ラ・リーガ第16節「レアル・ソシエダ対ジローナ」注目の一戦をやさしく解説
ラ・リーガEA SPORTS 2025-26シーズンは、第16節を迎え、シーズンもいよいよ中盤戦に入ってきました。その幕開けを飾るのが、バスクのクラブレアル・ソシエダと、躍進を続けるジローナの一戦です。
この試合は、日本でも多くのファンが注目しているカードです。特に、日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダの試合ということで、早朝から観戦を予定しているサポーターも少なくないでしょう。
試合の基本情報:キックオフ時間と会場
- 大会:ラ・リーガ 2025-26 第16節
- 対戦カード:レアル・ソシエダ vs ジローナ
- 日時:日本時間 2025年12月13日(土) 午前5:00キックオフ予定
- 会場:エスタディオ・アノエタ(サン・セバスティアン/レアル・ソシエダ本拠地)
試合はスペイン北部サン・セバスティアンにあるレアル・ソシエダのホームスタジアム、エスタディオ・アノエタで行われます。 早朝5時キックオフという時間帯ですが、久保建英のプレーをリアルタイムで見たいファンにとっては、頑張って起きる価値のあるカードといえるでしょう。
なお、試合開始時刻や対戦カードは変更となる可能性もあるため、視聴前には公式情報で最新の状況を確認することが推奨されています。
テレビ放送・ネット配信の視聴方法
この注目カード「レアル・ソシエダ vs ジローナ」は、日本ではネット配信サービスを中心に視聴することができます。
- DAZN:ラ・リーガ2025-26シーズンの試合を配信。ソシエダ対ジローナもライブ配信の対象試合となっています。
- U-NEXT:ラ・リーガ2025-26を全試合ライブ配信。コパ・デル・レイ、スーペルコパも取り扱っており、サッカーパックを通じて視聴が可能です。
- DMM×DAZNホーダイ:DAZNのコンテンツをDMMプレミアムと組み合わせて視聴できるプランで、ラ・リーガも視聴対象です。
- ABEMA内のDAZNチャンネル:ABEMA de DAZNプランを通じてDAZNコンテンツとして視聴できる仕組みが用意されています。
とくにU-NEXTでは、ラ・リーガの全試合をライブ配信しており、「サッカーパック」と組み合わせることで、リーグ戦だけでなくスペイン国内カップ戦も広く楽しめる構成になっています。
一方、DAZNはラ・リーガのほか、ブンデスリーガやセリエA、リーグ・アンなど、複数の欧州主要リーグをひとつのサービスで視聴したい人に向いたプラットフォームです。 これらをまとめて利用したい場合、DMMプレミアムとセットになった「DMM×DAZNホーダイ」も選択肢となります。
視聴を予定している方は、各サービスの公式サイトで最新の配信状況や料金を確認し、ご自身の視聴スタイルに合ったプランを選ぶとよいでしょう。
ラ・リーガ第16節の文脈:タイトルレースは三つ巴
今季のラ・リーガEA SPORTSは、バルセロナ、レアル・マドリードという伝統の2強に加え、ビジャレアルが上位争いに加わる形で、タイトルレースが「三つ巴」の様相を呈しています。
スポーツナビの第16節プレビューでは、ビジャレアルがバルサとレアルを追走し、上位の勝ち点差が拮抗していることが紹介されています。 そのため、各節の結果が順位表に与える影響も大きく、一戦ごとの重みが増している状況です。
レアル・ソシエダやジローナにとっても、上位との勝ち点差を詰める、あるいは中位からの浮上を狙う意味で、第16節は非常に重要な位置づけとなります。 とくにソシエダは前節までの結果から順位を落としており、ここで立て直しのきっかけを掴みたいところです。
レアル・ソシエダの現状と直近の成績
レアル・ソシエダは前節、アラベスとのダービーマッチに敗れ、これで2連敗となりました。 その結果、順位は14位まで後退しており、期待された上位争いからは一歩後ろに下がった形となっています。
直近の公式戦成績を見てみると、以下のような結果が続いています。
- アラベス戦:0-1で敗戦
- Reus戦:2-0で勝利
- ビジャレアル戦:2-3で敗戦
- オサスナ戦:3-1で勝利
- エルチェ戦:1-1で引き分け
勝利と敗戦が交互に並び、安定感にはやや欠ける印象がありますが、オサスナ戦での3得点やReus戦の完封勝利など、攻守が噛み合ったときのパフォーマンスは依然として高いものがあります。
