中山11R・ラピスラズリステークス、短距離巧者が集う注目のリステッド競走

中山競馬場の日曜メインとして行われるラピスラズリステークス(L)は、冬の短距離路線を占ううえでも注目度の高い一戦です。
1200メートル外回りを舞台にした3歳以上オープンのリステッド競走で、将来の重賞戦線を狙うスプリンターや、実績馬の叩き台となることも多いレースとして知られています。

この記事では、ラピスラズリステークスの位置づけやコースの特徴、そして馬トク報知や競馬コラムなどで話題に挙がっている注目馬たちについて、初心者の方にもわかりやすくまとめていきます。

ラピスラズリステークスとは? レース概要と名前の由来

ラピスラズリステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場・芝1200メートルで行うリステッド競走です。3歳以上のスプリンターが出走できるオープンクラスのレースで、別定重量で行われます。

  • 施行場:中山競馬場
  • コース:芝・右回り・外回り1200メートル
  • 条件:3歳以上オープン(国際)(特指)別定
  • 格付け:リステッド競走(L)
  • 本賞金:1着2700万円、以下1100万・680万・410万・270万円

レース名にある「ラピスラズリ」とは、深い藍青色をした半貴石で、古代から宝石や装飾品として珍重されてきた鉱物です。
その名を冠したこのレースも、年末の競馬カレンダーの中で「冬のスプリント戦線を彩る青い宝石」のような存在として、ファンの注目を集めています。

中山芝1200メートル外回りコースの特徴

ラピスラズリステークスが行われる中山・芝1200メートル外回りは、スタートから最初のコーナーまでの距離が比較的短く、テンのスピードが求められるコースとして知られています。

  • スタート直後からペースが速くなりやすい
  • コーナーまでが短いため、外枠の馬はポジション取りが重要
  • 逃げ・先行タイプが有利になりやすい一方、ハイペースになれば差し・追い込みにもチャンス

データ面では、このコースは1〜3枠の内寄りの枠が比較的有利とされ、脚質では「逃げ」タイプが好成績を残していると分析されています。
一方で、ハイペース必至と見られる年には、直線でしっかりとした末脚(差し脚)を使える馬が台頭するケースもあり、展開次第で勢力図が大きく変わるのも、このレースの面白さのひとつです。

2025年ラピスラズリステークスの出走状況とオッズ動向

2025年のラピスラズリステークスは、16頭立てのフルゲートで行われる予定となっており、各馬が短距離路線での飛躍をかけてしのぎを削ります。
発走は中山11R・15時25分、馬場状態は芝、天候は晴れと発表されています。

前日・当日午前の時点でのオッズでは、数頭が人気を分け合う構図となっており、ロードフォアエースルージュラナキラなどが上位人気に推される見込みとなっています。
オッズは直前まで変動しますが、短距離実績中山1200メートル適性、そして近走の充実度が評価されている点は、共通した傾向といえるでしょう。

馬トク報知などで挙がる「日曜中山の注目激走馬」

スポーツ紙や専門サイトでは、「日曜中山競馬場の注目激走馬」として、ラピスラズリステークスに出走する数頭の馬がピックアップされています。
特に、安定した先行力鋭い決め手を持つ馬、あるいは中山コース巧者として知られる馬が、「激走候補」として名前を挙げられている傾向があります。

ラピスラズリステークスは、GⅠや重賞と比べるとやや目立たない存在に見えるかもしれませんが、次走で重賞に挑戦していく馬がここから出てくることも多く、関係者・ファンともに「内容」を重視しながらレースを見守る一戦となります。

3連勝を狙う存在として注目の「ルージュラナキラ」

競馬コラムでは、「3連勝を狙う◎ルージュラナキラ/ラピスラズリS」と題した記事が掲載されるなど、ルージュラナキラが大きな注目を集めています。
ルージュラナキラは、近走で連勝中とされ、勢いに乗ってこのラピスラズリステークスに挑む形となります。

血統面では、父にカジノドライヴを持ち、短距離〜マイル前後でのスピードとパワーを兼ね備えたタイプとして評価されている一頭です。
前走までの内容からは、スタートの安定感長くいい脚を使える点が強みとされており、コラムでは本命印(◎)を託す筆者も見られます。

