2025年大相撲九州場所 番付発表―番付上位と注目力士をやさしく解説
2025年10月27日、日本相撲協会より大相撲九州場所の新しい番付が発表されました。今場所も多くの力士がそれぞれの思いを胸に、福岡国際センターの土俵でし烈な戦いを繰り広げることとなります。本記事では、番付上位の動向や注目力士、そして会見で語られた本音など、九州場所をより楽しむためのポイントをわかりやすくまとめます。
九州場所のスケジュールと舞台
- 場所:福岡国際センター
- 初日:2025年11月9日(日)
- 観戦チケットはすでに完売。会場の熱気が期待されます。
横綱・大の里 二所ノ関部屋の新時代リーダー
今回の九州場所では、大の里が2場所連続で東の横綱の正位を占め、横綱としての大きな存在感を示しています。
先場所で横綱昇進後、初めての優勝を飾った経験をふまえ、記者会見では「横綱で初めて優勝した場所はほっとしたし、うれしかった。あの経験を何度もするためにも今回の九州場所は大事になる」と語っています。次なる目標として「4回目の優勝」を公言し、並々ならぬ意欲を見せているのです。
- 大の里が4度目の年間優勝(V4)を達成すれば、照ノ富士以来、和製力士としては貴乃花以来29年ぶりという歴史的快挙となります。
- 状態について問われると、「しっかりと基礎を固めて初日に間に合わせる」と体調面も順調であることを強調しました。
新関脇 安青錦、躍進の理由と決意
今場所、ファンが大きな期待を寄せるのが、4場所連続11勝という驚異的な安定感で新関脇に昇進した安青錦です。
安青錦は会見で「自分自身、まだ満足していない。上の番付を目指して頑張りたい」とさらなる高みを目指す意欲を示し、大関の足場固めという覚悟をにじませました。
- 四つ相撲や厳しい稽古への取り組みが各界からも評価されており、若手ホープの一人として実力者入り。
- 九州場所では、関脇の地位を大きく上回る活躍が期待されています。
山梨の星・竜電、新たな挑戦
地元山梨県甲府市出身の竜電は、今場所東前頭14枚目としてエントリー。力強い相撲で勝ち星を重ね、山梨の相撲ファンからも熱い声援が送られています。
- 再び上位をうかがう活躍ができるか、注目を集めています。
大関・琴桜―復調をかけた戦い
大関経験者の琴桜も今場所は東の大関に戻る形となっています。前場所は勝ち越しながら途中休場となりましたが、今場所で完全復調を果たせるかが注目されています。
幕内・十両の新陣容と昇進争い
十両の最上位には、惜しくも幕内昇進を逃した実力者たちが名を連ねています。幕内から落ちた力士たちは、すぐにでも返り咲けるだけの実力を持っており、激戦が予想されます。
- 日翔志:新入幕で7勝8敗という成績も、今場所は十両に逆戻り。
- 藤青雲:10勝5敗の好成績でも、西十両筆頭止まり。
- 朝白龍:十両優勝の13勝2敗で、西2枚目まで。
- 朝乃山:大関経験者。左膝の大けがから復帰し、再び幕内復帰を視野に入れています。
幕下・新十両にも注目
今場所、日向丸と藤凌駕、2人の新十両力士が15日間連続で取組に挑戦します。また、人気幕内経験者の炎鵬も西幕下17枚目へと番付を上げており、小兵力士の逆襲も楽しみな材料です。
番付表と入場券情報
日本相撲協会の公式発表によると、2025年11月場所の入場券は完売となっています。会場の盛り上がりも予想される中、テレビや各種メディアでも盛大な報道が予想されます。
今場所の注目ポイントまとめ
- 大の里の4回目の優勝と29年ぶり快挙達成なるか
- 安青錦の大関昇進に向けた足場固め、さらなる躍進
- 地元・山梨出身竜電の活躍と再浮上への道
- 幕内の維持、ジャンプアップを目指す十両・幕下の実力者たち
- 入場券完売、会場に満ちる熱気と相撲人気の高さ
各力士からのメッセージや舞台裏
番付発表時の記者会見で、多くの力士たちが今場所への意気込みや想いを語っています。横綱・大の里は「基礎基本をしっかりやることで、初日に合わせていきたい」と語り、内に秘めた覚悟と計画性をにじませていました。
また、新関脇・安青錦は記録だけでなく、その経過や気持ちに妥協がなく、「次は大関」を目標に据えていることを強調しています。
歴史に残る場所へ―ファンへのメッセージ
大相撲九州場所は、歴史と伝統を持つ国技の祭典です。
番付発表は始まりの合図であり、多くの力士、支える部屋、そして応援するファン一人ひとりの思いが混じり合い、“今年最後の熱い戦い”が紡がれます。
冷え込んでいく福岡の空の下で、力士たちの汗と情熱が舞い、どんな名勝負・ドラマが生まれるのか、心待ちにしましょう。
まとめ:九州場所の見どころをチェック!
- 大の里が横綱の威信をかけて4度目のVを狙う
- 安青錦が関脇からさらに躍進し大関昇進の足場を固める
- 竜電、朝乃山をはじめ地元や復帰組にも熱視線
- 新十両、幕下から昇進を狙う若手力士の台頭
これからの15日間、誰が主役になり、新たなヒーローが誕生するのか――大相撲九州場所2025年は、時代の節目と共に“新たな興奮”を私たちに届けてくれるでしょう。



