新日本プロレスの“エース”棚橋弘至、2026年1・4東京ドームで現役引退! 社長に専念し、有田哲平&中村獅童がゲストで登場

プロレス界に大きな波紋を投げかけているニュースが飛び込んできました。新日本プロレスの“顔”ともいえるエース、棚橋弘至が、2026年1月4日の東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」をもって、現役選手としてのプロレス人生に終止符を打つことが正式に発表されました。

この発表は2024年10月の両国国技館大会で行われ、以来、プロレスファンの間で大きな話題となっています。そして今、その引退大会の注目ポイントとして、地上波テレビの放送席に有田哲平さんと中村獅童さんがゲストとして登場することが明らかになり、さらに注目が集まっています。

棚橋弘至、2026年1・4で現役引退を決断

棚橋弘至は、新日本プロレスの黄金時代を支え、暗黒期を乗り越えてV字回復を成し遂げた立役者の一人です。2023年12月には、新日本プロレスリング株式会社の第11代代表取締役社長に就任。選手でありながら社長という“二刀流”で、2年間の準備期間を経て、2026年から本格的に社長業に専念することを決めました。

引退を発表したのは2024年10月の両国大会。試合後にマイクを握り、「2026年1月4日の東京ドーム大会で、現役選手としてのプロレスを引退します」と宣言。ファンからは驚きと惜しみの声が相次ぎました。

「プロレスはいつまでもやりたい」という言葉を何度も口にしてきた棚橋。しかし、親会社ブシロードの木谷高明社長(オーナー)から「新日本プロレスの社長になってくれないか」と直々に打診されたことが転機となりました。当初は「選手はあと1年で引退を」と言われたそうですが、「全国のファンの皆さんに感謝を伝えきれない」と懇願し、2年間の猶予をもらい、現役を続けながら社長としての準備を進めてきました。

「W字回復」を目指す社長としての新たな挑戦

棚橋は、社長就任にあたって「形だけのお飾り社長ではなく、きちんと数字を見て、人を食わせることができる社長になってほしい」と木谷オーナーから言われたと語っています。この2年間は、選手としての最後の舞台を飾ると同時に、会社をより強くするための“準備期間”だったのです。

新日本プロレスの社長は、旗揚げのアントニオ猪木さん、坂口征二さん、藤波辰爾さんと、レスラー出身の社長で始まりました。その後は専任社長が続きましたが、棚橋の就任でレスラー社長が19年ぶりに復活。彼自身も「大政奉還」と表現し、責任の重さを痛感している様子です。

引退後は、社長としての“勝負”が本格的に始まります。プロレスファンだけでなく、業界関係者やメディアも、棚橋がどのようなビジョンで新日本プロレスを導いていくのか、注目しています。

引退大会の注目ポイント:地上波ゲストに有田哲平&中村獅童

そんな棚橋弘至の引退を彩る重要な要素の一つが、2026年1月4日の東京ドーム大会のテレビ中継です。東スポWEBによると、この大会の地上波中継の放送席に、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平さんと、歌舞伎俳優の中村獅童さんがゲストとして登場することが決定しました。

有田哲平さんは以前からプロレスファンとして知られており、新日本プロレスの試合をよく観戦していることで有名です。一方の中村獅童さんも、歌舞伎の世界とは一線を画す“意外な一面”として、プロレスや格闘技に造詣が深いことで話題になっています。

この2人が放送席に並ぶという構成は、プロレスファンだけでなく、一般のテレビ視聴者にとっても新鮮な驚き。プロレスの熱気と、芸能人・文化人の視点が交差する、まさに“超豪華”な放送席が実現します。

24年ぶりのプライム帯地上波放送でさらに注目度アップ

今回の「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」は、地上波テレビでプライムタイムに放送されることが大きなポイントです。なんと24年ぶりのプライム帯地上波放送という、新日本プロレスにとっても記念すべき出来事です。

プライムタイムの放送は、プロレスを知らない層にも届きやすく、新規ファンの獲得や、プロレス文化のさらなる広がりにつながることが期待されています。その中で、有田哲平さんと中村獅童さんがゲストとして登場することで、視聴者の興味をさらに引きつける効果が見込まれます。

プロレスの解説や実況に加えて、有田さんのユーモアあふれるコメント、中村獅童さんの文化的な視点からの分析が交わされれば、単なるスポーツ中継を超えた、エンターテインメント性の高い番組になるでしょう。

棚橋弘至の引退までの“ファイナルロード”

棚橋弘至の引退までの道のりは、「棚橋弘至 FINAL ROAD」という特設サイトでも紹介されています。2025年から2026年1月4日までの試合やイベントが、次々と発表されており、ファンにとっては最後まで彼の姿を目に焼き付ける貴重な機会となっています。

引退を前にした棚橋は、インタビューで「残り試合が少なくなっていく中で、1試合1試合を大事に闘っていく気持ちも自分では気づかないところで出ているのかなと思いますね」と語っています。ファンの応援が原動力であり、リングから見えるファンの笑顔や熱狂が、彼を支えてきたのです。

また、引退後の展望についても触れ、「家族との時間を増やしたい」という思いとともに、「もともとボディビルが好きだったのでボディメイクとか、フィジークの大会に出場するなど新しいことに挑戦したい」と話しています。プロレスラーとしての人生を全うした後も、新たなステージで活躍していく姿が期待されます。

チケット情報も注目の的

2026年1月4日の東京ドーム大会のチケットは、すでに多くの席種が完売。特に「棚橋弘至引退特別シート(特典付)」は100万円という高額チケットながら、残りわずかとなっており、その人気の高さがうかがえます。

ファンにとっては、棚橋弘至の最後のリングを生で見られる、一生に一度の機会。東京ドームが満員になることはほぼ確実で、歴史的な一夜が繰り広げられることは間違いありません。

プロレス界に残す大きな足跡

棚橋弘至は、新日本プロレスのエースとして、数々の名勝負を残してきました。G1 CLIMAXでは3度の優勝、東スポプロレス大賞MVPも4度受賞。真壁刀義とのタッグで「WORLD TAG LEAGUE」を制覇し、IWGPタッグ王座も獲得。2017年の重傷からの復帰後も第一線で活躍し、人気必殺技「こけし」で多くのファンを魅了してきました。

彼の存在は、単なる選手を超えて、新日本プロレスそのものの象徴ともいえるもの。引退後も、社長としてプロレス界を支える立場に変わりますが、その背中を追ってきた選手たちや、これからプロレスを始める若者たちにとって、大きな目標であり続けるでしょう。

まとめ:エースの引退と、新たな幕開け

2026年1月4日、東京ドームで行われる「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」は、単なる引退試合ではなく、新日本プロレスの歴史に刻まれる“節目”となるイベントです。

エースとしての最後の舞台に、有田哲平さんと中村獅童さんという豪華ゲストが加わることで、プロレスファンだけでなく、テレビの前で見ている多くの人々にとっても、忘れられない一夜になることでしょう。

棚橋弘至の引退は、終わりではなく、社長としての新たな挑戦の始まり。そして、新日本プロレスの未来を担う選手たちにとっても、大きな刺激となるはずです。プロレス界の“W字回復”を成し遂げた男の、次のステージに、今後も注目していきたいと思います。

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