ミラノ・コルティナ2026新競技「スキーモ」、きょう夕方から競技開始―SNSで話題の山岳スキーの魅力とは

2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで唯一の新競技として採用された「山岳スキー(スキーモ)」が、本日夕方からいよいよ競技を開始します。登山とスキーを融合させたこの競技は、欧州で人気を集めており、SNSでも大きな注目を集めています。本記事では、スキーモの魅力やルール、見どころについて詳しく解説します。

スキーモとは―山岳警備隊の訓練が発祥

スキーマウンテニアリング、通称「スキーモ(SKIMO)」は、上り坂や下り坂をスキーで滑ることに加えて、登山技術を駆使して雪山を駆け抜ける競技です。この競技の起源は、欧州の山岳警備隊の訓練にまで遡ります。登山とスキーを融合させた実践的な技術が競技化され、90年代から本格的に競技として発展してきました。

持久力、登坂技術、滑走技術を同時に要求される点が最大の特徴で、単なるスキー技術だけでなく、登山の知識や体力、戦略的な判断力が求められます。こうした多面的な能力が必要とされることから、冬季五輪でも新競技として採用される価値があると判断されました。

競技のルール―3つのセクションで構成

スキーモのコースは、3種類のセクション(区間)で構成されています。

  • スキー登行区間:スキー板の滑走面にクライミングスキン(滑り止め)を貼って登る区間
  • ブーツ登行区間:バックパックにスキー板を取り付けてブーツで登る区間
  • 滑走区間:スキー板での滑走区間

選手はセクションごとに決められたルールに従って雪山を駆け抜けていきます。各セクション間には「トランジットエリア」があり、登りと滑りの切り替え作業を行います。このトランジットでいかに素早く効率的に装備を整えるかが、レースの重要な鍵となります。

SNSで話題の見どころ―高速トランジット

今回のミラノ・コルティナ2026で特に注目されている見どころが、高速での「トランジット」です。限られた時間の中で、登行用と滑走用の装備を素早く切り替える技術は、スキーモの醍醐味の一つです。この瞬間の選手たちの判断力と身軽さは、視聴者を魅了すること間違いありません。SNSでも、この緊迫したシーンに対する期待の声が上がっています。

また、競技が比較的短時間で高強度のレースとなることも、観戦性の高さにつながっています。スピード感のある展開は、テレビやライブ放映での面白さを大きく高めるため、今後の冬季五輪での新競技採用につながった要因の一つです。

ミラノ・コルティナ2026での実施種目

スキーモには本来、5つの種目があります。雪山の自然地形で行われる「インディビジュアル」、短縮版の「スプリント」、男女ペアで闘う「ミックスリレー」、登りのみの「バーティカル」、長距離の「チーム」です。

このうち、オリンピックで実施されるのは以下の3種目です:

  • 男子スプリント
  • 女子スプリント
  • 混合リレー

スプリントは短時間で高強度のレースとなり、混合リレーは男女1人ずつがチームを組んで競い合います。オリンピックで実施される種目は、ゲレンデ内に設置されたコースで行われます。雪山で行われるのがスキーモ本来の姿ですが、ゲレンデ内のほうが観客と選手の距離が近く、メディア放映などもしやすいため、スキーモの魅力を広く知ってもらえる利点があります。

競技形式と予選の流れ

スキーモの予選は各組6人ずつ、計3組で行われます。選手はオリンピックスプリントランキングに基づいてスタートラインに並び、マススタート(一斉スタート)でレースを実施します。各組上位3人に加え、各組で敗退した選手の中からタイム上位3人(ラッキー・ルーザー)が準決勝に進出となります。

個人スプリント種目は、予選、準決勝、決勝が行われ、段階的に進行していきます。一度敗退しても、タイムが良ければ次のラウンドに進出できるシステムは、競技の公平性と緊迫感を高める工夫といえるでしょう。

オリンピック採用の背景―男女平等と観戦性

スキーモがミラノ・コルティナ2026の新競技に選ばれた背景には、男女平等と観戦性向上という大きなテーマがあります。スプリント種目が男女両方採用され、混合リレーでも男女が対等に競い合うことで、冬季五輪における男女平等がさらに進むことになります。

また、短時間で決着がつく競技形式と、トランジットなどの目まぐるしく変わる展開は、テレビ放映やライブ配信での視聴者の関心を引き付けやすくなっています。新しい競技の採用は、冬季五輪全体の活性化と、より多くの人々への競技の普及につながると期待されています。

欧州での人気と成長

スキーモは、特に欧州で人気を集めています。山岳警備隊の訓練に端を発した競技であるため、アルプス地域を中心にスキー愛好家の間で急速に広がりました。今では冬の競技の中で「最も伸びている競技の一つ」として認識されており、各国での競技人口も増加傾向にあります。

このオリンピック採用により、スキーモの認知度はさらに高まり、世界中のスキー選手や冬季スポーツ愛好家からの関心が集まるでしょう。

本日夕方から競技開始―放映予定

スキーモの競技は、本日夕方からいよいよ開始されます。日本国内でも複数のメディアで放映予定であり、日本代表選手の活躍も大きな見どころとなっています。SNS上では、新競技スキーモへの注目度がかなり高まっており、オリンピック開催前からすでに盛り上がりを見せています。

スキーの技術、登山の知識、そして瞬時の判断力が交錯するスキーモは、冬季五輪の新しい顔として、多くのファンを魅了すること間違いありません。本日の競技開始を、ぜひ注視してください。

まとめ

ミラノ・コルティナ2026における唯一の新競技「スキーモ」は、山岳警備隊の訓練に端を発した、登山とスキーの融合競技です。高速トランジットの迫力、短時間での高強度レース、男女平等の推進、そして欧州での高い人気度などが、この競技をオリンピックの舞台へと導きました。本日夕方からの競技開始に向けて、SNSでも大きな期待が寄せられています。スキーモが冬季五輪の転換点となり、新たなスポーツ文化をもたらすことに注目です。

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