中山の芝1200メートルは、コーナーから直線にかけての加速力が問われるコースであり、ルージュラナキラが見せてきた持続的な末脚がここでも生きるかどうかに、多くのファンが注目している状況です。

西山氏が挙げる「日曜注目馬」としてのラピスラズリS

競馬評論家・予想家による「西山の日曜注目馬【中山11R・ラピスラズリS】」といったコラムでも、このレースが取り上げられています。
そこでは、展開面枠順騎手との相性などを含めて、ラピスラズリステークスの中から「狙いたい一頭」が紹介されており、ファンの検討材料になっています。

こうしたコラムでは、

  • ハイペース想定の中で最後に脚を使える差し馬
  • 内枠を引いてロスなく先行できそうな逃げ・先行馬
  • 中山芝1200メートルでの好走歴がある「コース巧者」

といったポイントに注目して推奨馬が挙げられるケースが多く、ラピスラズリステークスは予想のしがいがある一戦として扱われています。

データが示す中山芝1200メートルの傾向

データサイトでは、ラピスラズリステークスが行われる中山芝1200メートルについて、以下のような傾向が紹介されています。

  • 有利な枠:1〜3枠(内寄り)が好成績
  • 有利な脚質:逃げ、次いで先行
  • コース巧者の調教師:斎藤誠厩舎、岩戸孝樹厩舎、加藤征弘厩舎など
  • このコースと相性の良い種牡馬:モーリス、ミッキーアイル、リオンディーズなど

ただし、ラピスラズリステークスのようにペースが流れやすい短距離オープン戦では、前半が速くなりすぎた場合に差し・追い込みが決まるパターンも少なくありません。
そのため、単純に「逃げ馬だから有利」と決めつけるのではなく、出走馬全体の脚質構成や、当日の馬場傾向を踏まえることが大切になります。

ラピスラズリステークスが持つ「ステップレース」としての役割

ラピスラズリステークスは、GⅠスプリンターズステークスなどの大レースからは時期的にやや離れていますが、重賞戦線を目指す馬にとってのステップレースという側面を持っています。

このレースで好内容の勝利惜しい競馬を見せた馬が、翌シーズンの重賞や高額賞金の特別戦に駒を進めるケースもあり、関係者にとっては「来年への足がかり」として重要な位置づけとなっています。

また、すでに重賞で実績を挙げた馬が、ここを叩き台として使うこともあり、実績馬 vs 伸び盛りの上がり馬という構図が生まれるのも、ラピスラズリステークスの見どころのひとつです。

ファンが楽しめる「予想のポイント」

ラピスラズリステークスを楽しむうえで、初心者の方にも意識してほしいポイントを、やさしく整理してみます。

  • 枠順:内枠が有利と言われるコースですが、極端な内・外枠の有利不利は、当日の馬場状態も参考に
  • 脚質:逃げ・先行有利というデータがある一方で、ハイペースなら差しが台頭することも
  • コース実績:中山芝1200メートルでの好走歴がある馬はプラス材料
  • 近走の充実度:ルージュラナキラのような連勝中の上がり馬は勢いに要注意
  • 血統と適性:スピード型の血統や、このコースと相性の良い種牡馬の産駒はチェックしておきたいところ

専門紙やネットのコラムで挙がっている「日曜中山の注目激走馬」や、「3連勝を狙う◎ルージュラナキラ」、「西山の日曜注目馬【中山11R・ラピスラズリS】」といった情報も、こうしたポイントを念頭に置きながら読むと、より理解しやすくなるはずです。

年末のスプリント戦線を彩る一戦として

ラピスラズリステークスは、GⅠの裏でひっそりと行われるように見えながら、実は来シーズンの短距離界を担う馬たちが顔を揃える、大事なレースでもあります。
ここでの走りがきっかけとなって、一気にスターダムに駆け上がるスプリンターが現れる可能性も十分にあります。

今年もまた、ルージュラナキラのような連勝中の注目馬や、専門家が「激走候補」として挙げる穴馬たちが、中山の芝1200メートルを駆け抜けます。
スピードと駆け引きが詰まった1200メートルの攻防を、ぜひじっくりと味わってみてください。

参考元