また、日本のファンにとっては、やはり久保建英のコンディションと起用法が大きな関心事です。今節もメンバー入りが期待されており、右サイドからの仕掛けや中央への流動的なポジショニングで、攻撃のアクセントをもたらす役割が期待されています。
ジローナの現状と直近の成績
一方のジローナは、今季も高いポテンシャルを見せながら戦っています。直近5試合の結果は次のとおりです。
- エルチェ戦:0-3で敗戦
- Ourense戦:1-2で敗戦
- レアル・マドリード戦:1-1で引き分け
- ベティス戦:1-1で引き分け
- アラベス戦:1-0で勝利
スコアだけを見ると、失点が先行している試合もありますが、レアル・マドリード相手に引き分けを収めるなど、強豪相手にも怯まない戦いぶりが特徴です。
守備面では失点を抑える試合と、大量失点する試合の波があり、安定性が今後の課題といえるかもしれません。とはいえ、アラベス戦を1-0の完封勝利で終えている点は、チームとして改善の兆しともみることができます。
ソシエダとジローナの対戦傾向
両チームのラ・リーガにおける対戦成績を振り返ると、興味深いデータがあります。
- ジローナはラ・リーガの歴史のなかで、レアル・ソシエダに一度も勝利していません。
- 過去10回の対戦成績は、レアル・ソシエダの4勝、6分で、ジローナの勝利はゼロ。
- そのうち半数の試合はソシエダの本拠地サン・セバスティアンで行われています。
この数字は、レアル・ソシエダがジローナに対して相性の良さを持っていることを示しています。 ただし、ジローナはここ数シーズンでチームとして大きく成長しており、ポゼッション型の攻撃的なスタイルを武器に、上位陣にも堂々と渡り合う力を身につけています。
したがって、「過去の対戦成績=今回の結果」とは必ずしも言い切れない部分もありますが、ジローナにとっては「ソシエダ戦初勝利」をかけたチャレンジ、ソシエダにとっては「良い流れを維持したいカード」として位置づけることができるでしょう。
ラ・リーガ第16節全体の流れと、他カードとの関連
第16節は、ソシエダ対ジローナで幕を開け、その後も上位争いに大きく影響しうる重要な試合が続きます。 なかでも注目されているのが、バルセロナ対オサスナの一戦です。
バルセロナは現在、首位の座を固めつつあり、このオサスナ戦は「首位をさらに固めるチャンス」とされています。 レアル・マドリードやビジャレアルとの勝ち点差を広げる、あるいは最低限維持するためにも、取りこぼしの許されない一戦です。
また、ビジャレアルはバルサ&レアルを追走する立場にあり、取りこぼせない試合が続きます。 上位陣同士の直接対決が多くないこの時期は、むしろ中位以下のクラブとの試合で確実に勝ち点3を積み重ねられるかどうかが、シーズン終盤に向けた布石となります。
このようなタイトルレースの大きな流れの中で、第16節のレアル・ソシエダ対ジローナも、単なる中位同士の対戦ではなく、上位を追いかけるチーム同士の重要な一歩と位置づけることができます。
ソシエダ vs ジローナ戦を見るポイント
最後に、この試合を観戦する際に注目したいポイントを、なるべくわかりやすく整理します。
- 久保建英のプレー:レアル・ソシエダの攻撃は、サイドからの仕掛けと中盤の連係が鍵になります。久保がボールを受ける位置、ドリブルで運ぶ場面、味方との連携に注目すると、チーム全体の狙いも見えてきやすくなります。
- ジローナのパス回し:ジローナはポゼッションを重視し、細かいパス交換からチャンスを作るスタイルが特徴です。ソシエダがどこでボールを奪いに行くのか、その「奪いどころ」との駆け引きも見どころです。
- 試合展開の流れ:ソシエダはここ数試合、得点力と守備の安定感が噛み合った試合とそうでない試合の差が大きくなっています。 立ち上がりの入り方や、先制点をどちらが取るかが、試合全体に与える影響は大きいでしょう。
- 順位・タイトルレースへの影響:上位が拮抗しているなかで、中位のチームがどれだけ勝ち点を積み上げられるかは、順位表の流れに直結します。 試合後に他会場の結果とあわせて順位表を確認すると、より一層ラ・リーガ全体の構図が理解しやすくなります。
試合は日本時間の早朝キックオフとなりますが、久保建英のプレー、ジローナのポゼッションサッカー、そしてラ・リーガ全体のタイトルレースの行方という、さまざまな視点から楽しめるカードです。 事前に放送・配信サービスをチェックし、余裕を持って視聴環境を整えておくことをおすすめします。




