鷺宮製作所、都市対抗野球での活躍と最新技術動向
鷺宮製作所は制御機器や冷熱機器の開発で知られる老舗企業ですが、スポーツ、とりわけ社会人野球でも大きく注目を集めています。2025年の都市対抗野球では、スタメン3人がプロ野球選手を兄に持つという異色の布陣となり、社内外に多大な刺激をもたらしています。
本記事では、都市対抗野球を彩った兄弟たちの物語と、鷺宮製作所の最新プロダクトニュースについて、わかりやすく解説します。
プロ野球選手の兄弟が牽引する鷺宮製作所の快進撃
2025年9月、都市対抗野球で躍動する鷺宮製作所野球部の中心には、野村勇（のむらいさむ）選手が座りました。彼は福岡ソフトバンクホークス所属のプロ野球選手・野村勇（やすし）選手の弟。「兄がプロの第一線で活躍する姿は、常に大きな刺激になる」と語りつつ、弟・工（たくみ）選手のホームランに、「僕もと言いたいけれど、弟の方が飛ばすので…」と笑顔を見せました。
このように、プロの世界で技術を研ぎ澄ませる兄と、社会人野球の舞台で力を発揮する弟たちが切磋琢磨することで、選手同士・家族間で新たな成長の連鎖が生まれています。
- 野村勇（鷺宮製作所）：福岡ソフトバンクホークスの野村勇選手の弟。都市対抗野球でも「4番」として打線を牽引。
- 工（たくみ）選手：兄・勇の刺激になるような特大本塁打を放ち、社会人野球で存在感を増している。
- スタメン3名中3名がプロ野球選手の兄を持つという珍しい陣容。
都市対抗野球の舞台は、プロを目指す若者や社会人選手たちにとって憧れの場であり、ここで活躍することで新たなキャリアや人間関係も生まれます。また、こうした兄弟間の相乗効果は、チーム全体の士気や競争力向上にもつながっています。
ホークスイベントとE・ZOの盛り上がり
2025年9月2日からは、E・ZO（福岡PayPayドーム隣接の体験型施設）でも福岡ソフトバンクホークスの終盤戦に向けた特別企画が多数展開されています。こうしたイベントでは、野村兄弟らホークス関連選手への注目度がより一層高まっています。
具体的な企画例は、
- 特別展示やトークショー
- 選手限定グッズ販売
- ファン体験型コンテンツ
E・ZOでの盛り上がりは、屋外・屋内問わず野球ファンを巻き込み、地域スポーツ文化の活性化にも寄与しています。
制御技術の最前線：鷺宮製作所の事業概況
鷺宮製作所は、冷暖房・空調機器やヒートポンプ、CO₂冷媒用制御機器等の開発を通じ、環境配慮型社会に積極的に貢献しています。2025年1月にはアメリカ・オーランドで開催された「AHR EXPO 2025」に現地法人と共同出展し、持続可能性や省エネルギー性能に優れた新型制御機器を訴求しました。
- 冷媒規制強化を見据えた低GWP（地球温暖化係数）冷媒対応機器群の展示
- 住宅用エアコン向けの省エネ型電子膨張弁『UKVシリーズ』
- 新型圧力センサ『NSKシリーズ』など、多様な制御技術を紹介
- グループ会社によるバイメタルサーモスタット等の機器も同時出展
さらに2025年7月には「人とくるまのテクノロジー展2025 名古屋」へも出展し、自動車分野や産業設備向け制御機器の新製品を広くアピールしています。同展示会場では、自動制御機器や試験装置などを通じて、自動車産業のさらなる安全・快適・効率化への貢献が伝えられました。
社会人野球と企業文化の相乗効果
鷺宮製作所の野球部は、社内コミュニケーションの活性化や従業員エンゲージメントの強化にも寄与しています。プロを目指す上昇志向の強い若者たちが、業務外でも互いに刺激し合い、企業としての一体感が高まっていく。この構図は、日本企業の伝統的な“企業スポーツ文化”の魅力を改めて際立たせています。
また、野球部の存在は人材採用にも好影響を及ぼしています。「スポーツで得た経験を仕事に活かしたい」「仲間と切磋琢磨できる環境で成長したい」と考える求職者にとって、大きなアピールポイントとなります。
兄弟の挑戦がもたらす企業の未来
野村勇選手らが活躍する鷺宮製作所の野球部は、今後も都市対抗や各種大会での活躍が期待されています。兄の背を追いながら、一人ひとりが自身の道を切り開く姿は、多くの社会人や学生にも大きな勇気を与えています。
また、競技と業務を両立させる姿勢、テクノロジーで豊かな社会を目指す企業哲学、そして“兄弟が繋ぐ公私の絆”。これらが重なり合い、鷺宮製作所のブランド価値と社員満足度を高めているのです。
まとめ：スポーツと技術で社会に貢献し続ける鷺宮製作所
2025年現在、鷺宮製作所は社会人野球での快進撃と、グローバル技術展での存在感拡大の両面で、広く世間の注目を集めています。技術力と団結力、挑戦心を兼ね備えた人材が中核を担い、今後も社会や産業界に新たな価値をもたらしていくことが期待されます。
今後も、兄弟や仲間とともに「一歩上の挑戦」を続ける鷺宮製作所。その歩みから目が離せません。
