくありません。そのため、ニュース内容2のように、「人気でも前走の結果を鵜呑みにできない一頭」が話題になるのです。
こうした人気馬の評価を見直す際に、しばしばポイントとして挙げられるのが次のような点です。
- 前走の馬場状態や展開がハマりすぎていなかったか
- 前走から大きく条件が変わる(コース、距離、輸送など)ことの影響
- 馬体重の増減と成長具合(成長分か、太め残りか)
- 枠順と脚質が噛み合うか(差し馬の外枠など)
フェアリーS2026でも、サンアントワーヌをはじめとする有力馬たちについて、「どの馬が“人気に見合う信頼度”を持っているか」という点が、レース直前までファン・関係者の注目を集めそうです。
桜花賞へ向けた“登竜門”としてのフェアリーS
JRAの公式説明にもあるように、フェアリーSは桜花賞を目指す3歳牝馬にとっての重要なステップレースとして位置づけられています。
2009年に1月開催・芝1600mへ戻ったことで、
- 1月:フェアリーS
- 2月:クイーンC
- 3月:桜花賞トライアル各競走
という流れが確立し、「早い時期からマイル重賞で経験を積み、その後のクラシックへつなげる」というローテーションが可能になりました。
フェアリーSで好走した馬が、そのまま桜花賞や秋の大一番で活躍するケースも多く、ここでの走りは“将来性のチェック”という意味でも非常に重要です。
ファンとしては、「今年のフェアリーSから、どんなスター牝馬が生まれるのか」という長い目線でレースを見守る楽しみもあります。
レース当日に注目したいポイント
最後に、フェアリーステークス2026をより楽しむために、レース当日にチェックしておきたいポイントをまとめておきます。
- パドックでの馬体
“ふっくら乙女”タイプかどうか、成長してしっかりしてきた印象か、細すぎないか、落ち着きはあるかなどを確認すると、ニュース内容3の観点からも楽しめます。 - 馬体重の増減
前走比で大きな増減がないか、成長分と見られる増加なのか、仕上がり途上なのかを意識すると、ニュース内容2が指摘する「前走の結果を鵜呑みにしない」視点が持ちやすくなります。 - 枠順と脚質
中山芝1600mでは初角までが短いため、逃げ・先行馬が内寄りの枠を引いた場合は有利に働きやすい一方、差し・追い込み馬は位置取りと進路取りが鍵になります。 - 当日の馬場状態
タフな馬場になれば、より“ふっくら”したパワー型の牝馬が浮上する可能性も考えられます。 - サンアントワーヌの気配
2勝馬として期待を集めるサンアントワーヌが、順調さを感じさせる歩様・表情でパドックに現れるか、落ち着いてゲートインできるかも大きなポイントです。
3歳牝馬のレースは、良くも悪くも「一戦ごとにガラリと変わる」難しさがありますが、そのぶん成長を見守る楽しさがあります。
フェアリーステークス2026は、サンアントワーヌをはじめとした“ふっくら乙女”たちが、どんな走りで春への扉を叩くのかに注目が集まる一戦となりそうです。



