MLB速報:大谷翔平、フィラデルフィア・フィリーズ戦で「1番・投手兼DH」—107年ぶり歴史的偉業達成

■歴史的なポストシーズン開幕戦

2025年10月4日(現地)、アメリカ・ペンシルバニア州のシチズンズ・バンク・パークで行われたMLBナショナルリーグ・ディビジョンシリーズ第1戦。ロサンゼルス・ドジャースは東地区の強豪フィラデルフィア・フィリーズとの大一番に臨みました。この試合で特に大きな注目を集めたのが、大谷翔平選手の「1番・投手兼DH」という形での出場です。MLB史上、プレーオフで「先発投手が1番打者かつDH」として出場するのは初めての快挙となりました

■二刀流の偉業、ベーブ・ルース以来107年ぶり

大谷翔平選手がポストシーズンに投打「リアル二刀流」で出場するのは、自身初にして、MLB全体でも1918年のベーブ・ルース以来107年ぶりの歴史的偉業です。1番打者として先発登板するのはポストシーズン史上初めてで、PSで「8、9番以外の打順に投手が入る」ケースは18年ワールドシリーズのルース以来となります。この二刀流出場のニュースは、全米の野球ファンだけでなく、日本国内でも大きな話題となっています。

■ロバーツ監督のコメントと采配

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「大谷は人生そのものが大舞台のためにある」と語り、大谷の「リアル二刀流」での起用に全幅の信頼を寄せました。さらに、佐々木朗希投手をクローザーとして起用する見通しで、大谷—佐々木の日本人リレーという新たな歴史を作ろうとしています。監督は記者会見で「これまで誰も成し遂げていない前人未到の道だ」とし、ポストシーズンでの二刀流大谷の起用に強い自信を示していました

■絶好調の大谷、レギュラーシーズンでさらなる快挙

大谷翔平選手は今季、ワイルドカード初戦での先頭打者本塁打をはじめとした好調を維持しており、レギュラーシーズンでは自身最多となる55本塁打をマーク。さらに投手としても約2年ぶりに本格的に復帰し、防御率2.87という圧巻の成績を収めています。この二刀流の完全復活が、2025年プレーオフへの追い風となっています

■フィリーズ:打撃2冠の強力チームが立ちはだかる

対戦相手のフィラデルフィア・フィリーズは、カイル・シュワーバー外野手が56本塁打・132打点で本塁打王・打点王の二冠を獲得するなど、打撃陣が強烈です。今季のドジャース対フィリーズの直接対決では、ドジャースが負け越しており、戦術面での修正や強力な投手陣による攻略がカギとなります

■注目の日本人選手たち

  • 山本由伸投手:2025年シーズンを支える主力投手としてフィリーズ打線への対策と奮闘が求められます。
  • 佐々木朗希投手:クローザーとして起用される予定で、大谷との日本人投手リレーが注目ポイントです。

■ポストシーズン日程・放送予定

ディビジョンシリーズ初戦(現地2025年10月4日、日本時間5日)はフィリーズの本拠地シチズンズ・バンク・パークで開催されました。以降も「2試合→2試合→1試合」のホーム&アウェー形式で進行します。
日本ではJ SPORTSなど主要スポーツチャンネルで生中継・録画放送が予定されており、多くの野球ファンが注目の一戦に釘付けとなる見込みです。試合は多くの放送局で日本時間午前7時30分からスタート、午後5時から再放送も組まれています

■プレーオフの見どころと今後の展望

2025年地区シリーズは、ドジャースの二刀流・大谷翔平、そしてMLB屈指の打撃力を誇るフィリーズが激突する、注目度MAXの対決です。
米国でも「予測不能の大舞台」として熱視線が送られており、快進撃を続けるドジャースが今季直接対戦で苦杯をなめたフィリーズへどう立ち向かうのか、そして大谷翔平がどこまで歴史を書き換えるのかが大きな焦点となります。

■大谷翔平が刻んだ新たな記録

  • ポストシーズン史上初、1番投手兼DHでの出場
  • 1918年のベーブ・ルース以来となる「投打二刀流」出場(約107年ぶり)
  • レギュラーシーズン自己最多55本塁打、防御率2.87

MLB史にその名を刻み続ける大谷翔平。2025年のポストシーズンでの新たなヒーロー伝説の幕開けに、ファンからの期待は最高潮に高まっています。野球界最大のイベントで、どんなドラマが生まれるのでしょうか。フィリーズとの決戦、その一挙手一投足に今後も目が離せません。

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